25/60 馬の触り方を教わる。食べ過ぎで寄り道だらけのカミーノ。

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510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬1.2
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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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5/10(月)→パブラシオン・デ・カンポス アスタルエゴ‼ 18km/€17  庭が公園@€3×2

 

朝、ブルガリアおばあちゃんが見送りをしてくれました。手を振ってくれる人がいる出発はいいものです。

アスタルエゴ~‼

Chai

3人は振り返って叫びました。スペイン語の本でみた「サヨナラ」です。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、出発1.2

ポカポカした気持ちで歩き出しました。

 

早速、公園で遊ぶ

 

アルベルゲの近くに公園がありました。Denは遊びたいというので、出発したばかりですが休憩にしました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、公園遊具シーソー2
510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、公園遊具ボート1

スペインの公園はシーソー、滑り台、ボート漕ぎといった遊具のほか、バーベキューかまど、そして、ここにも卓球台がありました。

まさか、こんなに卓球がスペイン人に食い込んでいるとは、、。

 

歩きながら、こんな壁の絵を発見しました。

ナイトメアビフォークリスマスのジャック~

 

土管で朝ごはん

 

歩き出し、 30分ぐらいしたところで道端に大きな土管を発見しました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、土管朝ごはん

でかいね!中に入って寝れるね!土管に乗りたい!とChaiとDenが言い出しました。

そ、そうなの…?。

通り過ぎることも出来ず、そこで朝ごはんを食べることにしました。土管は土の上に座るよりいい感じです。

おばあちゃんがくれた包みを開けました。パン、ポテト、ポークソテー、ヨーグルト…。土管の上でステキな朝ごはんをとることが出来ました。

 

ピルグリムディナーの翌日は?

 

今日は青空、天気よし、道も平坦、睡眠もよし、おばあちゃんの見送りもあり、晩ご飯、朝ごはんもご馳走をしっかりと食べ、気力体力、共に充分!のはずなのですが、、、

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、朝ごはん後疲れ

歩き出して

今日は、なんか身体が重い感じする。

Chai

と言い出しました。

身体重い〜。

Den

と言い出しました。

あ、やっぱり?私だけかと思ったわ。

Kumi3

私は昨日、ワインを飲みすぎたせいかしらと思っていたのです。みんなもそうだったんだ。。

そこでChaiが発見したように言いました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼田舎道、1.2

なんかさ、ピルグリムディナー食べた次の日って歩くの疲れない?

Chai

そういえ…ばそうだね。

Den

私は、こんな話を思い出しました。

江戸時代、京都から江戸へ荷物を運ぶ飛脚は、玄米おにぎりと漬物といったわずかな食事で長距離を走っていました。その食事を見た西洋人はあまりの粗食に驚きました。もっと栄養をつけたほうが早くたくさん走れるだろうと肉料理のごちそうを食べさせたところ、飛脚は身体が重くなり、かえって走れなくなってしまった…という逸話です。

私たちも、ごちそうを食べ、気持ちはヤル気充分ですが、身体のほうは消化に疲れている…といった感じでした。

 

 雲を飛び越える

 

晴れて青空だけれど、いくつもの雲が羊みたいな塊でぽっかりと浮いていました。そして風がけっこう強く、肌寒く感じました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、野原に木が一本

風の流れで、道の正面から雲が私たちに近付いてきます。いくつもいくつも風に流され向かってきました。

道にくっきりと雲の影が映り、私たちの頭上を通り過ぎる時、一瞬スッと真っ暗くなり、過ぎるとパッと明るさが戻ります。なんだか雲の影に、3人はスキャンされているようでした。

私たちは雲が頭の上を通り過ぎる瞬間、その黒い影を

それっ‼ と飛びこしました。

ひとつや二つでなく、数秒ごとに際限なく流れてくる雲を、3人はそうやって飛び越しながら歩いて行きました。

来たきたきた〜ッ、ジャーンプッ‼︎ 

背中のリュックの重いことなど忘れて、、、。

すると後ろから、クスクスと笑い声が聞こえてきました。

オランダからきたお兄さん二人でした。

「なんでそんな疲れることするんだい?」そう言いながら追い付いて来て、結局、一緒に雲の影を飛び越しながら歩きました。

しばらくそうして、ゲラゲラ笑ったあと、一緒に写真を撮りました。彼らは足のコンパスが長いものだから「じゃあね!」と先に行ってしまいました。

 

ペケーニョ攻撃激化!

