サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

26/60スペイン巡礼で不思議な出来事、オムレツ願えば降って来る

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511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 卓球、アルベルゲ1.2
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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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5/11 (火)→ ビラメンテロ・デ・カンポス 不思議なことが続く 5.7km/€21  ハンモックと犬の宿@€6×2

 

不思議なことを見逃さないようにしなくては…。

昨日Denは…

コーラがたっぷり飲みた〜い!1リットル入りの買って〜!

Den

と騒いでいました。

Denのお小遣いは1日に1ユーロでした。 

コーラ1ℓ が€1だったら買ってあげる、あり得ないだろうけどね!

Kumi3

と答えていました。普通500mlで1ユーロでした。

すると、着いたアルベルゲ近くのバルで、なんと…

1ℓが1ユーロの破格コーラがあったのでした。

やったー!

Den

Denの幸せそうな顔といったら!

 

オムレツの奇跡

 

そして、また昨日Chaiが…

卵を料理して食べたいな〜。

Chai

と言っていたのを覚えていました。ここのアルベルゲは、キッチンの調理道具や油、調味料が揃っていました。

昨夜、パスタを茹でようとして、お湯が沸かない!電気が来てない!と何人もの人が怒っていました。

オーストラリア人カップルがオーナーに電気のブレーカーの場所を聞き、探したあてたのに付き合い、ブレーカーの場所を知りました。

いったん外に出たとてもわかりにくい場所でした。ブレイカーは夜、再びオーナーが切ったようでした。

 そして、今朝、私たちは寝坊をしてしまいました。まず私が目覚め、時計をみると8時でした。30人泊まっていたアルベルゲは、どこも静かで、シーンとしていました。

歩いて辿り着く次の宿も、早い者勝ちなので皆んな一刻も早く!と早起きをし、大急ぎで出発してしまうのでした。

あ~もう、出遅れた。失敗した~。今日はゆっくりだわ、仕方ないか…。

Kumi3

開き直り、キッチンで朝パスタでもしていこうかな、と思いました。ミントティのティーバックも一つ残っているし…。

そんなことを考えキッチンへいき、お湯を沸かそうと電気コンロ台のスイッチを押すと、コンロは温まりませんでした。

あ、ブレーカーを切ってあるんだな~。

Kumi3

私は、外へ行きブレーカーのスイッチを上げました。

キッチンに戻り、電気コンロ台のまわりをよく見てみると、フライパンがありました。オイルがひいてあり、テカテカしていました。

と、その横に割りほぐした卵液がボールに入ったまま置いてありました。

ええっ?どうして?

あたりを見回しても誰もいません。いちおう、走って階段を上り、2階建てのアルベルゲの全ての部屋を、ドア越しに覗いて回りました。

どこも、もぬけのからでした。

居るのはベッドに寝ているのはDenとChaiだけでした。

とすると…他には誰もいない。れ、貰ってもいいよね…。

だって、生の卵液だし…。

じゃあ…オムレツ作れるんだ!

昨日のChaiのつぶやいた夢が叶う‼︎

私は走って、子どもたちの寝ている部屋へ戻りました。

Chai、Chai  起きて!すごい、すごいよ。神様からのギフト!

Kumi3

ええっ~、なに~

Chai

Chaiは寝ぼけまなこでした。

超びっくりなのよ、とにかくキッチンへ来て!

Kumi3

あれ~?たまご…、オムレツが作れる。何で??

Chai

もう、ここは誰も居ないのよ。きっと誰かがオムレツ作ろうとして、電気コンロ台の付け方がわからなくて、出発が遅れるのがイヤで、そのまま放置して行っちゃったんじゃないかな。もったいないから料理しちゃおう!

Kumi3

 

願えば叶うカミーノの言い伝え

 

わあ!あははは!オムレツが作れるなんて!!  強く願えば、それは叶うって本当だね!

Chai

何か大きな存在が私たちを見ていてくれる!

心から願えば叶えてくれる!

そんなメッセージをカミーノから受け取った気がしました。

キリスト様、仏様、お天道様、、、とにかく

出来過ぎです~、カミサマ~!

