サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

25/60 カミーノで馬の触り方・心と身体が満たされると引き寄せる⁈

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510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬1.2
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「学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出ようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と10歳の弟を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノの旅へ行くことにしました。距離は930km、かかった日数は60日間でした。私は英語もろくに話せないというのに、子ども二人を連れて巡礼の旅に行くなんて…、無謀で巨大なチャレンジでした。けれど、なんとかして現状を打破したかったのでした。カミーノ歩き始めの頃、子どもたちは足元はふらつき、背中のバックパックが重く、疲れと不安のかたまりでした。それが日を重ねるごとに、五感がイキイキと働き始め、途中からはすっかり『カミーノの住人』と化していました。果てしなく長い道のりを、日照りや雨風、岩、泥、草木、動物、見知らぬ街、人々に出会いながら、ひたすらに歩いた終盤の頃には、心と身体の声を感覚的に感じていました。そして、幾度となく起きる不思議な出来事、忘れられない言葉、時には悲しい事件、また、最高に幸せな瞬間、それら全てが、カミーノを歩く前から必要な事として編み込まれていたのかもしれない!…と思える出会いと別れの日々でした。
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5/10(月)→パブラシオン・デ・カンポス アスタルエゴ‼ 18km/€17  庭が公園@€3×2

 

朝8時、アルベルゲのおばあちゃんが見送りをしてくれました。

手を振ってくれる人がいる出発はいいものです。

アスタルエゴ~‼

Chai

3人は振り返って叫びました。スペイン語の本でみた「サヨナラ」でした。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、出発1.2

ポカポカした気持ちで、歩き出しました。

 

早速、公園で遊ぶ

 

アルベルゲの近くに公園がありました。

ちょっと、遊んで行きたい!

Den

出発したばかりですが、Denのリクエストに、まあいいか…と休憩にしました。

 
509 camino 公園 カスティージャ2509 camino 公園 カスティージャ3509 camino 公園 カスティージャ1

スペインの公園は、シーソー、滑り台、ボート漕ぎといった遊具のほか、バーベキューかまど

そして、ここにも卓球台がありました。

こんなにも、卓球がスペインで人気があるとはね…。

Chai

歩きながら、こんな壁の絵を発見しました。

ナイトメア・ビフォァ・クリスマスのジャック~!

 

土管で朝ごはん

 

歩き出し、 30分ぐらいしたところで、道端に大きな土管を発見しました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、土管朝ごはん

 

うわ~土管⁈中に入って寝れるぐらい大きいね!

Chai

土管に乗りたい!

Den

とChaiとDenが言い出しました。

先を急ぎたいけど…。そ、そうなの…?

Kumi3

二人のリクエストに通り過ぎることも出来ず、そこで朝ごはんを食べることにしました。けれど、土管は土の上に座るよりも、案外いい感じでした。

おばあちゃんがくれた包みを開けました。

パン、ポテト、ポークソテー、ヨーグルト…!!

土管の上でステキな朝ごはんをとることが出来ました。

 

ピルグリムディナーの翌日は?

 

さあ、モリモリ行こう!今日は18㎞歩く予定でした。

510 サンティアゴ巡礼 田舎道 12カンポス

青空、天気よし、道も平坦、睡眠もよし、おばあちゃんの見送りもあり、晩ご飯、朝ごはんも、ご馳走をしっかりと食べ、気力体力、ともに充分!のはずなのですが…

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、朝ごはん後疲れ

歩き出してしばらくすると…

今日は、なんか身体が重い感じする。

Chai

と言い出しました。

Denも。疲れてる感じする。

Den

と言い出しました。

あ、やっぱり?私だけかと思ったわ…。

Kumi3

私は昨日、ワインを飲みすぎたせいかしらと思っていたのですが…。

みんなもそうだったんだ…。

そこで、Chaiが発見したように言いました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼田舎道、1.2

なんかさ、ピルグリムディナー食べた次の日って歩くの疲れない?

Chai

そういえば…、そうだね!

