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カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた旅ブログ・カミーノ鍼灸CS60マッサージ院

モロッコ子連れ旅/マラケシュ・ジャマエルフナ市場でヘナタトゥー

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627モロッコ ヘナ 手首甲3途中 
この記事を書いている人 - WRITER -
「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちは、まるで中世の巡礼者のように歩きました。かかった日数は60日間、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。帰国後、この旅の名前をとって『カミーノ鍼灸マッサージ院』を始めました。マッサージとCS60という器具を使った施術をしています。
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マラケシュ行きのバスに乗る

 

私たちは朝6時半カサブランカのバスターミナルに向かいました。

200kmほど離れたマラケシュへ行き、ラクダトレッキングに申し込む予定でした。それは、ラクダに乗ってサハラ砂漠へ行きテントで一泊するというツアーでした。

私たちは、サンティアゴ巡礼の時に背負っていたバックパックの荷物や買い集めたお土産、巡礼仲間のホセからもらったギターがありました。それら全てを持って行くわけには行きません。

荷物を預かってもらえませんか?再びここへ戻ってきます。

Kumi3

ツーリングホテルのおじさんにお願いすると

「OK!サハラ砂漠へ行くんだって!?  素晴らしいよ!楽しんでおいで。」と快諾してくれました。

ショコラン!(ありがとう!)

Chai

5日間分の必要な荷物だけバックパックに詰め、バスステーションへと向かいました。

626モロッコ カサブランカ 街並みの門

私たちは、バスチケットを買うためにカウンターに並びました。そこにいたお姉さんは、頭と顔をスカーフで覆い、長袖の裾長のドレスをまとい、目しか見えませんでした。

その目がとてもチャーミングで、ハッとするような美しい瞳でした。口元は見えないけれど、ニコニコしながら手続きをしてくれているのがわかりました。飛行機に搭乗する時のように荷物の重さを計り、チケットを出してくれました。

ショコラン!えへへ。

Den

私たちはお姉さんにすっかり魅了されていました。

お姉さん、すごく綺麗な目をしているね!

Chai

ほ~んと!目だけしか見えないけれど、美人さんで、すごく感じいいわね~。

Kumi3

チケット代は

◎カサブランカ から マラケシュ 

距離 200km    所要4時間

一人  90dh(ディルハム)約810円 でした。

 

7時半、バスは出発しました。

 

626モロッコ マラケシュ行きバス 12

モロッコの長距離バスは、スペインで乗ったバスとほぼ同じような、乗り心地の良いバスでした。

 

626モロッコ カサブランカバス窓からモスク

カサブランカの街を出ました。

 

626モロッコ カサブランカバス窓から 建物

だんだん、家が無くなっていきました。

 

626モロッコ マラケシュ行きバス 窓景色 牛

しばらく荒野が続きました。

626モロッコ マラケシュ アルベルゲ1

途中、トイレ休憩がありました。

 

626モロッコ マラケシュ バス景色乾燥地帯

再び、乾燥した大地が続きました。

 

626モロッコ マラケシュ バス景色建物モスク少し見える

少しづつ建物が見えてきました。

 

627 マラケシュ 宿 Marrakesh2

11時半にマラケシュに着きました。バスステーションの近くにあったユースホステルに、チェックインすることにしました。

一人一泊  70dh(630円)でした。

ホステルの人に、サハラ砂漠のラクダトレッキングは、ここで申し込みができますか?と聞いたところ、

「ここでは出来ないんだ~。」と言われました。

ラクダに乗りた~い!マラケシュの市場で申し込みできるってGOさん言ってたよね。

Den

そうね、できれば今日中に申し込みをして、明日にはサハラ砂漠へ出発したいわね。

Kumi3

私たちは、モロッコ滞在に7日間しか日程をとっていません。一日も無駄に出来ないのでした。

持ってきたパンで昼食を取り、少し昼寝をすることにしました。

 

