サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

カミーノに杖とナイフは必需品、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーで購入

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フランススペイン地図
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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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4/15(木) サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(準備日)0㎞/€82 @€8×3人分

 

朝、7時過ぎ、ハグしてモニカキンさんを見送りました。

 

415サンジャンピエドポー、夕焼け、サンティアゴ巡礼

朝焼けがキレイでした。

 

人と人の周波数

 

この宿に156人の巡礼者が泊まっていました。話す事ができたのは、ドイツから来たモニカとKOREAの青年キンさんでした。

キッチンで顔を合わせた他の数人とも、お皿を洗ったり、テーブルを片付けたり、何かと共同作業をしたのですが、話すキッカケは生まれませんでした。

見知らぬ人が幾人もいる中で、何となく話す人、全く話さないでスルーする人が出てきます。

この先、カミーノの道を歩いていてもそうでした。

何度も会うのに、全く話さない人…。(これっぽっちも悪い感情はないのですが…。)

初めて会うのに、なんとなく隣に行ってしまい自然と話せる人…。

これはどうしてなのだろう?、

お互いが持っている周波数が近いとでもいうのかしら。

このモニカとキンさんの二人には、会った瞬間から、無意識に親しみを感じ、隣に座り食事の時間をともに過ごしたのでした。

国、言葉、性別、人種も全く違うのですが、なにかしらその人といると安心する感覚でした。

こういうことって、ちょっと不思議だナ。

Kumi3

Chai Denも一緒になって、英語や身振り手振りでコミュニケーションをとっていました。巡礼が始まる前に、緊張がほぐれる楽しい時間を過ごすことができました。

 

カミーノの引力

 

今朝の出発前の時、モニカは言いました。

「あなたたちも私も、カミーノに来たのじゃなくて、カミーノに呼ばれてしまったのよ。ここで起きることは、全てカミーノの意志なのよ。」といいました。

カミーノが、まるで生き物のような擬人化した言い方でした。

なんか、わかる気がします…。

Kumi3

これから始まるカミーノは、この入り口に立つまでが、実は大変なことでした。

たくさんのハードル(学校、休み、お金、手続き、不安…。)を乗り越え、前のめりになって、のけ反りそうになっても、何かに押されるように事が進みました。

そうして今、ピレネー山脈の小さな町にいるのでした。

そう思うと、モニカの言うように

カミーノの引力に引っ張られてきたのかもしれません。

 

 みんなそれぞれ、モニカとハグをしてお別れを言いました。

モニカと、またどこかで会えるといいね!

Den

 

ヨーロッパの雰囲気が漂う町 S.J.P.P

 

 

今日、探索するフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(S.J.P.P) の町は、昔のヨーロッパの雰囲気が漂う町でした。

415サンジャンピエドポー、街、馬首、サンティアゴ巡礼

石畳の坂道、石作りやレンガ作りの古い町並み。

 

415サンジャンピエドポー、アルベルゲ、ディスプレイ、サンティアゴ巡礼

アルベルゲのディスプレイは、工夫を凝らしたものがあり、目を惹きました。

 

415サンジャンピエドポー、壁ひょうたん、サンティアゴ巡礼

街角には、ホタテとひょうたんの装飾があちらこちらに見られます。

 

415サンジャンピエドポー、椅子、サンティアゴ巡礼

バルの椅子、木のクラフト作品?面白ーい!

しかしChaiは表情がありませんでした。

どうしたの?

Kumi3

ちょっと頭が痛いの…。

Chai

Chaiは自律神経の不調で、ときどき頭痛が起きました。

町の探索は、休みながらゆっくりと歩くことにしました。

この巡礼で体力が付いて、体調が改善されればいいなぁ…。

Kumi3

 

 

カミーノを歩くのに杖とナイフは必要!

