Warning: The magic method InvisibleReCaptcha\MchLib\Plugin\MchBasePublicPlugin::__wakeup() must have public visibility in /home/caminocoo/camino-kumi3.com/public_html/wp-content/plugins/invisible-recaptcha/includes/plugin/MchBasePublicPlugin.php on line 37
6/60カミーノの参加自由の教会ミサで絶対にしてはいけない事! | 子連れサンティアゴ巡礼・旅ブログ
カミーノ鍼灸マッサージ院予約・お問合せ

カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた旅ブログ・カミーノ鍼灸CS60マッサージ院

6/60カミーノの参加自由の教会ミサで絶対にしてはいけない事!

WRITER
 
パンプローナスペインらしい家
この記事を書いている人 - WRITER -
「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちは、まるで中世の巡礼者のように歩きました。かかった日数は60日間、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。帰国後、この旅の名前をとって『カミーノ鍼灸マッサージ院』を始めました。マッサージとCS60という器具を使った施術をしています。
詳しいプロフィールはこちら

4/21(水) →パンプローナ観光 / 腰の様子をみる 0km/€65  パタボーン泊、公営でアットホーム 7×3

 

昨日、Denはベッドから落ちて腰を強打しました。

うん、ちょっと腰が痛いけど大丈夫だよ。歩けるよ!

Den

けれど、バックパックを背負って歩くのは、しんどいかもしれません。

今日も巡礼は、お休みにしておこうか。少し体を休ませようね。

Kumi3

ペンションのチェックアウト10時でした。街を観光したいので、荷物を14時まで預かってもらうようお願いしました。

 

パンプローナ街並み四角

パンプローナは大きな街です。

今日もパンプローナの街探索、食べ歩き、お買い物だよ。みんなレッツゴー!!

Kumi3

 

パンプローナまちサイ

ヨーロッパらしい街並みを歩くだけでも、ワクワクしました。

 

421パンプローナ 広場

広場は、人々の憩いの場でした。

 

教会ミサに飛び入り

 

ぶらぶらと歩いていると、街の外れに教会を発見しました。その前で品のよい感じの老夫婦が話しかけて来ました。

「あなたたち、巡礼者ね。スタンプを教会でもらうといいわよ。」と中へ案内してくれました。

教会でもクレデンシャルのスタンプがもらえるんだ…。

Kumi3

それで、教会に入ると、ちょうどミサが始まるところでした。

ミサは誰でも参加自由ということでした。

その教会は、古いカトリックの装飾品が見事に飾られていました。

それらが醸し出す神聖な雰囲気の中、神父様のお話が始まりました。オルガンの音が鳴り響き、神父様の指示通りに立ち、座り、賛美歌を歌いながら、真剣にお話に耳を傾けました。

言葉はスペイン語で解らなかったけれど、私、Chai、Denも、それぞれ雰囲気に合わせ参加していました。

教会側は神父様と横に7人の付き人、そしてオルガン奏者、

全部で9人でした。

信者側の椅子席は、私たちを入れて

全部で9人でした。

こんなに素晴らしいミサなのに、私たち3人が入らなければ6人しか信者側は居なかった訳です。しかもみんな、高齢者の方たちでした。

昨今、個人の多様化が進み、若者の教会離れが深刻化しているという事でした。

 

 

教会ミサで大失敗!

 

ミサの終わりの頃、参列者は皆、通路に並びました。

何だろう?

私たち3人も、最後尾に付いてみました。

見ると参列者たちは、神父様から500円玉ぐらいの大きさの薄いウエハースのようなお煎餅を、もらっていました。その受け取り方は様々で、人によっては口を開け、神父様に食べさせてもらう人もいました。

私の順番が来ました。

手のひらにお煎餅を乗せてもらい、ていねいにお礼とお辞儀をしました。

グラシアス!

Kumi3

ChaiとDenも、手のひらにお煎餅を乗せてもらい、同様にお礼を言いました。

そして、お煎餅を食べようとした時…

前にいたおじいさんが、振り返り

「あんた、カトリックか?」

と聞いてきました。

「へ?いいえ(ノー)」

と首を振りました。

すると、周りにいた、おじいさん、おばあさんたちが

皆いっせいに振り返り

「ノォ‼︎」

「ノォー!!!!!!」

不愉快な声が重なり響きました。

その視線は、鋭く厳しいもでした。

3人は、その場で

手の平から、お煎餅を取り上げられました。

私は、その凍った空気に

まずい、なんかやらかした!

と瞬時に思い

ご、ごめんなさい!

Kumi3

と謝りました。

Chai

Chai も固まってしまいました。

Den は囁き声で

なんで~っ!

Den

と地団駄を踏みました。

 

ほどなく、ミサが終わりました。

3人は、すごすごとその場から離れました。

廊下に出ると、Denは今度は声を荒げて言いました。

なんで?なんでダメなのっ?

Den

はて...??

あ…!

思い出した、このことだったんだ…。

パリに置いてきたガイドブックに書いてありました。

*注意:カトリックでない人は、ミサの時に丸いお菓子を絶対にもらわないこと。

あ~、丸いお菓子って、あのお煎餅のことだったんだ…。わからなかった~。失敗した~。あれはカトリック信者だけの大切な儀式だったんだわ…。

Kumi3


ここは本来はカトリックの巡礼道です。私たちは、そこを歩かせてもらっているのでした…。これから先、いかなる時も、彼らの邪魔になる事をしてはいけないのでした。

あのお煎餅はね、カトリックの人だけが貰うことができる、大切な儀式のものなの。

Kumi3

ChaiとDenにそのことを話しました。

ミサの中でお煎餅を受け取ること、

それは聖杯拝領という大切な儀式でした。

 

救いの手を差し伸べてくれたラモン神父

 

私たちは、うなだれながら教会を後にしました。

大変な大失敗をしてしまいました。

おじいさん達の険しい表情と、

不意にお煎餅を取り上げられたショック

胸に残り

泣きそうな気分でした。

すると…

パタパタパタ…、後ろから足音が…。

誰かが追いかけて来ました。

振り返ると...