 

マラケシュの怪しいタクシー

 

ユースホステルの人に聞くと、ここからマラケシュの中心地、ジャマエルフナ市場まで、歩きで1時間かかるというのでした。

「けれど、タクシーならほんの5分だよ!バスターミナルの近くで拾うことが出来るよ。」

そうですか、ではバスターミナルへ行ってみます。

Kumi3

1時間ぐらいなら、たいていは歩くのですが(なにしろ私たちはカミーノでは連日20㎞以上を歩いてきたのだし、、。)今日は、時間を節約したいのでした。

 

バスターミナルへ行く途中で、すぐにタクシーを見つけることが出来ました。

そこで出会ったタクシーの運転手が、アブドラでした。

50歳ぐらいのサングラスをかけた、浅黒いブルースウィリスみたいなおじさんでした。

「おお!君たちは日本からなんだね。ジャマエルフナまでね。50dhだ。」と気さくな感じで言うのでした。

あ、あの~、もっと安くできませんか~?

Kumi3

「ああ、いいよ。じゃ、30dhにしてあげよう!」

ショコラン!(ありがとう!)

ありがたいけど、やけにあっさりマケるわね、、。まあ、いいか。

Kumi3

3人はタクシーに乗り込み、アブドラの運転で走り出しました。

626モロッコ マラケシュ 下町スイカ

わあ!でっかいスイカ~!

Den

マラケシュのローカルな景色にはしゃいで、この時はこのタクシーの怪しい動きに気が付く由もありませんでした….。

 

626モロッコ マラケシュ 下町風景バイク

ガソリンスタンドかな~?

 

626モロッコ マラケシュ お屋敷門

立派なお屋敷だね~。

 

626モロッコ マラケシュ モスク並ぶ

モスク、礼拝堂がいくつも並んでいるね~!

ほんの5分でマラケシュのバザール、ジャマエルフナへ着くはずなのですが、、、

アブドラはタクシーをどんどんと郊外へと走らせるのでした。

すでに15分ほど過ぎていました。

 

ラクダパークに盛り上がる!

 

あの~、ジャマエルフナは、もうすぐですか?

Chai

するとアブドラは

「ジャマエルフナのバザールは、5時から始まるんだ。今3時半だから、早すぎるよ。君たちをラクダパークに連れて行くよ。」と言いました。

ラクダに乗れるの!?わーい!

Den

私は、バザールが始まる前にラクダトレッキングの申し込みをしたかったので、早めに着いてもよかったのでした。それに、明日はラクダ乗るつもりなので、ここでラクダに乗らなくてもよいのでした。

うーん、勝手に行き先を変えて…。先に言って欲しかったわ。でもまあ、ラクダパークか。動物園みたいなものかしら。見てみてお金が掛かるようだったら止めることによう。

Kumi3

「着いたよ。降りて~。」

627マラケシュcamel ラクダパーク 引き歩き

わあ!ラクダがいるいる~!

Chai

「ここは、ラクダに乗って公園の中を散歩できるんだよ。費用は、本当なら一人30分で150dhなんだが、俺が交渉してあげるから、3人で300dhでどうだい?」とアブドラは言いました。

う~ん、ホテル2泊分か…。でも、子どもたち嬉しそうだし、まあ、いいか…。

Kumi3

アブドラは、パークの人に私たちを預けました。

そして「終わったら、またここに来て。」と言いました。タクシーで待っているそうです。

.

私たちは、ラクダパークのスタッフの後について歩き出しました。

626モロッコ ラクダパーク ラクダ数頭

ラクダたちは、のんきにくつろいでいました。

 

627マラケシュcamel ラクダパーク 6頭立ち座り

おや、日本から?ようこそ~!!

 

626モロッコ ラクダパーク 座って一頭アップ

ど~も~。私はマドナ。ラクダに乗るのは初めて?

ハイッ!

