サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

モロッコ子連れサンティアゴ巡礼後の旅/カサブランカ

WRITER
 
626モロッコ マラケシュ 下町タクシー中から
この記事を書いている人 - WRITER -
「学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳次女と10歳の弟を連れ、サンティアゴ巡礼(カミーノ)の旅へ行くことにしました。私は英語もろくに話せず、そんな体で子ども二人を連れ、海外の巡礼に行くなんて…、巨大なチャレンジでした。けれど、なんとかして現状の流れを変えたかったのでした。歩き始めの頃は、背中のバックパックが重く、足元はふらつき、疲れと不安のかたまりでした。果てしなく続く長い道のり、日照りや雨風、時には雪!、ごろごろの石道、泥道、草や木に囲まれ、自由に歩きまわる動物、見知らぬ町、様々な国の人々と出会いと別れ、そしてひたすら、ひたすらに歩く日々でした。しかし巡礼終盤になると、子どもたちは、自然の声を、心と身体で聞いているかのようでした。そして『カミーノの住人』と言えるような自由さで、旅の不自由を楽しんでいました。歩いた距離は930km、かかった日数は60日間でした。
詳しいプロフィールはこちら

バルセロナで宿探し

 

サンティアゴ巡礼・カミーノを歩き終えた後、巡礼仲間のホセを訪ね、地中海に浮かぶメノルカ島へ渡りました。

そこで、シーフード料理を堪能  ( ロブスタースープ)しました。

さらに、サン・ファン馬祭りに参加することが出来ました。

「せっかくここまで来たのだから、モロッコへ行ってみるといいよ!」

と、巡礼仲間のピノやホセの勧めもあり、モロッコ行き飛行機の予約をしました。出発地は、バルセロナ空港からでした。

メノルカ島の港から、バルセロナに向かう船に乗りました。

午前11時から午後7時までの昼間8時間の航海、海をたっぷりと眺める時間がありました。

時々、海鳥が飛び交う姿が見えました。

水平線の彼方を見ながら

623メノルカ島 Menorca バルセロナ船から眺め2

人間も動物ならいいのに…。動物は人間より知能が低いから、でも、かえって何も考えないで普通のことをしている…。

Den

とつぶやきました。

そうだね。ある意味、動物はいいよね、迷ったり比べたりなんてしないものね。

Kumi3

Denは、学校のこと、スポーツクラブの実力の順列、習い事、欲しいもの、やりたいこと、やりたくないこと…、あれこれ考えていたようでした。10歳でも、大人同様、いろいろと悩み事はあるのでした。

H623メノルカ島 Menorca〜バルセロナ船上見える景色

あ!バルセロナが見えたよ!!

 

623バルセロナ港コロンブス

バルセロナのシンボル、コロンブスの像がはっきりと見えてきました。

 

今、19時半でした。スぺインの日暮れは21時半ぐらいです。暗くなる前に今晩の宿を探さないといけません。

 

626 バルセロナ 港まで歩き12

ランブランス通りに向かいました。

宿を探しながら歩きました。目にしたYH=ユースホステル(アルベルゲ/ゲストハウス)の看板に入っていきました。

すると、そこのスタッフは

「Full!(満員!)」と言いました。

しかし「2軒先へ行ってごらん。」

と、別のアルベルゲを教えてくれました。

そこへ行くと、

「Full!(満員!)」

そこもいっぱいでした。

なんか、レセプションのおじさん、目がキョロキョロしてて変!

Chai

早々に退散しました。ここは、大都会のバルセロナでした。メノルカ島の町なかのような、のんきな佇まいとは明らかに異なりました。本能的に肩掛けのカバンをギュッ!と抱え、繁華街の雑多な人々とのすれ違いに備えました。

その通りは、アルベルゲやホステルの看板がいくつもありました。

「サン&ムーン/Sun & Moon」というホステルに入ってみました。

レセプションは、ドミトリー6人部屋が空いている、という事でした。

金額は、一人20ユーロでした。

カミーノの時のアルベルゲは一人5ユーロ程だったから、かなり高いわ~。でも、ここはバルセロナだから仕方ないね。とにかく部屋を決めて安心したいわ~。

Kumi3

と宿泊をお願いしました。

626バルセロナ アルベルゲ ベッド

二段ベッドが三つある部屋を、案内されました。

下の段を三人、それぞれ確保しました。その後、宿泊者は来なかったので、部屋は私たちで貸し切り状態でした。

ひと段落すると

ねえ、スタッフの人、ディナーフリーブレックファストフリーって言ったよ。

Chai

というのでした。

ほんと?

