サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

パリから巡礼事務所へ、TGVでサン・ジャン・ピエ・ド・ポーへ向かう。

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SJPPぱぱお
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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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4/14(水) パリのトイレは有料だった‼︎

 

 ホテルの朝食はビッフェスタイルでした。

パン、特にクロワッサンが美味しい!

コーンフレーク、ハム、チーズ、カフェオレ、ココア、果物、ヨーグルト、、。

もう一個、チョコクロワッサン食べちゃおうかな!

Den

 

イビスホテルビュッフェ

チーズが美味しい!

Kumi3

みんなお腹がパンパンになるまで食べました。

 

ホテルから荷物を背負い歩き出しました。

地下鉄の駅に着いてから、3人とも猛烈にトイレに行きたくなってしまいました。

トイレはどこだ?トイレはどこだ~っ?

やっと見つけたトイレ。ところがドアが…。

開かない〜!

Chai

フランスの公共トイレは有料でした。25セントユーロのコインしか使えない、自動販売機のようなドアになっていました。

トイレ行きたいよお!もう無理。早く早く!

Den

えーっ、25セント硬貨ないのよ。なんか買ってお札くずすから待ってて。我慢 してよね、ねっ?、頑張って〜

Kumi3


キャンディだか、ガムだか何だかわからないけれど、とにかく買ってコインを作り、なんとか3人は、間に合いました。

荷物を持ってのトイレは大変です。順番に荷物を見張りました。

トイレ待ち弟

もう、遅いな〜!

Den

 

 

地下鉄チケットが買えない~!

 

パリ空港の駅から、TGVが発着するモンパルナス駅まで、地下鉄で移動しないといけません。

チケットは自動販売機で買うのですが、現金は使えませんでした。使えるのはカードのみでした。

フランスはカード社会なのね…。

Kumi3

クレジットカードを入れ、コード番号を入れますが、何回やっても認証しません。

昨日、ibisホテルでチェックインした時も、私のカードは読み取りに時間がかかりました。磁気が弱いのかしら。

ああ、まずい!どんどん時間が経ってしまう。TGVに乗り遅れる~

Kumi3

私たちのアタフタぶりに気が付いたおじさんが、様子を見て取ると

「自分のカードで買ってあげるから、その分の現金を渡してくれたらいいよ。」と3人分のチケットを買ってくれました。

その後も「乗り換えが難しいからね!」とモンパルナス駅まで誘導してくれました。

メルシー!救いの神だ~。

 

途中で電車は行き先が変わる⁉

 

モンパルナス駅から、無事、TGVに乗ることが出来ました。

車窓にはフランスの田園風景が続きました。座席には大きなテーブルが付いていました。駅の売店で買ったケーキ、ジュースなどを広げ、気分は遠足でした。

 

ところが、どういう訳だか...。

途中で電車は止まってしまいました。10分…  30分… 。いっこうに動き出す気配はありませんでした。

なんで?何でだろう。

Kumi3

人も降りて行き、どんどん減っていました。

何か、アナウンスがあったのかもしれませんが、さっぱりわかりませんでした。というより、行き先の合っている電車に乗っているのだから、座っていればいいのだ!と疑うことなく思っていました。

車両内に残っているのは、数人でした。車内を通りがかった女性の車掌さんに聞いてみると
「この電車は行き先が変わったの。次に来る電車に乗っていくように。」と言いました。

え~っ、行き先が変わるなんて…。そんなことあるの⁉ 確かにバイヨンヌ行きだったのだけれど…。

Kumi3

「ほら、はやく降りて。電車がもう出る!」と車掌さんに急かされ、バックパックをひっつかみ、3人は慌てて電車からホームへ飛び降りました。

うわあ!

Den

ドドドド~ッ...

その途端、電車のドアは閉まり動き出しました。

セーフ!

あぶなかったね!

Chai

 

415サンジャンピエドポー、駅時計、サンティアゴ巡礼

ホームで待ちぼうけの人々は、みんな混乱していました。

訳が分からないまま、車掌のアナウンスで次の電車に乗り換えました。

この先、バイヨンヌ駅へ行き、そこからバスに乗り換えサン・ジャン・ピエ・ド・ポー駅へ行く予定でした。

時間がかなり遅れてるわ…。乗り換えに間に合うかなぁ。

Kumi3

 

 

バスの乗り換え時間1分!!

 

私は、電車の中でやきもきしていました。バスの乗り換え時間にどんどん近づいていました。

やっと、バイヨンヌ駅に着きました。

時間は15:08分でした。

バスの出発は15:09分でした。

乗り換えが1分しかない!しかも、バスのターミナルはどこなのーっ?

Kumi3

同じ電車から降りたOL風のお姉さんに、チケット見せました。

すみません。見てください。これ。

Kumi3

お姉さんは、チケットのバスの出発時間を見て血相を変えました。

「こっちよ!」と猛ダッシュで一緒に走ってくれました。

あのバスだ!うわあ、行かないで~!

Chai

4人は走って走って息を切らし、なんとかバスのドア前に着きました。

間に合った〜!

慌てて乗り込み後ろを振り返ると、OL風のお姉さんはニッコリと笑い、爽やかに行ってしまうところでした。

メルシー!

Den

今朝、ホテルで教わったフランスの「ありがとう!」を皆で叫びました。

 

サン・ジャン・ピエ・ド・ポー到着!