Den


627マラケシュcamel ラクダパーク 2頭横

僕らは、ふたこぶラクダなんだよ。

ラクダにまたがると、スクッと立ち上がりました。

626モロッコ ラクダパーク 2

うひゃっ!高~い。

Den

626モロッコ ラクダパーク ラクダ引き

ラクダパークのおじさんが、手綱を引いて先頭を歩いてくれました。

 

626モロッコ ラクダパーク 123

私のラクダはマドナ、Chaiのラクダはアリシャ、Denのラクダはシャキラという名前でした。

わあ!楽し~ね!!

Kumi3

突然のラクダライディングでしたが、3人の気持ちは盛り上がりました。

 

626モロッコ ラクダパーク 黒いロバ

ロバ君が、見送ってくれました。

 

626モロッコ ラクダパーク景色

公園内はけっこう広いのでした。

 

627マラケシュcamel ラクダパーク stuff

「どうだい?乗り心地は。」

 

627マラケシュcamelラクダパーク 12

楽しいです~!けっこう揺れるね~。

Chai

627マラケシュcamel ラクダパーク 顔アップ

おしまい~、お疲れ~‼

 

626モロッコ ラクダパーク2

ショコラン!はい、お礼の野菜だよ~。

Den

 

 

モロッコ高級レストラン

 

ラクダパークのゲートで、アブドラは待っていました。私たちは、再びタクシーに乗り込みました。

「どうだい、楽しかったかい?」とアブドラは言いました。

はい、ラクダ、可愛かった~。

Chai

627マラケシュcamel ラクダパーク帰り景色

タクシーは、走り出しました。

アブドラは

「まだジャマエルフナには早いから、モロッコの本格的な料理を食べに行こう。」と言いました。

でも、早めにジャマエルフナ市場に着きたいです。

Kumi3

「俺の友だちがやっている、観光客向けじゃなくて、地元本場のクスクスを出す店なんだ。うまいぞ~‼ 値段も安くしてくれるから大丈夫!」とぐいぐい勧めてくるのでした。

本場、地元の味か~。気になるわね~!高くないのよね、じゃあ行こうかしら!

Kumi3

モロッコの食べ物には、興味津々でした。

でも…、一体いくらなんだろう。

その料理は、いくらぐらいですか?

Chai

「安い安い!友だちの特別価格だ、心配ない!」

アブドラは、再び車をビュンビュンと走らせました。

まあ、流れに任せてみるか…。

マラケシュの街の中に入っていきました。

626マラケシュバザール 道行く馬車 

あっ!馬車だよ!

Den

626マラケシュバザール 馬車 バイク

マラケシュの公道は、車もスクーターも馬車も、一緒に走っていました。

アブドラは、繁華街の入り口に車を停め

「付いておいで~。」と私たちを案内しました。

 

627マラケシュ レストラン向かう道ついて行く A12

アブドラに案内されて、繁華街をしばらく歩きました。

 

626モロッコ マラケシュ リヤドレストラン入り口

レストランの入り口に着きました。なんだか、派手なバーという感じでした。

 

626モロッコ マラケシュ リヤド建物内12

しかし2階へ上がると、落ち着いた回廊になっていました。

アブドラは「これは、リアドといってモロッコの伝統的な建築スタイルなんだよ。」と教えてくれました。

 

627マラケシュ レストランリアド

さらに、階段を上がるとイスやテーブルがありました。

アブドラは「建物の玄関で待っているからな~。」と言い

レストランのスタッフに何やら話しをしたあと、私たちを任せました。

私たちは、奥の高級そうなサテンのイスとテーブルのほうへ案内されました。広いレストラン内には、他にお客さんは一人もいませんでした。

わあ!貸し切りだね!こんな高級なイスとテーブル、嬉しいなぁ‼

Den

とりあえず、Denはあまり食べないので

クスクスを二人分、お願いします。

Chai

私たちは、クスクスの二皿をお願いしたつもりなのですが、どんどん料理が出て来ました。

627モロッコ 料理 マラケシュ前菜

あら、これアーティチョーク?美味しい!