Kumi3

私は、お金を支払いながら3人のパスポートナンバーを書いたりと、アタフタしていたので、よく聞き取れていませんでした。

レセプションへ確認しに行くと、

「そうだよ!21時半にここへおいで。案内するよ。」

と言いました。こんな時、Chaiの英語の聞き取りの良さに助けられました。

626バルセロナ アルベルゲ夕食

ゲストハウスのお兄さんに付いて行くと、いま閉店になったバルが、ゲストハウス宿泊者のために、再オープンしました。

626バルセロナ アルベルゲ夕食パスタ626バルセロナ アルベルゲ夕食 3

ちょっと、お店の残りものっぽい感じで、パサパサしたパスタでしたが、無料とは有り難い!

 

翌朝、日が昇り窓から外を眺めると、窓は全て頑丈な網が掛かっていました。

626バルセロナ アルベルゲ窓景色

防犯がしっかりしているってわけね!

Kumi3

 

626 バルセロナ アルベルゲ朝食1626 バルセロナ アルベルゲ朝食パンジュース12

朝食は、ゲストハウス内の食堂で、パンとシリアルと飲み物が無料でした。

好きなだけ食べて良いのですが、移動日はトイレが近くなると困るので、少し控えめにしました。3人とも、今までの旅で学んだのでした。

 

626バルセロナ アルベルゲ朝食 トースター

これ、おもしろーい!

Den

このトーストマシーンは、ベルトコンベヤーみたいに、パンが焼けて出てくるのでした。

 

 

 

モロッコ行きのガイドブック

 

今日は、モロッコへ移動する日でした。

困ったことに、モロッコに関して何も情報がありませんでした。カミーノであれば、道標があり、様々な国の人が歩いているので何とかなるという感覚がありました。

しかし、今回の移動は、初めて行くアフリカ大陸、しかもイスラム文化のモロッコとなると、言葉もわからず、もし子どもたちと離れたら、どこに連絡しどこへ行ったらいいやら、さっぱり見当が付きませんでした。(2010年当時、スマホを使っていない…。)

メノルカ島に居る時から、モロッコのガイドブックを探していたのですが、手に入れることが出来ませんでした。

まずいわ~。もう空港へ行く時間だわ~。

Kumi3

出発直前に、このゲストハウスのリサイクルコーナーをのぞくと

 

626モロッコガイド本

なんと!

スペインポルトガル&モロッコという本がありました!

神様!ありがとう~!!

ホッとした気持ちで、バルセロナ空港行きのバスに乗ることが出来ました。

626 バルセロナ町 港まで歩き風景

バスの窓から、景色を眺めました。

626 バルセロナ町 港まで歩き円形ビル

スペインとお別れだね~。

Chai

 

626 バルセロナお菓子屋2

スペインのお菓子屋さん、大好きだったよ!

Den

 

 

 

ギターを背負って聞かれること

 

626バルセロナ 空港12

バルセロナの空港に着きました。

Chaiは、いつものバックパックのほかに、ギターを背負っていました。メノルカ島で巡礼仲間のホセがプレゼントしてくれたものでした。

そのため行く先々で、バルセロナ空港のロビー、モロッコの町、帰りのフランス空港 ….etc.

「お前はミュージシャンか?」

と何人にもに聞かれました。

そのたびにChaiは

これは、巡礼仲間がカミーノを歩いた記念にプレゼントしてくれたものです。

Chai

と、英語を並べては答えていました。

しかし何度も何度も、挨拶がわりに聞かれるので、

終いには、

「やあ、君はミュージシャン?」

と聞かれれば…

イエース‼

Chai

と笑顔で答えるようになっていました。

帰ってから、練習するんだからいいよね。ウフフ!