 

カミーノで 子どもが歩く、しかも東洋人はさらに珍しいのです。

毎日、一緒に写真を撮ろうよ!と5〜6人に声をかけられました。記念撮影をした後

「ペケ~ニョ、ペケ~ニョ!」(おチビさん)

または「チャンピョーン!」といった激励の声のあと、必ずDenは頭をぽんぽんっ!とたたかれました。近頃、その「ペケーニョ攻撃」が多くなってきました。

あー、また来た!

Den

これがDenには、たまらなく腹立たしいのです。

手でたたくのにちょうどいい高さに頭があるんだよ。まあ、カリカリしないでさ。

Kumi3

巡礼仲間たちが持ち帰った記念撮影のペケーニョ、Denの顔は、すごく不機嫌に写っているはずです。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、ネコ

仕方ないニャーン!と猫も言っているような...。

 

ポニーの触り方 を教わる

 

空き地にポニーが繋がれていました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬近く1.2

動物園の中の「どうぶつふれあいコーナー」ぐらいでしかポニーに接したことのない私たちは、この巡礼の道で出会う野放しの牛、馬、羊、ロバ、犬らに驚きを隠せませんでした。

柵ないんだー。

ヒモが長くて動き回れるよー。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬1.2

恐る恐る近づきました。

噛まないかな。蹴らないかな…、触って平気かな…。

すると、後ろからきたお姉さんが、全然気にしないで、いきなりポニーのほっぺたをパンパンとはたきながら「ハウ アー  ユー?」と声を掛けました。

わあ、かっこいい!そんなことしていいんだ。できるんだ…。

おねえさんは、アッハッハ〜!と高笑いして

「まず、グーで鼻面をこすり、それから手を開いて撫でてあげればいいのよ!」初心者向けの馬の触り方を教えてくれました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、道の馬タッチ2

あ、、大丈夫、触れた‼︎

スペインは動物の自由度が高いな…。窮屈じゃないね。人と分断されていないんだな。それは、とてもいい感じでした。

日本は、人間の立場になって考える度合いが高いのかな。事故や危険を避けるため、柵の向こうでしかロバ、馬、牛、羊は見ることはできません。

柵で仕切ってしまえば安全だけれど、付き合い方を考えるチャンスも与えられないよね…。

 

 

伝言ゲームの塔

 

そこから少し歩くと塔がありました。なんの気にもかけず、軽く通り過ぎようとすると、近くで休んでいたおじさんが、駆け寄ってきました。

そして「この塔は歴史がある、知る人ぞ知る素晴らしいものなのだ!、是非、写真を撮ったほうがいい、カミーノNo.1の価値がある!」と力説しました。そんなに言うなら、、と私たち。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、塔1.2

「あ、はい。」と記念写真を撮りました。

 おじさんは居なくなり、私たちはそこで休憩することにしました。

すると、他の巡礼者のカップルがやってきて、塔に気付かずに行ってしまいました。

それを見て、私は居ても立ってもいられなくなり、その人たちに追い付き声を掛けました。

この塔はカミーノNo.1です…‼

Kumi3

そうして彼らも塔を見上げながら、なるほど!と思ったのか、バシバシと写真を撮り始めました。

私たちはそれを横目に歩き出しました。彼らは私たちの行ったあとの場所で休憩をとるようでした。

絶対、あのカップル、次の人に言うよね。

Chai

あの塔は、伝言ゲームのように、その存在感が伝わっていくのかな。なんだか、おかしくて歩きながら笑ってしまいました。

 

寄り道大好き!おたまじゃくし、ガマの穂わた…

 

川に沿って歩きました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、川の風景

おたまじゃくしがいるとDenが発見。かなり太っていました。パンくずを投げてしばらく観察しました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、美しい道1.2

川沿いの木漏れ日の道を歩きました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、ガマの穂わた

途中でガマの穂わたがフランクフルトみたい!というので、横の茂みに下りて観察タイムにしました。

ガマの穂わたは、手でしごくと綿毛がむわむわ〜ッと飛び出し、広がります。それが面白くて、しばらくそれで遊びました。

 

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、左右林美しい道

川から離れ、素敵な一本道を歩きました。絵はがきの中を歩いているような気分でした。

今日は寄り道が半端なく、朝8時に出発し16時にアルベルゲに到着しました。17km歩くのに8時間かかっていました。1時間に2kmちょっとしか歩いていない計算です。

そんなスローペースの巡礼者は、多分いないでしょう。なんでそんなに遅いの?と聞かれることもありました。

シーソー、土管、塔、雲、ロバ、おたまじゃくし、ガマの穂わた、、私たちは寄り道が半端ないのです。

気になる事にフォーカスし、気が済むまで調査(寄り道)をします。またケータイやガイドブックがないという事は、目の前に広がるあれこれに常に全精力で集中です。途中でメールのお知らせ音に中断されることもなく、道をマップで調べることもありません。

ただ、ひたすら感じたまま、自由気ままに歩いていました。すると、こうなってしまうのでした。

 

オムレツを作りたい~!