えっ!

ミサの神父様でした!

私たちを呼び止めると、

「さっきは、せっかくミサに来てくれたのに、すまなかったね。あれはカトリックの決まりなのです。気にしないで。私はラモンと言います。ゴッド・ブレス・ ユー!」

と言った後、3人それぞれに ハグ をしてくれました。

わざわざ私たちを追いかけてくれたなんて!そして、私たちのことを壇上から見ていてくれたなんて!、嬉しい~!。涙が滲んできちゃう。うわわわ~ん…。

Kumi3

ね、いま、ゴッド ・ブレス・ ユーって言ってくれたね。わかったよ!

Chai

Denも神父様がこんなに近くに来てくれ、ハグをしてくれたことが嬉しくて、嬉しくて照れたピカピカの笑顔になっていました。

うふふ、ラモンさんっていう名前だよね? あの神父さま。

Den

と、聞き取った名前を確かめていました。

 

パンプローナ闘牛場に行ってみた

 

スペインと言えば、『闘牛』が有名です。

闘牛場パネルまえ

パンプローナには闘牛場があると聞きました。そこまで歩いて40分ぐらいでした。

まるい闘牛場前

闘牛場は、平日の昼間に闘牛をしているわけもなく、ただ、外側から建物を眺めて終わりました。

は~。何もないね~。

Chai

 

パンプローナ闘牛像よこ全体

パンプローナと言えば『牛追い祭り』が有名です。

 

パンプローナ闘牛像大

そのシーンを物語るブロンズ像が街の中にありました。

迫力満点~!

 

 

公園大好き小5男子、退屈中3女子

 

街はずれの闘牛場までせっかく歩いてきたというのに、何にもなかった~と2人はつまらなそうにしていました。

すると、すぐそばに公園を発見しました。

やった~。遊びたい!遊んで行こうよ!

Den

はしゃいでいました。

どうやらこの元気なら、腰は大丈夫そうね!

Kumi3

公園で遊んで行くという提案に、Chaiは無表情でした。 

 

パンプローナくるくる遊戯2人

フーッ..。

Chai

 

公園には座ってクルクルと回る、日本では見たことの無い遊具がありました。

えんくるくる遊戯

わはっは!これ楽し~!!

Den

クルクルクル~と廻りると上下に移動します。Denは、公園遊具が楽しくて仕方ありませんでした。遊びに熱中し、全くやめる気配が見えませんでした。

 

421パンプローナ 公園2

イヤッホー!!

 

パンプローナ公園ベンチサイ

Chaiは、すっかり退屈し

まだなの?もう行こうよ〜。

Chai

とアピールをしていました。

女の子と男の子の興味の違い、年齢差はほぼ5歳、二人が一緒になって楽しめる事というのは、なかなか見つからないのでした。

この先も、公園を見ると遊びたくなるDen、

早く歩いてアルベルゲに辿り着きたいChai、

二人のバトルがたびたび起きるのでした。

 

 

服見る大好き中3女子、退屈小5男子

 

街へ戻りました。

パンプローナ街角犬さい

賑やかな通りに出ると、ファッションブランドの「ZARA」が目に入りました。

私とChai、きのうに引き続き 目がキラリン!と光りました。

対照的に

え~っ、服みるの?

Den

と不満顔になりました。Denには、お店の前のベンチで座り待ってもらいました。

しかし、時々のぞきに来ては、文句を言うのでした。

まだ~?ま~だぁ~⁈

Den


待って、もう少し。はいはい、もう5分ね。じゃ~、あとでケーキ買おうよ、ね、ね。

Kumi3

私たち女子チームは、このところずっと山歩き生活だったので、スペインの都会でZARA、H&Mなどで服を見るのが本当に楽しかったのでした。

Denはスイーツで釣っておいて、時間を稼ぎました。

私たちは、薄手のウインドブレイカーニット帽を買いました。あれこれ服を見るだけでも、気持ちが満たされるのでした。

 

 

ディナーにチョコレートケーキ

 

さて、約束は守らないといけません。

パンプローナチョコケーキ

今日のディナーは、スーパーマーケットで買ったチョコクリームケーキでした。

一人で全部たべてやる!と息巻いていたDenでしたが、いざ食べ始めると

うっぷ、あま〜い、もう無理!

Den

と半分も食べられずに、ギブアップしました。

うふふ、やっぱりね!

Chai

計算どおり、残りはChaiと私でいただきました。

 

心温まるパタボーンアルベルゲ

 

その日はペンション・オタノから、パタボーン・アルベルゲへと移動しました。そこは、老夫婦がオスピタレロをやっている、とてもアットホームなところでした。

パタボーン毛糸

どの部屋も、ベッドにかかっているベッドカバーが、おばあちゃんの手編みでした。

なんだかとても温かく、懐かしい感じがして、ホロッとしてしまいました。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちは、まるで中世の巡礼者のように歩きました。かかった日数は60日間、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。帰国後、この旅の名前をとって『カミーノ鍼灸マッサージ院』を始めました。マッサージとCS60という器具を使った施術をしています。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 子連れサンティアゴ巡礼・旅ブログ , 2024 All Rights Reserved.