Chai

 

ロイヤル・エア・モロッコの愉快な旅

 

バルセロナ空港に着いた私たちは、搭乗手続きに全力投球でした。

ゲストハウスのパソコンで、旅行会社からのメールを確認しました。そこには搭乗手続きのための E -チケットが送られてきました。しかし、私たちはそれを紙にプリントすることが出来ませんでした。

それで、腕にボールペンでタトゥーのようにフライトの予約番号「X2RDLW」と書いておきました。

こんなので大丈夫かしら?でも、これだけが頼りよ~。

Kumi3

私たちは、ロイヤル・エア・モロッコのカウンターへ行きました。

受付で、腕のボールペンタトゥー番号を示すと

「OK~!」と笑顔で!

問題なくチケットを発行してくれました。

よかったね!

Den

それからバックパックを預けました。カミーノで買った思い出のナイフが入っていたので、機内持ち込みが出来ないのでした。

荷物を預けたあと、両替所に行きました。

500ユーロをモロッコの通貨、dh(ディルハム)に換えました。

手元に来た金額は、4690ディルハムでした。

€1 =  9.38dh(ディルハム) = 130円  

でした。(2010年当時)

水を調達してから、飛行機に搭乗するための列に並びました。私たちのすぐ前に並んでいたモロッコ人の男の人が、優しそうだったので声を掛けてみました。

すみません、カサブランカの空港から、カサブランカの市内まで行きたいです。どうやって行くのが良いですか?そして、手ごろな宿を見つけたいです。

Kumi3

と聞いてみました。

すると

「電車がいいよ。降りる駅はカサ・ポートね。そして、駅にはたくさんのタクシーの客引きがいるけれど、それには乗ってはいけないよ。赤い表示のタクシーを探して乗ってね。そして、リーズナブルなホテルのあるところに行きたい、と伝えてね。」

サンキュー ・ベリーマッチ!

Chai

「僕はカサ・ポート駅の近くだから、もし旅に余裕があれば寄ってください。僕の名前はシモンと言います。ここに電話番号を書いておくね。」とまで言ってくれ、メモを渡してくれました。

ありがたいなぁ!

Kumi3

これから始まるモロッコへの旅の、不安と緊張が少し和らぎました。

 

列が動き、私たちは、ロイヤル・エア・モロッコの機内に入り座席に座りました。機内は、子ども、特に赤ちゃん連れが多いのでした。

いよいよ飛行機が離陸しました。

ゴゴゴゴ~ッ!

うわ~、ギャ~!

飛行機が気流にかかりました。

ゆらゆら~!

すると大人も子どもも

わあ~!オオッ~!オンギャ~!

とその都度、激しく騒ぎ反応するのでした。

なんか、大人もうるさいんだね!

Den

 

626エアモロッコ 食事 カミーノ後子連れ旅

機内食は、チキンサンドイッチベジタリアンサンドイッチかを聞かれました。左側のはスパイシーな豆ペーストが入っているエンパナーダ(パイ)でした。

モロッコは、宗教上の理由で食べられない肉があるのね。チキンは無難なのね~!

Kumi3

 

626モロッコ航空 飛行機

カサブランカの街が見えてきたね。やっぱり砂漠に近いのかな。緑が少ないね~。

Chai

飛行機は、着陸態勢に入りました。

ゴゴゴゴゴゴ~ッ!

無事、着陸しました。

イェ~イ!!  オンギャ~!!

パチパチパチパチパチパチ~!!                                               

大歓声と拍手喝采が起きました。その大騒ぎに、私たちも思わす笑ってしまい、手を叩いて参加しました。

まるでアトラクションの乗り物のような、愉快な2時間のフライトでした。

 

遂にモロッコ上陸~!

入国手続きの列に並びました。なかなか列が進まず、結局1時間半並んでいました。

 

626カサブランカ空港 荷物まち カミーノ後子連れ旅

そのあと、やっと荷物を受け取りました。

よかった!バックパック出て来たよ~。いつも、ドキドキしちゃうんだ

Den

 

モロッコの電車に驚いた!

 

次なる関門は、空港からカサブランカ市内に入り、今日の宿を探す事でした。

まずは、バルセロナ空港でモロッコ人のシモンから教わったように、電車の表示を見ながら進みました。

切符売り場を見つけ、カサ・ポート駅までの切符を買いました。

 

このホームに来た電車に乗ればよいと言われ、荷物を抱え待っていました。

電車が到着、ドアが開きました。

プシューッ!