Den

私は、こんな話を思い出しました。

江戸時代、京都から江戸へ荷物を運ぶ飛脚は、玄米おにぎり漬物といったわずかな食事で長距離を走っていました。

その食事を見た西洋人は、あまりの粗食に驚きました。もっと栄養をつけたほうが速くたくさん走れるだろうと肉料理ごちそうを食べさせたところ、飛脚は身体が重くなり、かえって走れなくなってしまった…。

という逸話でした。

私たちも、ごちそうで気持ちはヤル気充分!なのですが

身体のほうは 消化に疲れている

といった感じでした。

この日以降、翌日20㎞以上歩く日は、ChaiとDenのほうから

ピルグリムディナーはやめておこうよ。」と言うようになりました。

 

 雲を飛び越える

 

晴れて青空だけれど、いくつもの雲がみたいな固まりでぽっかりと浮いていました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、野原に木が一本

風が吹き、飛ばされた雲は道の正面から私たちに近付いてきました。

雲はいくつもいくつも風に流され、向かってきました。

雲の影が道にくっきりと黒く映り、私たちに迫ってきました。

そして頭上を通り過ぎる時、あたりがスッと暗くなり、通り過ぎるとパッと明るさが戻るのでした。

なんだか私たちは雲の影に、スキャンされているようでした。

雲の影が頭上を通り過ぎるとき、ChaiとDenは、その黒い影を

それっ!

Den

とジャンプ!しました。

ひとつや二つでなく、数秒ごとに流れてくる雲を

3人はそうやって飛び越しながら歩いて行きました。

来たきたきた〜ッ、ジャーンプッ‼︎ 

Chai


背中のバックパックの重いことなど忘れて…。

すると後ろから、クスクスと笑い声が聞こえてきました。

オランダからきたお兄さん二人でした。

「なんで、そんな疲れることするんだい?」

そう言いながら追い付いて

来たきた〜ッ、ジャーンプッ‼︎

結局一緒に雲の影を飛び越しながら歩きました。

しばらくそうしてゲラゲラ笑ったあと、一緒の写真を撮ると、コンパスが長い彼らは

「じゃあね!」と先に行ってしまいました。

 

ペケーニョ攻撃激化!

 

カミーノで 子どもが歩く、しかも東洋人はさらに珍しいのでした。

毎日、一緒に写真を撮ろうよ!5〜6人に声をかけられました。

記念撮影をした後

「ペケ~ニョ、バモス!」(おチビさん、行こう!)

または「チャンピョーン!」といった激励の声のあと、

必ずDenは頭をぽんぽんっ!とたたくのでした。

近頃、その「ペケーニョ攻撃」が多くなってきました。

あ~、また来た!

Den

これがDenは、腹立たしいのでした。

手でたたくのに、ちょうどいい高さに頭があるんだよ。まあ、カリカリしないでさ。

Kumi3

巡礼仲間たちが持ち帰った記念撮影のペケーニョ、

Denの顔は、すごく不機嫌に写っているはずです。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、ネコ

仕方ないニャーン!と猫も言っているような...。

 

ポニーの触り方 を教わる

 

空き地にポニーが繋がれていました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬近く1.2

ChaiとDenは、動物園の「どうぶつふれあいコーナー」ぐらいでしか、ポニーに接したことがありませんでした。カミーノで出会う野放しの牛、馬、羊、ロバ、犬らに初めのうちは、驚きを隠せませんでした。

うわ~、柵がないんだね~!

首輪してないんだ~!

ヒモが長くて動き回れるよ~。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬1.2

この子も長いロープに繋がれていました。

ChaiとDenは、恐る恐る近づきました。

噛まないかな、蹴らないかな…、

触って平気かな…。

すると、後ろからお姉さん近づいてきました。

そして…

いきなりポニーのほっぺたを

パンパン!

はたきながら

「ハウ アー  ユー?」と声を掛けました。

わあ、かっこいい!そんなことしていいんだ…。できるんだ…。

Chai


おねえさんは

「アッハッハ〜!」と高笑いして

「まず、グーで鼻面を10回ぐらいこするの。それが挨拶なの。それからゆっくりと手を開いて、撫でてあげればいいのよ!」初心者向けの馬の触り方を教えてくれました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬タッチ2

咬まないかな…。そ~っと、そ~っと。いい子だね。

Den

ポニーは、賢そうな目をしていて

「触っても大丈夫だよ!」と言っているようでした。

スペインは動物の自由度が高いね!窮屈じゃないね。人と近いね。

Kumi3

それは、とてもいい感じでした。

日本は、人間の立場になって考える度合いが高いのかな。事故や危険を避けるため、柵の向こうでしかロバ、馬、牛、羊は見ることはできません。

柵で仕切ってしまえば安全だけれど、付き合い方を考えるチャンスもないよね…。

 

伝言ゲームの塔

 

