サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

6/60カミーノの参加自由の教会ミサで絶対にしてはいけない事!

Kumi3
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パンプローナスペインらしい家
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「学校に行けないなら、旅に出てみようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と弟10歳を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノへ行くことにしました。930kmを60日間かけて歩きました。もちろんカミーノは初めてです。英語もろくに出来ない私は、一体どんな旅になるのか見当もつきませんでした。そんな体で子どもたちを、異国のスペインに連れ出してしまうのですから、本当にチャレンジャーでした(-_-;)。はじめは、歩き慣れず、背中の荷物も重く、泣きが入った子どもたちでしたが、五感をフルに働かせ、次第にたくましくなっていくのでした。
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4/21(水) →パンプローナ観光 / 腰の様子をみる 0km/€65  パタボーン泊、公営でアットホーム 7×3

 

昨日、Denはベッドから落ちて腰を強打しました。様子をみるため、今日も巡礼はお休みにしました。

ペンションのチェックアウト10時でした。荷物を14時まで預かってもらうようお願いしました。

 

パンプローナ街並み四角

パンプローナは大きな街です。

パンプローナの街探索、食べ歩き、お買い物、みんなレッツゴー!!

Kumi3

 

パンプローナまちサイ

ヨーロッパらしい街並みを歩くだけでも、ワクワクしました。

 

421パンプローナ 広場

広場は、人々の憩いの場でした。

 

教会ミサに飛び入り

 

ぶらぶらと歩いていると、街外れに教会を発見しました。その前で品のよい感じの老夫婦と出合いました。そして

「あなたたち、巡礼のスタンプを教会でもらうといいわよ。」と中へ案内してくれました。

教会でもスタンプがもらえるんだ…。

Kumi3

教会に入ると、ちょうどミサが始まるところでした。

ミサは誰でも参加自由だそうです。

その教会は古いカトリックの装飾品が見事に飾られていました。

それらが醸し出す神聖な雰囲気の中、神父様のお話が始まりました。オルガンの音が鳴り響き、神父様の指示通りに、立ち、座り、賛美歌を歌いながら、真剣にお話に耳を傾けました。

言葉はスペイン語で分からなかったけれど、私、Chai、Denもそれぞれ雰囲気に合わせていきました。

教会側は神父様と横に7人の付き人、そしてオルガン奏者、全部で9人でした。

信者側の椅子席は、私たちを入れて全部で9人でした。

こんなにしっかりしたミサなのに、私たち3人が入らなければ6人しか信者側は居なかった訳です。しかもみんな、お年寄りでした。

 

 

教会ミサで大失敗!

 

ミサの終わりの頃、参列者は皆、通路に並びました。

何だろう?

私たち3人も、最後尾に付いてみました。

見ると、順番に神父様から500円玉ぐらいの大きさの薄いウエハースのようなお煎餅を、もらっていました。その受け取り方は様々で、人によっては口を開け、神父様に食べさせてもらう人もいました。

私の番になりました。手のひらにお煎餅を乗せてもらい、ていねいにお礼を言いました。 

グラシアス!

Kumi3

ChaiとDenも、手のひらにお煎餅を乗せてもらいました。

三人は、小さなお煎餅をしげしげと観察してから

いざ食べようとしたその時…

 

前にいたおじいさんが、不意に振り返り

「あんた、カトリックかい?」聞いてきました。

「へ?いいえ(ノー)」と首を振りました。

すると、周りにいた、おじいさん、おばあさんたちが

皆いっせいに振り返り

「ノー‼︎」

「ノー!!!!!!」

不愉快な声が重なりました。

その視線は、鋭く厳しいもでした。

三人は、その場で

手の平からお煎餅を取り上げられました。

私はその空気にまずい、なんか、やらかした!と瞬時に思い

ご、ごめんなさい!

Kumi3

と謝りました。

Chai

Chai も固まってしまいました。

Den は囁き声で

なんで~っ!

Den

と地団駄を踏みました。

 

ミサが終わりました。

3人は、すごすごとその場から離れました。

廊下に出ると、Denは今度は声を荒げて言いました。

なんで?なんでダメなのっ?

Den

はて...??

あ…!

思い出しました。パリに置いてきたガイドブックに書いてあったことを…。

*注意:カトリックでない人は、ミサの時に丸いお菓子を絶対にもらわないことって。

あ~、丸いお菓子って、あのお煎餅のことだったんだ…。わからなかったわ。失敗した~。あれはカトリック信者だけの大切な儀式だったんだわ…。

Kumi3


ここは本来はカトリックの巡礼道です。私たちはそこを歩かせてもらっているのでした…。これから先、いかなる時も彼らの邪魔になる事をしてはいけないのでした。

あのお煎餅はね、カトリックの人だけが貰うことができる、大切な儀式のものなの。

Kumi3

ChaiとDenにそのことを話しました。 

 

救いの手を差し伸べてくれたラモン神父

 

カトリックのおじいさん達の険しい表情と、不意にお煎餅を取り上げられたショックが胸に残り、私たちはうなだれながらトボトボと廊下を歩いていました。すると、、、

誰かが追いかけて来ました。振り返ると...

神父様でした!