すると…、

ビックリ!

開いたドアが荷物で埋まっていました。

荷物が多すぎて乗れないよ~!

Den

それでも、ホームで待っていた人々は乗り込むのでした。

この電車に乗るのよ、それっ!

Kumi3

それは、日本の満員電車のギューギュー詰めとは違うものでした。荷物をかき分け登るように乗りこみました。

こんなのいいのかな?踏んづけちゃうけど、ヒトの荷物...。

Chai

プシュッ~!

電車のドアが閉まりました。

みんな、虫みたいに荷物にしがみついた状態でしたが、電車が発車するとなんとなく足が床に着きました。少々変な恰好でしたが、なんとかやり過ごしていました。まわりの人々も、窮屈はお互い様!という感じで立つ位置を確保していました。

この電車の乗客は、全てモロッコの地元人でした。

ふと気づくと、ChaiとDenが潰れないようにと、電車のドアに手を突っ張って、さりげなく隙間を作ってくれているおじさんがいました。

そうだ!という顔をしたChaiが

モロッコで「ありがとう」は、なんて言いますか?

Chai

するとおじさんは

「ショコラン!」とニコニコして教えてくれました。

揺れる電車の中で押されると、潰されないように他のおじさんも、気にかけてくれました。その度に

ショコラン!

Den

私たちの降りる駅になりました。いま荷物に貼り付くように乗っている、反対側のドアが開きました。

ひえっ、あっち側から降りるの⁉

Kumi3

バックパックを掴み、荷物を乗り越え踏み越えて行くと、誰か荷物をよけてくれ、他の降りる人と揉まれながら、なんとか3人は無事、ホームに降り立ちました。

ふうう~!やっと電車から解放された~。

Den

 

モロッコの赤い文字の公式タクシー

 

カサ・ポート駅の改札を出ました。

すると、シモンの言うとおり、タクシーの客引きが私たちを取り囲みました。

Chai、Den!赤い表示のタクシーを探してっ!

Kumi3

あった、あそこ!

Chai

私たちは、駅前のロータリーの向こう側に停まっている赤い文字のTAXIを見つけ、そこへまっしぐらに向かいました。

運転手のおじさんは親切そうでした。窓を叩いて、ドアを開いてもらいました。

おじさんは「ホテルのある繁華街まで40dh(380円)だ。」と言いました。

もう少し、ディスカウント~!プリーズ!!

Kumi3

相場は分からないのですが、言いなりの金額というのも…という気がしたので、手の平を下にして

「下げて下げて~のゼスチャー」をして見せました。

すると

「30dh(280円)でいいよ!」

と快くディスカウントしてくれました。

タクシーに乗り込むと、安堵感で

ふうう~!

私たちは、タクシーの運転手さんに、リーズナブルな価格のホテルがあるエリアをお願いしました。

626モロッコ マラケシュ 下町スタクシー中から

タクシーのフロントガラスから眺める街の様子に目を見張りました。

人々、街並み 、建物….etc

遂にモロッコに来たわ!いったい何が待っているのかしら?ワクワクするけど、ちょっぴり怖い感じもするわ~!

Kumi3

 

626モロッコ カサブランカ 街並み車駐車

「このあたりでどうだい?」

運転手さんは、車を歩道に寄せてくれました。ホテルが軒を並べていました。

私たちが降りると、バックパックを下ろすのを手伝ってくれました。

ショコラン!

Chai

 

カサブランカのホテル探し

 

タクシーから降りて、バックパックを背負い歩き出しました。

目に入ったホテルの看板を見て、レセプションに向かいました。

私たち3人です。一部屋いくらですか?

Kumi3

と聞くと

「一泊 500dh(ディルハム)です。」

と言われました。

うーん、日本円で4500円か~。モロッコはもっと安いはずだわ。他を探してみよう。

Kumi3

 

2つ目のホテルは、気さくなおじさんが

「一部屋 165dh(約1500円)だよ。」と言いました。

部屋を見てみました。

626モロッコ カサブランカ ホテル内部

古い階段を上って行きました。部屋は3階にありました。

セミダブルとシングルのベッドがあり、部屋の中にシャワールームがありました。

お湯が出るかどうか、チェックさせてもらいました。

ちゃんと熱いお湯が出るよ。ここいいかも‼

Chai

 

626モロッコ カサブランカ ホテル12

そこはTOURING HOTELといいました。

手ごろな値段と、感じの良いおじさんが決め手でした。

2泊お願いすることにしました。

626モロッコ カサブランカ ホテルお風呂2

うひゃひゃ!シャンプーで遊んじゃお!