田舎道から徐々に建物が増えてきました。

510 サンティアゴ巡礼 町並み カンポス

石造りの教会。

510 サンティアゴ巡礼 町並み レンガ建物 カンポス

レンガ造りの家。

少し歩くと大きな塔がありました。なんの気にも掛けず通り過ぎようとすると、近くで休んでいたおじさんが、駆け寄ってきました。

そして私たちに言うのでした。

「この塔は歴史がある、知る人ぞ知る素晴らしいものなのだ!是非、写真を撮ったほうがいい。カミーノNo.1の価値があるのだ!」力説しました。

ええっ!そんなに言うなら、ちょっと見ようか…。先を急ぎたいけれど~。

Kumi3

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、塔1.2

塔の前で、記念写真を撮りました。

気が付くと おじさんは行ってしまいました。私たちはそこで休憩することにしました。

すると、他の巡礼者のカップルがやって来ました。彼らはに気付かず通り過ぎてしまいました。

それを見て、私は居ても立ってもいられなくなり、その人たちに追い付いて声を掛けました。

この塔はカミーノNo.1です…‼

Kumi3

そうして彼らもを見上げながら、なるほど!と思ったのか、バシバシ写真を撮り始めました。

私たちはそれを横目に歩き出しました。彼らは、私たちが立ち去ったあとの場所で休憩をとるようでした。

うふふ。絶対、あのカップル、次の人に言うよね!

Chai

あのは、伝言ゲームのように、その存在感が伝わっていくのかな。

なんだか、歩きながら笑ってしまいました。

 

寄り道大好き!おたまじゃくし、ガマの穂わた…

 

川に出ました。

510 サンティアゴ巡礼 川橋 12カンポス

おたまじゃくしがいる!

Den

とDenが発見。パンくずを投げてしばらく観察しました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、川の風景川沿いに歩いていきました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、美しい道1.2

木漏れ日の木陰が、気持ちいいね!

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、ガマの穂わた

途中でガマの穂わたがフランクフルトみたい!というので、横の茂み寄り観察タイムにしました。

ガマの穂わたは、手でしごくと綿毛がむわむわ〜ッと飛び出し、広がりました。それが面白くて、しばらく遊びました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、左右林美しい道

川から離れ、素敵な並木道を歩きました。絵はがきの中を歩いているようでした。

 

510 サンティアゴ巡礼 ランチ 12カンポス

石のテーブルを見つけ、ランチにしました。おばあちゃんの包んでくれたポークソテーやポテト、パンの残りを食べました。

 

今日は寄り道がおびただしく、朝8時に出発し16時にアルベルゲに到着しました。18km歩くのに8時間かかっていました。

1時間に2kmちょっとしか歩いていない計算でした。

そんなスローペースの巡礼者は、多分他にいないでしょう。

「なんでそんなに遅いの?」とよく聞かれました。

シーソー、土管、塔、雲飛び、ポニー、おたまじゃくし、ガマの穂わた、、、

私たちは、道草が多すぎるのでした。

今日は、気になることを気のすむまで寄り道して遊びました。

またケータイやガイドブックがないという事は、

いつでも目の前に広がるあれこれが全てでした。

歩く途中で、メールのお知らせ音に中断されることもなく、道をマップで調べることもありません。

行き先は、3人で見たままの黄色い矢印のみでした。

ひたすら感じたまま、自由気ままに歩いていました。

すると、こんな風に遅くなってしまうのでした。

 

オムレツを作りたい~!

 

Chaiは料理が好きでした。

歩きながら

あ~、オムレツ作りたいな〜!

Chai

とつぶやきました。

スーパーマーケットにあるスパニッシュオムレツじゃだめ?

Kumi3

510サンティアゴ巡礼、スパニッシュオムレツ

⇈⇈スーパーで売っている丸いパックのスパニッシュオムレツです。)

違うの。食べたいんじゃなくてね、作りたいの。そして食べたいの。

Chai

う~ん、生たまごは大きな町にしかないし、買って持って歩いたとしても、アルベルゲにキッチンがある可能性は五分五分だから、、、。

それ無理でしょ!

Kumi3

わかってる!言ってみただけっ。

Chai

そんな会話のやり取りがありました。

そこにDenが、割り込んできました。

1リットルのコーラ買いたい!コーラいっき飲みしたい‼

Den

と、提案してきました。

無理無理!普通、コーラは500mlで1ユーロだもの。Denのお小遣いは一日1ユーロでしょ。一日、我慢して貯めれば買えるだろうけどね。

Kumi3

一日コーラを我慢⁈、それはできないな~。でもさ、たまには1リットルで買ってくれたっていいじゃん。ケチ~!