 

Chaiは料理が大好きです。歩きながら

あ~オムレツ作りたいな〜!

Chai

とつぶやきました。

スーパーマーケットにあるスパニッシュオムレツじゃだめ?

Kumi3

510サンティアゴ巡礼、スパニッシュオムレツ

よく売っている丸いパックのスパニッシュオムレツです。

違うの。食べたいんじゃなくてね、作りたいの。そして食べたいの。

Chai

うーむ、生たまごは大きな町にしかないし、買って持って歩いたとしても、アルベルゲにキッチンがある可能性は五分五分だから、、、

それ無理でしょ!

Kumi3

わかってるよ!言ってみただけっ。

Chai

そこにDenが割り込んできました。

コーラ買いたい!コーラ、コーラ‼ 

Den

あんた、毎日コーラコーラって。まず水でしょ。もし1リットル€1で売っていたら買ってあげるわ~。

Kumi3

とあり得ないことを提案しておきました。普通はコーラ500ccボトルで€1です。

そんなの無理~、ケチ~!

Den

そんな話しをしながら歩きました。

 

パブラシオン・デ・カンポスのアルベルゲ

 

小さな町に入りました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街1.2

アルベルゲを探さねば!

 

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街路樹丸い

スペインの街路樹で、こんな風に丸くアレンジされている木を、しばしば見かけました。

アルベルゲは近くのホテルが経営しているらしく、クレデンシャルはホテルでスタンプを押してもらいました。

それからアルベルゲに移動しました。

シャワ~はぬるくてダメでした。けれど、目の前に公園があり、ブランコがありました。Denは大喜びです。私たちも、寝そべって草を摘んだり、昼寝をしたりして、のんびりとした夕方を過ごしました。

 

 

 コーラの奇跡!

 

町の探索に出ました。

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、街3

町は小さく、食料品店は見つかりませんでした。近くにあったバルで、何か食料を仕入れてみようと入ってみました。

すると、なんと1リットルのコーラに、€1の札が付いて売っていました。今まで見たことない、あり得ない価格でした。私は何かの間違いかな?と思いました。

バルのマスターはニコニコして「そうだよ、€1だよ!」と言いました。

わあ、これなら買っていい?

Den

と興奮したDen。

うん、約束だしね…。

Kumi3

ヤッホ~!やった~!ラッキー、神様ありがとう~‼

飛び跳ねて大騒ぎでした。 

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、コーラ1.2

一気に飲んでみたい!と挑戦しました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、コーラ、ラブ2

やっぱりもったいない!とあきらめました。

 

 

キッチンのブレイカーはどこ?

 

キッチンはあるけれど、電気グリルは壊れているのかしら、、、お湯が沸きません。少しも熱くなりません。

それともブレーカーが下がっているのかしら?

オーストラリア人のカップルと一緒に、電気のブレイカーを探しました。キッチンの周りにはなく、食堂にも居間にもありません。さんざん見て回ったあと、隣のホテルに滞在のオーナーに聞きにいきました。建物の外の納谷にあることがわかりしました。こんな目立たないところにあるのね~!と変な感動。そして、電気コンロが使えるようになりました。

 

510ポブラシオン・デ・カンポス、サンティアゴ巡礼、パスタディナー

私たちは定番の素食、トマトパスタを茹でることができました。

 

トランプって楽しいね!

 

夕飯の後、3人でトランプをしました。こんなことができるなんて…。私はカミーノでトランプをするたびに毎回のように感動していました。

日本の暮らしの中で、子どもたちに「トランプやろうヨ」と言われても「えーっ、忙しいから自分たちでやってー、、、」と放り出していたのを思い出すのです。

真剣にカードを配って勝負をする、やってみたらホントに楽しいのね。日本に帰ってからも、やりたいなぁ。できるかなぁ、、、。

 

ろうそくで瞑想ナイト

 

3人でアルベルゲの部屋の隅っこを占領したような形になりました。眠る前、サイドテーブルに小さな燭台とロウソクが有りました。

「火を灯して瞑想するよ!」とChaiとDenに声をかけました。

以前、トサントスのアルベルゲの夜、ロウソクを見ながら神聖な気持ちになったことを思い出しました。自分たちでもやってみようか。

さあ、心にな~んにも考えないで下さ〜い。目を閉じて深呼吸をしてみてくださ〜い。ゆっくり、ゆ~っくり〜…

Kumi3

ChaiもDenも静かな心持ちになった様子です。そのまま、スースーと寝息が聞こえてきました。

 

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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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