Kumi3

ほか、レッドビーツ、オリーブ、トマト、玉ねぎなどが色鮮やかに盛られ出てきました。

626モロッコ 料理 タジン

それからメインディッシュのクスクスが出て来ました。

わお!人参でかいね!

Den

626モロッコ 料理 お菓子 果物

わあ!デザートにお菓子まで来た~!

Chai

627モロッコ 料理 マラケシュお菓子 椅子123

いつの間にか...

高級なサテンの椅子で食べる

モロッコのフルコース料理

になっていたのでした….。

627マラケシュ レストラン ミントティー注ぐ

そしてこのコースのラストは、ミントティーを高いところから注ぐパフォーマンスでした。

こんなにゴージャスに料理が出て来て、ぜったいに安いはずない!もう、楽しむしかないっ!Chai、Den、晩ご飯の分まで食べるのよっ!

Kumi3

金額のことはとりあえず忘れ、ひたすら食べることにしたのでした。

満腹も満腹もまんぷく!

うへっ!Den、もう食べられな~い!!

Den

あ~、食べた食べた~。すみませ~ん、お会計をお願いします!

Kumi3

ドキドキドキ...。

お会計が怖いのでした…。

レストランのスタッフは

「クスクス一人分、180dh、合計360dhです。」

ええっ!20dhでボリュームチキングリル定食が食べられるのに…。その9倍とは~!!

Kumi3

二人分、360dhを支払いました。3人のホテル2泊分以上の金額でした。

美味しかったけどさ。ぜんぜん安くなかったね…。なんか騙された気持ち~。

Chai

レストランを出て、一階のエントランスへ行くとアブドラがニヤニヤして待っていました。

「美味しかったかい?さあ、タクシーに戻ろう。今度こそジャーマルフナ市場へ乗せていくよ。」

私は、このままではアブドラにどこまでも取りつかれ、カモられてしまうと思いました。

もう、タクシーには乗らないですっ!歩いて行きます‼

Kumi3

ただ、一直線にマラケシュの市場まで行きたかったのに…。

タクシーで30dh5分ジャマエルフナ市場へ行く予定でしたが…、

モロッコ一週間滞在のための所持金の6分の1にあたる690dhを散財したうえ3時間経ってもまだ、私たちはジャマエルフナにたどり着いていませんでした。

うへ~ん、自力で歩いて行くのよ!もう近くまで来てるわ!

Kumi3

626モロッコ マラケシュ 壊れた車12

近くに停まっていたポンコツ車が、私たちの気持ちを表しているようでした。

 

 

マラケシュのモスク

 

626モロッコマラケシュ 茶色建物 コウノトリ

道すがら、カミーノを歩いているときに見たようなコウノトリの巣がみえました。

「まあまあ、おかあさん、気を取り直して~。」と言っているような気がして、なつかしさとともに、気分転換に努めました。

 

627モロッコ マラケシュ 街並み工事中

工事現場を通り抜けました。

 

627マラケシュバザール 道 馬車 女性後ろ

モスクが見えてきました。だんだん人が増えて来ました。

 

626モロッコ マラケシュ モスク 右塔

モスクの中を見学したいと思い、入口へ行ってみました。すると、そこにいたおじさんが

「中に入るのは、ダメ、ダメ~!」と断られました。

はい、わかりました。

Kumi3

サンティアゴ巡礼の時もそうですが、その土地のその宗教の人々の心を乱すことは、してはいけないのでした。それは、ミサで聖体拝領の時にやらかした失敗で、十分にわかっていました。

 

627モロッコ マラケシュ モスクアップ

それならと、モスクを外側からじっくり見ることにしました。

綺麗だね~。スペインの教会とはぜんぜん違うね。

Den

モスクの近くに、たくさんのお店がありました。そこでスカーフを売っているお店がありました。

スカーフは50dhでした。

ディスカウントお願い!