カミーノはChaiが言葉にした願いを物質化して示してくれたのでした。

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ オムレツ

不意にオムレツを作ることができて、Chaiは大満足でした。

 

ジョン・レノン『イマジン』に吸い寄せられる

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス バナナケース

せっかくだから朝食をしっかり食べていくことにしました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ オムレツ付き朝食

オムレツ、キュウリ、ツナのパスタ、オレンジ、ミントティー、残りのコーラでした。

 

アルベルゲを出発するのが9時過ぎになってしまいました。まあ、いいか。

511ビラメンテロ・デ・カンポス ゴミ捨てする人.2

小さな町が終わります。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ一本道1.2

しばらく田舎道を行きました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 壁の絵

何の変哲もない道に、こういった壁の絵のアートは、嬉しいものです。

 

ふと、歩いている途中、遠くから音楽が流れてきました。

あ、これ、ジョンレノンの『イマジン』じゃない?

Kumi3

音楽が空気に溶けているようでした。歩くにつれ音が大きくなっていきました。まるで私たちは音楽に吸い寄せられていくように音のほうへ歩き進みました。

 sうると、アルベルゲの看板がありました。

はて?このあたりには、アルベルゲはないはずよね。

私たちが頼りにしている1枚の町名とアルベルゲ所在のプリントには、書いてありませんでした。民間のアルベルゲかしら?

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノアルベルゲ、右手1.2

右手の垣根が途切れた時、音がはっきりしてきました。

わあ~!

垣根の向こうは牧場のような広い芝生が広がっていました。そこの奥に建物が見えました。バル&アルベルゲのようでした。

 

ハンモックと犬と芝生と音楽

 

わーお!ハンモックがある!

Den

DenとChaiは荷物を放り投げ駆け出してハンモックにダイブ!しました。

 

511 スペイン巡礼 アルベルゲ ハンモック

わーいわーい!

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 赤ハンモック2

ハンモック大好き~!

Den

あっ!犬がいる、しかも2匹!!

Chai

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬アパスシエテと1

ひとなつこい犬でChaiに甘えてきました。

あら~、いいとこね。ここで休憩にしようか。

Kumi3

私はバルにカフェラテ、コラカオを頼みに行きました。

外のテーブルチェアに座り、一休みをすることにしました。

犬、かわいい〜!

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬アパスアップ

Chaiが調査して来ました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ バルカウンター1

犬の名前教えてください。

Chai

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬アパス昼寝
511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬シエテ昼寝

茶色が「シエテ」で、まだら模様が「アパス」だって。

家で留守番してるトイプードルのプちゃんはどうしているかなぁ…。

Chai

と毎日歩きながら気にしていました。

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬シエテ

久しぶりに犬と触れ合えて、ChaiとDenはすごく嬉しそうでした。

 

天国?と思えば『テア・イズ・ヘブン』が流れる、小さな奇跡!

 

私もハンモック大好き~!と私も横になり、ひと蹴りふた蹴りしてゆ~ら、ゆ~ら・・・

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 犬アパスと1

子どもたちが芝生で犬と戯れている姿が目に入りました。

 

511カミーノ、犬と遊ぶ、1.2

ハンモックに揺られながら、それを見つつ

シアワセな感覚 が押し寄せて来ました。

ああ~、今朝のオムレツにはびっくりしたなぁ、そんなこともあるんだナ~。

Kumi3


願えば、不可能と思えることも可能になるのね。

カミーノって不思議。ふしぎ、ふしぎ…

青い空、白い雲、緑の芝生、外に置いてあるスピーカーから絶えず音楽が流れてきました。

あ~、なんか、ここは天国かもしれない…。

と思ったそのとき、エリッククラプトンの「テア・イズ・ヘブン」が流れてきました。

あ~、やっぱり?

ここ天国なのね⁈ うつらうつら~。

すると、突如ドッカン‼︎。

天国から転げ落ちたような気になりました。

 

アルベルゲ決めでバトル勃発

 

Denがジャンプして、お尻からハンモックに飛び乗ってきたのでした。

イタイッ!イテテ〜、もう~、痛いよっ!、ウトウトしてたのに〜!