Den

今までのカミーノのアルベルゲでは、部屋の外の共同シャワーを浴びていたので、部屋の中にあるシャワーは嬉しくて、はしゃいでしまうのでした。

626モロッコ カサブランカ ホテルベッド2

そして、2段ベッドではない普通のベッドも、これまた嬉しいのでした。

 

 

 

モロッコの物価探索

 

荷物を置いて、カサブランカの街に出てみました。

まだまだ、日差しは強く日暮れには2、3時間ありました。

626モロッコ カサブランカ 街並み

道すがらお菓子屋さんを見つけました。

暑いよ~。アイス食べたーい!

Den

というChaiとDenのリクエストにお応えして、冷たいお菓子を買うことにしました。

お菓子屋さんの冷蔵庫には、スペインの巡礼の時に食べていたハートのマーク、FRIGOのお気に入りのアイスクリームがありました。

ChaiとDenは、アイスの冷蔵庫からそれぞれ一本づつ手に取りました。店番のおじさんにお金を払いました。

おじさんは「ハイ、48dhね。(432円)」

といいました。

626 モロッコ カサブランカ アイス12

ええっ!高いわ、ホテル代だって一泊165dhなのに…。アイス2個がその三分の一の値段だなんて!。きっとボラれているわ!

Kumi3

おじさんに、もっとディスカウントお願いします~!

身振り手振りで伝えたのですが、おじさんは

「このアイスはどこでも同じ値段だよ!」と言っているようでした。

そ、そうですか…。

スーパーマーケット無いかな。値段調べしたいね!

Chai

賛成~!

私たちは、スーパーマーケットを探して歩き出しました。

626 モロッコ カサブランカ スーパースイカ2

見つけたスーパーマーケットは、スイカがゴロンゴロンと売っていました。平たいパン10dh、ラスク10dh、チーズ20dh、マンゴー3dh、メロン5dh、バナナ一房2dh、オレンジ3個2dh、チップス25dh、ビスケット8dh、ドライフルーツ10dh、水6ℓ  6dh、コーラ2本 4dhを買いました。支払いは丁度100dh(900円)でした。

1dhが9円とすると…、うーん安~い!

Kumi3

そして、アイス売り場の冷蔵庫をみると、先ほど食べたアイスクリームがありました。値段は、おじさんが言っていた通り、アイスクリーム1本、22dhでした。EUから輸入したものは。値段が高いのでした。モロッコ地元のアイスクリームは、4dhでした。

路地の屋台で、おじさんが変な果物?を売っていました。

気になって仕方ない私は、買ってみました。

おじさんは「サボテンだよ!2つで1dh。」と言いました。

 

626モロッコ 食用サボテン 甘い

こんな形をしていました。

 

626モロッコ 食用サボテンカット 甘いキウイのよう

ホテルへ戻り切ってみると、熟れた果肉が甘さの控えめなキウイフルーツのようでした。

みずみずしくて美味しいね、甘さが自然!

Chai

種を出して味を確かめるChaiでした。

タネを全く気にしないでザクザク食べる私に

Denはいらない。ママは、何でも食べれるね!

Den

Den10歳男子は、食べ物に慎重なのでした。

 

 

モロッコ料理食堂で旅に思い巡らす

 

昨日は地中海のメノルカ島に居ました。地中海を船で移動しました。

昨夜はバルセロナで宿を探し、3軒目でチェックイン出来ました。

今朝はスペインのバルセロナの街からバックパックとギターを背負い午前6時半のバスに乗りバルセロナ空港へ移動。

そこから飛行機でモロッコに上陸、荷物満載のローカル電車カサブランカに移動。

客引きをよけて赤い表示のタクシーで市内へ。

カサブランカでホテルを探しチェックイン。ベッドに落ち着いたのは午後7時でした。

その後、スーパーマーケットで食料、日用品のの物価を調査…。

とまあ、昨日と今日は分刻みの忙しさと緊張の連続でした。

あ~、お腹すいたぁ!晩ご飯食べにいきた~い!