Den

そんな話をしながら歩いたのでした。

 

パブラシオン・デ・カンポスのアルベルゲ

 

小さな町に入りました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街1.2

アルベルゲを探さねば!

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街路樹丸い

スペインの街路樹で、こんな風に丸くアレンジされている木を、しばしば見かけました。

しばらくして、パブラシオン・デ・カンポスのアルベルゲをみつけました。

隣のホテルが経営しているようでした。クレデンシャルはホテルでスタンプを押してもらい、それからアルベルゲへ移動しました。

30人も入ればいっぱいの、小さなアルベルゲでした。

シャワ~はぬるくてダメでしたが、目の前に公園がありました。

遊具、ブランコがありました。

やったー、遊ぼう!

Den

Denは大喜びでした。

510 サンティアゴ巡礼 公園 12カンポス

私も、公園の草っぱらで昼寝をしたり日誌を書いたりして、のんびりと過ごしました。

 

 

 コーラの奇跡!

 

アルベルゲの周りの探索に出ました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街3

町は小さく、食料品店は見つかりませんでした。

 

510 サンティアゴ巡礼 町並み バル カンポス

近くにあったバルで、何か食料を仕入れてみようと入ってみました。

すると、なんと!

1リットルのコーラに、€1の札が付いて売っていました。

今までにない、あり得ない価格!

普通は2ユーロでした。

私は何かの間違いかな?と思いました。

バルのマスターはニコニコして

「そうだよ、€1だよ!」と言いました。

わあ、これなら買っていい?

Den

と興奮したDen。

うん、お小遣いの範囲だしね…。

Kumi3

やった~!神様ありがとう~‼

Denは、ぴょんぴょん飛び跳ねて大騒ぎでした。 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、コーラ1.2

コーラ1ℓ、一気に飲んでみたい!

Den

と挑戦しました。

ぐびぐびぐびーっ、ぐへっ~!

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、コーラ、ラブ2

ああ、やっぱりもったいない!

Den

と、途中でやめたのでした。

 

キッチンのブレイカーはどこ?

 

キッチンはあるけれど、電気コンロは壊れているのかしら…。少しも熱くならないわ~

Kumi3

お湯を沸かすことができませんでした。調理道具は一式あるというのに…。

それともブレーカーが下がっているのかしら?

後から来たオーストラリア人のカップルと一緒に、電気のブレイカーを探しました。キッチンの周りにはなく、食堂にも居間にもありません。さんざん見て回ったあと、隣のホテルに滞在のオーナーに聞きにいきました。

建物の外の納屋にあることがわかりしました。

こんな目立たないところにあるのね~!

そうして、電気コンロが使えるようになりました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、パスタディナー

私たちは定番の素食、トマトパスタを茹でることができました。

 

トランプって楽しいね!

 

夕飯の後、3人でトランプをしました。

こんなことができるなんて…。

私はカミーノでトランプをするたびに毎回のように感動していました。

日本の暮らしの中で、子どもたちに「トランプやろうよ!」と言われても

「えーっ、忙しいから自分たちでやってー、、、」と放り出していたのを思い出すのでした。

真剣にカードを配って勝負をする、

やってみたらホントに楽しいのね!

日本に帰ってからも、やりたいなぁ。できるかなぁ…。子どもたちのほうが忙しくなってしまって、それどころじゃないかもね…。

Kumi3

こんな親子カード遊びも

カミーノ限定ののんびりした時間の産物なのでした。

 

ろうそくで瞑想ナイト

 

3人でアルベルゲの部屋の隅っこを、占領したような形になりました。

眠る前、サイドテーブルに小さな燭台とロウソクが有りました。

「火を灯して瞑想するよ~!」とChaiとDenに声をかけました。

以前、トサントスのアルベルゲの夜、ロウソクの下で瞑想し、神聖な気持ちになったことを思い出しました。自分たちでもやってみよう!

うん、いいね。ろうそくの火、見るの好き!

Chai

Denがライターつけたい!

Den

カチッ、カチッ。火が点きました。

さあ、心にな~んにも考えないで下さ〜い。目を閉じて深呼吸をしてみてくださ〜い。ゆっくり、ゆ~っくり〜…

Kumi3

ChaiもDenも静かな心持ちになった様子です。

そのまま、スースーと穏やかな寝息が聞こえてきました。

 

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