 

サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(SJPP)は、ピレネー山脈の中腹にある町でした。バスは、かなりのくねくね道を登って来ました。

着いた時には、ChaiもDenもバスに酔ってしまい、真っ青な顔をしていました。

すぐ歩いたところの食料品屋さんで

 

415サンジャンピエドポー、アイス、サンティアゴ巡礼

アイスを買い、休憩しました。

 

一緒のバスに乗って来た他の巡礼者たちは、皆んな巡礼事務所へ行ってしまいました。

もう大丈夫ね?さあ、行こうか。

Kumi3

ここから巡礼事務所まで15分ぐらいの距離を歩くというのは、調べてありました

とりあえず、まっすぐ行くと古い石造りの城壁をくぐり、坂道を登る道に出ました。

地元の女性に「巡礼事務所はどこですか?」と聞きました。

 

サンジャンピエドポー町案内してくれた

すると、一緒に歩き案内をしてくれました。

またもや「メルシー!」

 

巡礼事務所にたどり着く

 

たくさんの人に助けられた末、やっと巡礼事務所にたどり着きました。

ここだね~!やっと着いたね。

Chai

 

巡礼事務所パパお

ChaiとDenは喜々として、中へ入って行きました。

巡礼事務所で、係のおじさんが「ようこそ~!」とフレンドリーな笑顔で出迎えてくれました。

私は、うれしさと安堵の気持ちでへなへな~と脱力してしまいました。

ガイドブックを無くした大失敗は、ここにたどり着いたことで、半分は埋まったよね⁈

Kumi3

ニコニコしながら、クレデンシャルという台紙と、巡礼者のシンボルのホタテ貝をもらいました。

 

クレデンシャル

クレデンシャルというのは、アルベルゲ(宿)にチェックインするときにスタンプを押してもらう、帳面です。(これはすでにスタンプを、押してもらったものです。)

これを持っていることが巡礼者の証明となり、アルベルゲに泊まることが出来るのでした。

 

Camino Walk Copy カミーノ アルベルゲ コピー

そして、私たちはガイドブック代わりとなる

町の名前、アルベルゲ(宿)、距離が乗ったプリントを貰いました。

この紙一枚が、もっとも頼りとなりました。

 

さらに、アルベルゲに泊まるときの注意を説明されました。

①アルベルゲは一泊しか出来ないこと。

②予約が出来ないこと。

ルールはこの二つでした。

ほか、出発の道順、モデルコースなどを説明されました。

 

巡礼事務所のおじさんは

「今日は公営のアルベルゲは満員だから、少し駅に戻ったところに泊まりなさい。」と泊まる所の手配もしてくれました。

 

415サンジャンピエドポー、街並み、2.3.サンティアゴ巡礼

早速、今もらったホタテ貝をリュックに付けて、歩き出しました。

ホタテ貝を付けてると巡礼者ってわかるんだね!

Chai

 

 

アルベルゲ、初めてのドミトリー(男女共同部屋)

 

そのアルベルゲは一泊10ユーロ、小学生は無料でした。2階建てで部屋が3つ、部屋の中には、2段ベッドが5~6台置いてありました。

男女の区別がなく、入った順に部屋を割り当てられました。

サンジャンピエドポーアルベルゲ

私たちは、この男女共同部屋、ドミトリー形式に泊まるのが初めてだったので、かなりとまどいました。

ズボンを履き替えるために、いちいちトイレにこもって着替えていました

まあ、そのうち、気にならなくなってくるのですが…。

 

そのアルベルゲにはキッチンがありました。

道すがらに入ったミニスーパーで、インスタントラーメンを見つけました。

日本では、ほとんど食べないインスタントラーメンでしたが、異国のお店で見ると、なんだか嬉しくなりました。

まだまだ肌寒い4月でした。山の中腹の町、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーのキッチンテーブルですするラーメンスープは、とりわけ胸に浸みました。

サンジャンピエドポーラーメン

あ〜、ラーメン、うまいっ!

Den

 

 

初めての巡礼仲間

 

ドイツからきた女性モニカと、KOREAの青年キンさんと一緒に食卓のテーブルを囲みました。

「なぜ、この巡礼にきたの? 」と聞かれました。

子どもたちは、あっという間に成長してしまうでしょ。だから、子どもが子どものうちに、一緒にカミーノを800㎞歩くチャレンジをしてみたかったの。自然の中を、毎日バックパックを背負って歩くなんて、学校ではできない経験だから。嬉しいことも、つらい事もあるとだろうけれど、きっとそこで何か学ぶことがあると思ったの。学校だけが勉強するところじゃないと思ったのね。

Kumi3

とつたない英語で話しました。

モニカとキンさんは

「それは、君たちにとって貴重な体験になること間違いない!」とChaiとDenを応援してくれました。

そして「明日いっしょに歩き出そうよ。」と誘ってくれました。

一緒にいきたいけど、私たちは、ここにもう一泊して杖やナイフを手に入れるつもりなのです。

Kumi3

と話しました。

モニカたちは、とても残念がってくれました。

 

2段ベッドの上で、この日のために買った寝袋を初めて広げました。

奮発して羽毛の軽くて小さいものにして大正解でした。

3人はジッパーを上まであげ、エビみたいに丸くなりました。

なんだかホカホカして繭の中にいるみたい~!

Chai

毎日キャンプだね!

Den

ChaiとDenが、ウキウキしながら横になっているのが伝わって来ました。

 

 

 

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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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