Kumi3

値段交渉をしてみました。早く買い物を終わらせたい気持ちと、値段交渉に負けられない気持ちで、店主と大声でバトルをしたのち、店主はそれ以上は絶対負けられない!と厳しい表情を見せ、欲しいスカーフは30dhになりました。

支払う段になって、お財布を見ると、お金が25dhしかありませんでした。あとの所持金は、腹巻の中でした。ここで腹巻からお金は出したくなかったので

あら~、25dhしかないわ…。残念、あきらめるわ~。

Kumi3

とその場を離れると

「ああ、それでいい!全然いいよ!」と追いかけて来て言うのでした。

なんだか、今までのバトルはなんだったのかしら~と思うのでした。

 

マラケシュの旅行会社でラクダトレッキング申し込み

 

627マラケシュバザール 店前12

お店のある賑やかな通りを行きました。バルセロナで手に入れたモロッコのガイドブックによると、モスクはジャマエルフナ市場のすぐ近くでした。

もうすぐ着くね。

Chai

 

626モロッコ マラケシュ 街並みお菓子ウインドウ

あら、乾燥イチジクがいっぱい。美味しそう‼

 

627モロッコ マラケシュ メロン売り

メロンマンゴーを売っている果物の屋台にワクワクしました。

 

627マラケシュ ジャーマルフナ サンダル売り

屋台を構えずに、道端に布を敷き、そこでサンダルを売るお店もありました。

 

627マラケシュ レストラン 向かう道 A12

繁華街を歩いていると、カサブランカで巡礼仲間のGOさんが言っていた通り、客引きの声がしました。

「キャメルキャメル~、キャメルトレッキング~!」

手にパンフレットを持った、割ときちんとした印象のお兄さんでした。

明日、行きたいのですが?

Kumi3

「OK~!」

私たちは、お兄さんのあとについて行きました。そこは、旅行会社のオフィスでした。

ラクダトレッキングは、2泊3日サハラの中のマズルーカの砂漠へ行くというものでした。

金額は一人、950dhでした。

ここは、一度はディスカウントしてみないといけません….。

すると、私とChaiは850dh、Denは750dhにしてくれました。

ありがとうございます!では全額支払っていきますね!

Kumi3

と私はうっかり

合計 2450dh (およそ2万円)払って来てしまいました。

手続きはいとも簡単でした。旅行会社のノートに、私たちの名前を書いただけでした。泊まっているホステルは、名前が書けなかったので、口頭でいいました。

旅行会社のお兄さんは

「ああ、あそこね。オッケー!明日の早朝、泊まっているホステルまで朝6:45に迎えに行くよ。」というのでした。

ショコラン!

Den

ラクダトレッキングに申し込むという、今日のノルマ達成でした。

いよいよ、ジャマエルフナ市場へ突入です。

が、しかし….。

でも…、考えてみれば名前を書いただけで、お金も全額支払ってしまったわ!明日、本当にホステルへ迎えに来るだろうか、、。持ち逃げされても、仕方ないわ。迎えに来た時の後払いにすればよかった….。

Kumi3

ああ~、そうかもね…。

Chai

一抹の不安を抱えてしまいました。

 

 

マラケシュのジャマエルフナ、怖いヘビ使い

 

人の流れに沿って歩くと、道が開けてジャマエルフナ市場になりました。

627モロッコマラケシュ バザール広場 馬車から

ここに着いたのは、既に夜の8時になっていました。

夕方3時に出た私たちは、タクシー運転手アブドラによる寄り道と、ラクダトレッキングの申し込みで、お目当てのバザール到着が大幅に遅れました。

しかし、スペインと同様にモロッコは、陽が落ちるのは9時半ごろでした。まだ、明るい時間は1時間半あるのでした。

 

627マラケシュ ジャーマルフナ 観光客

わあ、人がいっぱい!