Kumi3

ママ、お願い、ここに泊まりたい。ね、ね、お願い。お願い‼︎

Den

するとが Chaiが駆けてきました。

えー、ダメだよ。まだ、5kmしか歩いていないよ。先に進もうよ。進みたい!

Chai

「泊まりたい!」

「行こうよ!」

 DenとChaiの睨み合いのバトルでした。

私は検証してみました。一泊は6ユーロ…。安くはない。でも、今まで20軒以上、アルベルゲに泊まってきたけれど、ハンモックと芝生はなかったナ。

とりあえず、ここでランチを食べて考えよう。

Kumi3

バルのおじさんマスターは親切そうでした。

511 スペイン巡礼 バル 12

まだ、10時半でした。バルは貸し切り状態。

511 スペイン巡礼 本 イラストスペイン語

オーダーするのにいろいろ調べなくちゃ。

とイラストスペイン語の本を取り出しました。

サンドウィッチボカディージョっていうんだね。

Chai

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ バル机

ボカディージョ(サンドイッチ)を頼みました。

安くてボリューム、そして美味しい。

ここ、いいかも!

しかし、今日の目標の町はカリオン・デ・ロス・コンデスでした。アルベルゲが2つあるとプリントに書いてありました。ということは、比較的大きな街のようです。

ブルゴスを出てから5日間ぐらい、スーパーメルカド(マーケット)に行っていません。Chaiが賑やかな街の探索、買い物をしたい気持ちもわかりました。

サンドイッチを食べたら出発しようか。

Kumi3

えーッ!

Den

Denは不満顔でしたが、カリオン・デ・ロス・コンデスの先は、17km何もない一本道だと聞いていました。それはカミーノの難所のひとつでした。

前の日に、そのスタートの街に着いておきたい、という気持ちもありました。

 

犬と芝生のアルベルゲを去る

 

サンドイッチを食べ終わりました。荷物を背負い、歩き出しました。

すると、アパスがChaiに飛びつき構って欲しいようでした。そのままずっと付いてきました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 道案内シエテ

アパスは猫を見つけるとダッシュし、先をいきました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 猫アナ

猫が穴に入ってしまうと、再びChaiに甘えてきました。

 

アルベルゲに戻る

 

Den、ここに泊まりたい?

Chai

うん!

Den

アルベルゲにもどろうか、、。

Chai

アパスを撫でながらChaiは言いました。

Denは嬉しくてスキップをしていました。

結局、5分だけ歩いた後、アルベルゲに戻ることにしました。

泊まる部屋見せてもらいました。あら、キッチンがある!シャワーは?まあ、まあ、よさそう。

お金を払いにいくと、Denは無料にしてくれました。ラッキー‼︎ グラシアス!

クレデンシャルにスタンプをもらい、部屋に落ち着くことにしました。

DenとChaiは、芝生で遊んでくるというので、

先に宿題やってしまえば、一日中フリーよ!

Kumi3

と言いました。

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 青空宿題1.2

2人は青空教室の下、宿題、漢字ドリルなどを早々にやっつけました。

私は、アルベルゲの中で今まで洗えなかったものなどを洗濯したり、靴を拭いたり、日誌を書いたりして過ごしました。

 

511 スペイン巡礼 犬 アパス

 

ラム肉バーベキュー

 

しばらくして、Denが私を呼びにきました。

なんか、食べろって。

Den

え?

Kumi3

行くと、バルのマスターとおじさんの友だち二人が、外のテーブルでバーベキューを始めていました。

「コメール、コメール!」食べろ食べろ!と言っていました。

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 羊鉄板焼き

わあおお!ラム肉の骨付きが、山ほどいい匂いに焼けていました。

羊飼いのおじさんが作ったポテトサラダを勧められました。Denが食べると

辛~いっ!

Den

と飛び上がりました。みんな大笑いでした。

 赤ワインも出てきました。

おじさんは「全部タダだよ、ご馳走するよ。気にしないいでいいから。いっぱい食べろ!いっぱい食べろ〜」と言ってくれました。うれしいなあ!