私たちを呼び止めると、英語で

「さきは、すまなかったね。せっかくミサに出てくれたのに。あれは決まりなのです。気にしないでください。私はラモンと言います。ゴッド・ブレス・ ユー!」

と言った後、3人それぞれにハグをしてくれました。

わざわざ私たちを追いかけてくれたなんて!私たちのことを壇上から見ていてくれたなんて!、嬉しい~!。涙が滲んできちゃう。うわわわ~ん…。

Kumi3

ね、いま、ゴッド ・ブレス・ ユーって言ってくれたね。わかったよ!

Chai

Denも神父様がこんなに近くに来てくれ、ハグをしてくれたことが嬉しくて、嬉しくて照れたピカピカの笑顔になっていました。

うふふ、ラモンさんっていう名前だよね?あの神父さま。

Den

と、聞き取った名前を確かめていました。

 

闘牛場に行ってみた

 

スペインと言えば、『闘牛』が有名です。

闘牛場パネルまえ

パンプローナには闘牛場があると聞きました。そこまで40分ぐらい歩いて行ってみました。

まるい闘牛場前

平日の昼間、闘牛をしているわけもなく、ただ、外側から建物を眺めて終わりました。

は~。何もないね。疲れた~。

Chai

 

パンプローナ闘牛像よこ全体

パンプローナと言えば『牛追い祭り』が有名です。

 

パンプローナ闘牛像大

そのシーンを物語るブロンズ像がありました。迫力満点!!

 

 

公園大好き小5男子、退屈中3女子

 

街はずれの闘牛場までせっかく歩いてきたというのに、何にもなかった~と2人はつまらなそうにしていました。

すると、すぐそばに公園を発見しました。

遊びたい!遊んで行こうよ!

Den

はしゃいでいました。

どうやらこの元気なら、腰は大丈夫そうね!

Kumi3

公園で遊んで行こう!という提案に、Chaiは無表情でした。 

パンプローナくるくる遊戯2人

 

座ってクルクルと回る、日本では見たことの無い遊具がありました。

えんくるくる遊戯

わはっは!これ楽し~!!

Den

くるくるくる~と廻りると上下に移動します。Denはスペインの公園遊具が楽しくて仕方ありませんでした。遊びに熱中し、やめる気配が見えませんでした。

 

421パンプローナ 公園2

イヤッホー!!

 

パンプローナ公園ベンチサイ

Chaiは、すっかり退屈して

まだなの?もう行こうよ〜

Chai

とアピールをしていました。

女の子と男の子の興味の違い、年齢差はほぼ5歳、二人が一緒になって楽しめる事というのは、なかなか見つからないのでした。

この先も、公園を見ると遊びたくなるDen、早く歩いてアルベルゲに辿り着きたいChai、二人のバトルがたびたび起きるのでした。

 

服見る大好き中3女子、退屈小5男子

 

街へ戻りました。

パンプローナ街角犬さい

賑やかな通りに出ると、ファッションブランドの「ZARA」が目に入りました。

私とChaiの目が キラリン!と光りました。

対照的に

え~っ、服みるの?

Den

と不満顔になりました。Denには、お店の前のベンチで座り待ってもらいました。

しかし、時々のぞきに来ては、文句を言うのでした。

まだ~?まだ~?ま~だぁ~⁈

待って、もう少し。はいはい、もう5分ね。じゃー、あとでケーキ買おうよ、ね、ね。

Kumi3

私たち女子チームは、このところずっと山歩き暮らしだったので、スペインの都会でZARA、H&Mなどで服を見るのが本当に楽しかったのでした。Denはスイーツで釣っておいて、時間を稼ぎました。

私たちは、薄手のウインドブレイカーとニット帽を買いました。あれこれ服を見るだけでも、気持ちが満たされました。

 

ディナーにチョコレートケーキ

 

さて、約束は守らないといけません。

パンプローナチョコケーキ

今日のディナーは、チョコレートクリームケーキでした。

一人で全部たべてやる!と息巻いていたDenでしたが、いざ食べ始めると

うっぷ、あま〜い、もう無理!

Den

と半分も食べられずギブアップしました。

うふふ、やっぱりね!

Chai

計算どおり、残りはChaiと私でいただきました。

 

心温まるパタボーンアルベルゲ

 

その日はペンション・オタノから、パタボーン・アルベルゲへ移動しました。、おじいさんとおばあさんがオスピタレロをやっている、とてもアットホームなところでした。

パタボーン毛糸

どの部屋も、ベッドにかかっている大きなベッドカバーが、おばあちゃんの作った毛糸の手編みでした。

なんだかとても温かく懐かしい感じがして、ホロッとしてしまいました。

 

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「学校に行けないなら、旅に出てみようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と弟10歳を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノへ行くことにしました。930kmを60日間かけて歩きました。もちろんカミーノは初めてです。英語もろくに出来ない私は、一体どんな旅になるのか見当もつきませんでした。そんな体で子どもたちを、異国のスペインに連れ出してしまうのですから、本当にチャレンジャーでした(-_-;)。はじめは、歩き慣れず、背中の荷物も重く、泣きが入った子どもたちでしたが、五感をフルに働かせ、次第にたくましくなっていくのでした。
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