Den

ホテルの向かいの通りにアーケードがありました。そこにレストランや食堂がいくつも並んでいました。

626モロッコ カサブランカ 大衆食堂

どこがいいか行って戻って、しげしげと見てまわりました。

626モロッコ料理 チキン パン

鳥を丸ごとグリルしている食堂を見つけました。

1羽の4分の120dh(約180円)でした。チキンの他、オリーブのタレ、パン、ポテト、米が無料で付いてきました。

626モロッコ料理 シーフード揚げ

私は、隣の店でミックスシーフードフライをたのみました。67dh(約600円)でした。これには、パンや、ポテトは付いてきませんでした。ちょっとお得感がないけれど…。

揚げたてにライムをギューッ!と搾りました。

う~ん美味しい~!あらら、Chaiはあんまり食べてないね。どうしたの?

Kumi3

見るとChaiは、シクシクと泣いているのでした。

昨日から今まで、移動移動で目が回りそうに忙しくて、大変過ぎて考える暇がなかったけれど、こうやってモロッコにたどり着いて落ち着いてみると、ホセやピノやみんなが、どんなに有難かったか、思い出されて泣けてくる…。

Chai

Chaiは、今までの旅に思いを巡らせていたのでした。移動の時の緊張(はぐれないか、乗り遅れないか、スリに遭わないか、物を落とさないか‥。)の連続のあと、食堂でホッとした瞬間、今までどれほど守られて旅をしていたのかを、しみじみと感じていたのでした。

ああ、そうだったの…。ホントにね。ママも同じ思いだわ。これからは私たちだけになったね。カミーノみたいな道標もないわ。ここからがまた形が違った旅ね。自分の目で見て、耳を澄まして、感じながら決断していく旅になるわね。いいことも悪いことも、全部が自分の選択なのよね。私たちの手作りの旅ね!

Kumi3

3人は、今まで出会った人々のことや、助けられた沢山のエピソードを、話しながら食卓を囲みました。

食べ終わりお店を出ようとすると、食堂の主人が

「チキンとパン、ポテトの食べ残しを持って帰りな~。」と袋をくれました。

ショコラン!

Den

なんだか、この街は居心地がよい気がしました。

 

 

カサブランカ街探索

 

翌日は、カサブランカの街を自由気ままに探索しました。

何と言ってもアラビア語の文字看板が、面白いのでした。

626モロッコ カサブランカ テレブティック看板12626モロッコ カサブランカ テレブティック看板

これは、写真の現像、コピー、ファックスを送ってくれるお店の看板でした。

626モロッコ ユースホステル アラビア文字看板 

あ、アルベルゲの文字がある!

Den

たいてい、アラビア語、英語、スペイン語、フランス語で書いてあるね。

Chai

626モロッコ カサブランカ 丸い建物12

アラビア語の文字なのか模様なのか、わかんないよ~。

Den

626モロッコ マラケシュ 首飾り

お土産屋さんには、民族風のビーズのアクセサリーがいっぱい。

 

626モロッコ カサブランカ コーラ

カフェのコーラの文字が、これまた不思議な気持ちにさせられました。

 

 

『タイタンの妖女』日本語の本発見!

 

ツーリングホテルのロビーに、本や雑誌が置いてありました。それは、世界中の旅人が置いていった様々な国の雑多な本でした。その中に、一冊だけ日本語の本がありました。その本は

『タイタンの妖女』 早川書房

カート・ヴィネガット・ジュニア 著/ 朝倉 久志 訳 でした。

主人公が火星、水星、タイタン、そして地球へと、運命に翻弄されていく不思議な世界を描いたSF小説でした。

Chaiは、日本語が恋しくなったようで、手に取ると夢中で読み始めました。

その後、Denまでも読み出し、二人でその摩訶不思議な世界について語り合っていました。

今まで、サンティアゴ巡礼の日々では、毎日歩くという仕事がありました。そのあとメノルカ島に住む巡礼仲間のホセの家では、毎日がイベントのような賑やかな日々を送りました。