羊飼いのおじさんはひょうきんで、来る人来る人にポテトサラダを勧めては、辛い顔のリアクションに大笑いしていました。

肉を焼き、ワインを飲み、わいわいガヤガヤは続きました。フランス人、ドイツ人のおばさんも加わって、増々賑やかなバーベキューになっていきました。

 

スペイン名物「血入りソーセージ」

 

バルのマスターは

「さて、この地方の名物。みんなに食べてもらうぞ!」

『血入りソーセージ』を出してきました。それは、豚の血液、脂肪、香辛料、そしてらしきものが腸詰めになっているものでした。

見たとたん、私とDenは(別に打ち合わせしたをわけでもないのですが)走ってハンモックに乗り、寝たふりをしました。

511ビラメンテロ・デ・カンポス アルベルゲ ハンモックダイブ2 食後

危機一髪!

一人残ったはChaiは、仕方なく、いや、ありがたく『血入りソーセージ』を食べました。えらいえらい!

あとで

みんなズルいんだから!

Chai

ニラまれました。

赤味噌レバーみたいな味でそんなに食べづらくなかったそうです。

 

国際指圧大会

 

バーベキューご馳走のお礼にと、マスターにうつ伏せになってもらい、指圧マッサージをすることにしました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 指圧マッサージ、日本人セラピスト

マスターも羊飼いおじさんも、ついでにドイツ人おばさんにも施術しました。とても喜んでくれました。

途中、フランス人のおばちゃんが

「私はフランスで指圧セラピストを10年やってるわ!」というのした。お互いの手技の勉強会をしました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 指圧マッサージ、フランス人セラピスト

おばちゃんのやり方は、手の平全体で押して撫でるというスタイルでした。指圧とは違う気もするけど…?ま、気持ちいいからいいわ~。

 

カミーノで食べたラム肉が新鮮な理由

 

バーベキューは終わり、おじさんたちは片付けを始めました。

私は実を言うと、ラム肉は苦手でした。しかし、ここで食べたラム肉は、ぜんぜん臭くなかったのでした。美味しく食べる事ができました。

「このラム肉、匂わないのは何故ですか?」

と羊飼いのおじさんに聞いてみました。すると

「フレッシュだからさ。来てごらん。」というのです。

私たち3人は、おじさんに付いて行きました。道を渡ってすぐに、おじさんの家がありました。その裏に廻ると…

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 羊1

所狭しと羊たちが、ひしめいていました。

あ、新鮮…、なるほどね!

Kumi3

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 羊3

なんだか、すいません…。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 羊2

鼻の敏感なChaiとDenは、ニオイにノックアウト!  

 

スペインの人気スポーツ、卓球にはまる

 

「バルのテラスの脇に卓球台があるから、使っていいよ」とマスターがラケットと玉を貸してくれました。

そう言えば歩くこと以外、公園でちょっと遊ぶほか、身体を動かす機会がありませんでした。最初の1時間は、私も卓球遊びに加わり、エクササイズがてら楽しみました。

 

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ 卓球、アルベルゲ1.2

その後、私が抜けたあと、DenとChaiはず~っと、卓球に没頭していました。

夜7時。

晩ご飯出来たよ~!

Kumi3

511ビラメンテロ・デ・カンポス カミーノ トマトパスタ

ChaiとDenは、パスタを一瞬でかき込み

「また続きやるね!」と外の卓球台に向かい、出ていきました。ときおりヒマな巡礼者が対戦相手に入ってくれました。

 スペインの日暮れは遅く、夜の10時ぐらいまで明るいのでした。2人は玉が見えなくなるまでやっていました。

最後は、卓球台へ行き

もう、いい加減にして!

Kumi3

と怒ってしまいました。

そのあと、2人は寝袋にピュ~っと飛び込み、すぐさまグーグーと寝てしまいました。

やだ、あの人たち、8時間も卓球してた…。今日はでもハンモックでもなく卓球デーだったのね…。

Kumi3

そして、今まで屋外の公園に、卓球台があるのをずっと不思議に思っていました。アルベルゲにもあるとは…。

卓球は実はスペインの人気スポーツなんだと確信しました。

 

 

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