そこ、ここに様々なお店が軒を広げていました。

626マラケシュバザール ドライフルーツ 女性

地元の素敵なドレスのお姉さんが、通り過ぎた向こうに

 

626マラケシュバザール ドライフルーツ屋

アンズナツメなどのドライフルーツ屋さんがありました。

 

626マラケシュバザール 広場 人々 後部建物

ところどころ、人だかりができていました。

ふと見ると….

大道芸人がいっぱい!

あっ!ヘビ使いがいるよ‼

Den

声をあげました。

わああ~!

ターバンを巻いたおじさんが、あぐらをかいて笛を吹きました。

♫ピーヒャラウルルピリャリラ~

ツボの中から猛毒のコブラが立ち上がりました。

くねくねくね~ シュ~(舌を出す)

テレビのお笑いの番組で真似しているのとほぼ同じシーン!

そしてこれは本当の本物のヘビ使いでした!

わあ!笛に合わせて、コブラが踊ってるね!

Chai

私は人だかりの端のほうで、デジカメのファインダーはのぞかずに、お腹にデジカメを据えたまま、シャッターを切りました。

「シャカッ!」

すると!

シャッター音の後

手がニュ~ッと出てきました。

ヘビ使いの仲間なのか、その場にいた冷やかしなのか、

素性はわからないのですが、地元の若い男でした。

「ノーフォト、5dh!!」と言い

お金を要求されました。

私たちは、慌ててその場を離れました。

あわわわ!怖い~‼

Kumi3

トラブルを避けたいと思った私は、5dhコインを渡しました。

すると

「3人だからあと10dh出せ‼」

と言い、まとわり付いて行く手をはばむのでした。

ノ~、ノ~!カメラ一個だから、5dh以上、出さないってば~!

Kumi3

お構いなしに、男はしつこく付きまとうのでした。

イヤだ~、なんだろ、この人!

すると‼

Chaiは、男にデジカメの再生確認画面を見せました。そして、今撮ったヘビ使いの写真を再生して見せました。

その写真の画面を表示しながら

「Delete 」(消す)を押して見せました。

シュッ!

ヘビ使いの写真は消えました。

Chaiはその前の広場風景の写真を表示し、画面を送ると、それが最新になっていることを確認させました。

これでOK?

Chai

すると、男は両手をひろげ、仕方ないといった

「ハンッ!」

と声をあげ、私たちから離れて行きました。

ギャー、怖かった!Chaiちゃんすご~い!!

Den

うわ~ん、危機一髪、助かったわ!Chaiありがとう!

Kumi3

ダメ元でとっさにやってみたんだよ!ママ、ここは気を付けないとだめだね。

Chai

いやあ~、メカに弱い私は、とっさにそんなアイデアなんて全くもって浮かびませんでした。

 

627モロッコ ジャーマルフナ サル使い

準備中の「サル使い」が見えました。

準備中ならいいわよね….。

それでも懲りずに、こっそり通りすがりに写真を撮ってしまう私なのでした…。

 

 

ジャマエルフナでヘナタトゥー

 

まだまだ、ジャマエルフナ市場は、始まったばかりの活気がありました。

627モロッコ ジャーマルフナ バザール賑わい

人がどんどん集まってきました。

 

626マラケシュバザール 広場 人々

テントだけでなく、椅子でなにやら商売をしている人たちもいました。

そこへ行ってみると、おばちゃんがヘナタトゥーを描いてくれるのでした。面白そうなので、お願いしてみました。

626マラケシュ ヘナ モロッコおばさん

おばちゃんは、2種類あると言いました。

「黒だと1ヵ月、茶色だと2週間、色が残るのよ。お値段はワンポイント10dhだわよ。」

では、お願いします!