このモロッコへ来て、私たちはついに自分たちの旅を始めるのでした。

ここ、カサブランカでは特にすることも決まっていませんでした。移動時の煩雑さはあったものの、滞在後のゆったりと流れる時間は旅そのものでした。

日本では勉強や部活、ゲームが優先してしまって、きょうだいでこんな風に小説を読むこともないわね。歳も4歳違いだし。なんかいいわね~。

Kumi3

と微笑ましく感じました。

モロッコを発つとき、ホテルのおじさんは『タイタンの妖女』が私たちの忘れ物だと思い、玄関まで追って渡してくれました。私は、このホテルの思い出だな…、と思い、受け取って持ち帰ることにしました。

626 タイタンの妖女 モロッコ

ショコラン!

Kumi3

 

 

モロッコでサンティアゴ巡礼仲間に出会う

 

カサブランカの街で交差点を渡ったとき、日本人の男の人とすれ違いました。その時Chaiが、声を上げました。

あっ!あの人の帽子見て!ホタテマーク発見!!

Chai

その男の人の帽子には、サンティアゴ巡礼のトレードマーク、ホタテ貝のバッヂが付いていました。

カミーノ ホタテバッジ

ChaiとDenも同じものを帽子に付けていました。

あの~、カミーノを歩いたのですか⁈

Kumi3

と思わず声を掛けました。

626モロッコ カサブランカ 123j

「おお!君たちも行ったんだね!! そこのカフェでお茶でも飲みましょうか。」

その人はGOさん。自然や生き物のカメラマンでした。GOさんは、ケガで1年間歩くことが出来ませんでした。それで、歩けるようになったら、サンティアゴ巡礼の道を歩いてみようと思ったのだそうです。

 

モロッコの名物料理

 

626モロッコ ミントティー

近くのカフェでコーヒーをお願いしようと思ったのですが、GOさんは

「モロッコではミントティがポピュラーなんだよ。」と教えてくれました。

私たちは、初めてミントティをたのんでみました。

それは、ポットに熱々の状態で出て来ました。

暑い国なのに…、ちょっと意外でした。

そして、熱いお茶なのにガラスのコップというのも意外でした。

さらに飲んでみて

うひゃっ!すっごく甘いよ~!

Den

わ、こんな甘いお茶、無いわ~。

Kumi3

するとGOさんは

「はじめは甘すぎると思うのだけどね、暑さで消耗すると案外この甘さが、美味しく感じてくるのだよ。」と言うのでした。

その時は、こんなに甘いお茶、好きになれるかな?と思ったのですが、モロッコに滞在するうちに、どこに行っても出される、この緑茶をミントで爽やかにしたような芳香と濃厚な甘さが、クセになってくるのでした。

「モロッコに来て、タジンは食べたかい?」とGOさんが言いました。

まだです。食べてみたいナ~!

Chai

 

626カサブランカ タジーン モロッコ子連れ旅

私たちは、チキンのタジンをたのんでみました。量が多いようなので、3人で一つにしました。47dh(約400円)でした。

おいし~い!

Den

骨付きチキンにオリーブ、パプリカが乗っていました。スパイスが主張することもなく、肉も柔らかで食べやすいシンプルな味でした。お店の人は、私たちに3人に一つずつ、ポテトフライの山盛りを運んで来ました。

サービスいいのね!でも、パンだけで十分、食べきれないわ~!

Kumi3

泊まっているホテルの下の食堂でチキングリルを食べた時、パンとポテトと米が無料で付いて来たのを思い出しました。

ところが、会計の時に、一人8dhのポテト代がいつの間にか計上されていました。

あら~、勝手に付けられてしまったわ。注文が来たら、常に確認しないといけないね。

Kumi3

 

サハラ砂漠の行き方を教えてもらう

 

ミントティやタジンを食べながら、私たちとGOさんは、それぞれのカミーノのこと、日本のこと、モロッコのこと…、ずっとおしゃべりをし続けていました。そしてGOさんは言いました。

「モロッコに来たのなら、サハラ砂漠に行くといいよ。いや、絶対行ったほうがいい!! ラクダに乗って、砂漠のテントに泊まるのだよ。」

ラクダに乗るの?行きた~い!

Den

そうですか!サハラ砂漠へ行くには、どこでどうやって申し込んだらいいのですか?