Kumi3

626モロッコ ヘナ 手首甲3途中 626マラケシュ ヘナ モロッコ手首甲3途中

おばちゃんは、なんと注射器の先で、泥のような黒いインクを絞りながら模様を描くのでした。それは、熟練の素晴らしい職人技でした。

 

626マラケシュ ヘナ モロッコ手首3途中

ウケたのは、一番最初にインクの出具合の試し書きを、私の手の甲に描いてしまうという….、

お茶目なおばちゃんでした。

私もやってみた~い!

Chai

626ヘナ マラケシュ モロッコ手首1627ヘナタトゥー 茶 2wもつ ジャーマルフナ

おばちゃんは、クルクルと注射器を動かしました。

 

627ヘナタトゥー 茶2w黒4wもつ モロッコジャーマルフナ

私は黒で、Chaiは茶色で描いてもらいました。

「一日のあいだは、水に濡らさないようにね。」とおばちゃんは注意を添えてくれました。

 

 

マラケシュで馬車に乗る

 

時間は夜9時半になっていました。

今日は、早朝にカサブランカからマラケシュに移動して、あれこれ寄り道を経て、このジャマエルフナ市場に来ているのでした。

バサールの広場は大きく、いつの間にかかなり歩き回っていました。そろそろ帰りたいのですが、車の通りに面したところまで、かなり距離がありました。

ね~。眠くなってきた。疲れたよ~。道に出るところまで、馬車で行こうよ~。

Den

626モロッコマラケシュ 馬車 馬二頭

「ヒヒン!人ごみの中を歩くより、馬車に乗ると楽だよ~。」

627モロッコ ジャーマルフナ 馬車横

丁度、空いている馬車が通りました。観光者向けの華やかな飾りがついていました。馬車は、人々の中を構わずに抜けていくのでした。

馬車を停め、値段を聞いてみました。

御者さんは「広場のはずれのタクシー乗り場まで、150dhだよ。」というのでした。

う~ん、高いけど、、、。気が付けば、私たちへとへとになっているわね….。

Kumi3

626マラケシュバザール 道 馬車 12

これは乗っちゃおうよ!

Chai

626マラケシュバザール 道 馬車 123

馬車にのって、市場を眺めながら行きました。

 

626モロッコ マラケシュバザール 広場 人々 後部塔

夕焼けが、忍び寄って来ました。

ジャマエルフナエキサイティングで、エネルギッシュで、ちょっとデンジャラス!

不思議な魅力のある市場でした。もっともっと見たいけれど、明日、砂漠へ出発するのでした。

また、来ようよ!

Chai

ほんとね。そして大道芸人には気を付けないとね~!

Kumi3

 

626モロッコマラケシュ 馬車から門

馬車は、公道を闊歩しました。

626morocco マラケシュ広場門 

タクシーが停車する通りに着いて、馬車を降りました。

 

 

626モロッコマラケシュ バナナ屋台

そこは、地元の市場になっていました。熟れたバナナが美味しそうでした。

そこからタクシーを拾い、30dhと値段を決めて、ユースホステルまでお願いしました。

タクシーは、アッという間に着きました。

 

 

明日はサハラ砂漠行き

 

ユースホステルの前から、夕焼けを眺めました。

626morocco マラケシュ広場 夕焼け

長かった一日が終わろうとしていました。

明日はラクダトレッキングへ行く予定です。

このホステルはチェックアウトするので、忘れ物のないように荷造りをしました。

明日は、サハラ砂漠だね!朝6時45分にバンが迎えに来るのだよね。楽しみ~‼

Chai

でもね、ラクダトレッキングの全額を払ってしまったじゃない….。本当にあの旅行会社、明日の朝、迎えに来てくれるかしら….。

Kumi3

半ば騙されたように行ったラクダトレッキングモロッコ高級料理スカーフ値段の交渉の謎ヘビ使いの時の若い男….。

今日一日の出来事で警戒心が膨張し、心配は尽きないのでした。.

 

 

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