Kumi3

「ここ、カサブランカからバスでマラケシュに移動するといいよ。そして、泊まったホテルやユースホステルでも申し込めるだろうし、マラケシュの繁華街を歩くだけで、客引きが「サハラサハラ!、キャメルトレッキング~!」と声を掛けて来るから。それでも、申し込むことが出来るよ。」とGOさんは教えてくれました。

明日、マラケシュに移動しようよ!

Chai

私たちは、モロッコでサハラ砂漠をラクダで行くコースがあるなんて、全く知りませんでした。巡礼仲間のGOさんが教えてくれて旅が動くことになりました。

カフェを出ました。

「じゃあね、サハラ砂漠、楽しんでね。ブエン・カミーノ!」とGOさん。

ナイスな情報、ありがとうございました!ブエン・カミーノ!!

Kumi3

ブエン・カミーノ!!

Chai

サンティアゴ巡礼を歩いた人同士の挨拶を、お互い心たっぷりに交わし、別れました。

 

モロッコの親切なお土産屋さん

 

そのあと、お土産屋さんに寄りました。Denは、木で作られたからくり箱に釘付けになってしまいました。

お店のおじさんが、箱の表面の板をずらし、逆さや横に動かすと、箱が開くのでした。

「ほらね。開いたよ。」と英語で言ってくれました。

Denがいくら同じようにやっても、箱はどうしても開かないのでした。

ああ~ん、何でだ~!もう一回!!

Den

何度も何度も、おじさんの手元を見て真似をするのですが、箱は開きませんでした。

そうしている間に、1時間が経っていました。お店のおじさんは、私たちに熱いミントティを入れてくれました。

そしてタネ明かしをしてくれました。箱の動かし方によって、中のひっかかりが動くのでした。

 

626モロッコ カサブランカ お土産箱2

面白ーい!Denはこれ、お土産に買いたい!

Den

オッケー!

こんなに長くお店に居て、お茶まで出してもらって、、。買わない訳にわいかないわ~。

Kumi3

何より、Denが気に入って嬉しそうに手にしているのが一番!でした。箱は、150dh(1350円)でした。多分、もっと安いと思ったのですが、おじさんが親切なので、あまり値切らないでおきました。

お店を出ました。明日のマラケシュ移動のために、バスステーションを確認しておきたいと思いました。

そうだ、おじさんに聞いてみよう。

マラケシュ行きのバスステーションは、どこですか?

Chai

すると、おじさんは「こっちこっち~!」

お店をカラにして(いいのかな?)、バスステーションまで道案内をしてくれました。

5分ぐらい歩いたところに、カサブランカのバスステーションがありました。

626モロッコ カサブランカ お店おじさん123

ショコラン!!

Den

おじさん、ありがとう!

私たちは、ホテルへ戻りました。

ホテルの窓から、通りを眺めました。

626モロッコ カサブランカ ホテルアラビア文字

アラビア文字の看板に、ライトが点きました。

 

626モロッコ カサブランカ ホテル看板

日が落ちると、あたりは速やかに暗くなりました。

ホテルの部屋で、私たちは明日のマラケシュ行きに向けて、せっせと荷造りをするのでした。

合言葉は

サハラ砂漠!

Den

ラクダトレッキング!

Chai

でした。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
「学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳次女と10歳の弟を連れ、サンティアゴ巡礼(カミーノ)の旅へ行くことにしました。私は英語もろくに話せず、そんな体で子ども二人を連れ、海外の巡礼に行くなんて…、巨大なチャレンジでした。けれど、なんとかして現状の流れを変えたかったのでした。歩き始めの頃は、背中のバックパックが重く、足元はふらつき、疲れと不安のかたまりでした。果てしなく続く長い道のり、日照りや雨風、時には雪!、ごろごろの石道、泥道、草や木に囲まれ、自由に歩きまわる動物、見知らぬ町、様々な国の人々と出会いと別れ、そしてひたすら、ひたすらに歩く日々でした。しかし巡礼終盤になると、子どもたちは、自然の声を、心と身体で聞いているかのようでした。そして『カミーノの住人』と言えるような自由さで、旅の不自由を楽しんでいました。歩いた距離は930km、かかった日数は60日間でした。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です