 

杖を手に入れる

私たちは、歩くための道具「杖」を探しました。

始めは要らないと思っていましたが

「岩がゴロゴロした山道の下りがあるから、有るときっと楽だよ。」Kinさんが教えてくれました。

サン・ジャン・ピエ・ド・ポー町のメインストリートを歩けば、どこでもさほど価格も違わず手に入れることが出来ました。

415サンジャンピエドポー、杖を買う、サンティアゴ巡礼

ChaiDenは、スキー用のストックにしました。

私は素朴なほうがいいと、木の棒にしました。

どちらも使い勝手は同じでした。

ただ、木の棒の杖のほうが、自分で掘ったり飾り物を付けたりすることが出来ました。使っていくうちにいい具合に使い古されていくのも愛着が湧いていいかな…と思いました。

実際、杖があって正解でした。岩の道の下りの時や、雨の山道など、ふらついた足元の支えになりました。

 

ナイフを手に入れる

飛行機に乗るとき、バックパックを機内持ち込み手荷物にしたので「ナイフ」などの刃物類を持ってくることができませんでした。

それもサン・ジャン・ピエ・ド・ポー町で探しました。

415カミーノ持ち物 ナイフ必要 サンティアゴ巡礼

人差し指より小さい折りたたみタイプのものです。

私たちは、自炊、節約派でした。

毎日、バケットの長いパンを切り開き、サラミ、ハム、チーズを挟みました。サラミもチーズもかたまりです。ナイフがないと、それこそ食事が出来ませんでした。

他、リンゴ、トマトを切る、オレンジの皮をむくなどで、毎日重宝しました。

 

長いランチ休憩、お店が閉まる

 

買い出しをしたかったのですが、スーパーマーケットは12:00~14:00まで閉まっていました。ランチタイムです。学校も同じく長いお昼休み。いったん家に帰り、家族みんなで昼食をとるそうです。

郵便局も12:30~14:30までお休みでした。それで17時には閉まります。

街をぷらぷら散歩をして時間を調整しました。

 

415サンジャンピエドポー、羊、サンティアゴ巡礼

黒い靴下をはいているみたいな羊、ちょっとおしゃれでした。

 

 

415サンジャンピエドポー、見下ろす街、サンティアゴ巡礼

高台から見下ろした街並み。

 

415サンジャンピエドポー、バスケットコート、サンティアゴ巡礼

バスケットとサッカーができる公園の一角がありました。

 

 

チョコレートでハッピー!

 

チョコレート専門のお店がありました。

415サンジャンピエドポー、チョコレート店、サンティアゴ巡礼

わあ!買って買って~!!

Den

何種類かチョコレートを買いました。店の外のベンチに座り、さっそく割って食べました。

415サンジャンピエドポー、ちょこ2切れ

このお店の手作りチョコは、甘さがまろやかで、苦みに深みがあり、うっとりする美味しさでした。

頭痛、治まってきたわ~。大丈夫!

Chai

チョコレートは薬にもなるのね!

Kumi3

 

 

クリームパイはラム酒の香り

 

道すがらの洋品店で、Denにピッタリの黒い帽子を買いました。

415サンジャンピエドポー、帽子、サンティアゴ巡礼

フランスで見たお肉屋さんチーズ屋さんも同じような帽子をかぶっていました。

 

スーパーマーケットの野菜売り場です。

415サンジャンピエドポー、トマト、サンティアゴ巡礼

こんなトマトがありました。

 

スイーツ売り場で悩んだ末

415サンジャンピエドポー、クリームケーキ、サンティアゴ巡礼

丸ごと一個のクリームパイを買いました。

明日からサンティアゴ巡礼、カミーノが始まります。

の無事を祈るパーティをしよう!と、ケーキを買いました。

ケーキカット~!

わ~い、いただきまーす!

Chai

しかしDenは…

お酒の匂いがして無理~。食べられない!

Den

ひと口も食べませんでした。

ざんねーん!美味しい〜のに!!

 

お店は6時閉店、日没は9時半

 

今晩のアルベルゲ(宿)は、公営のところへ移動しました。

ChaiDenも6時半にはベッドで寝袋にくるまり熟睡、そのまま朝まで寝てしまいました。

私は、ちょっとしたフリータイムができました。

 

415サンジャンピエドポー、夜の街、サンティアゴ巡礼

夜7時、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの町を一人で散歩してみました。

昼間、とても賑やかだった通りの商店街は、全てシャッターが閉まっていました。レストランのみが開いていました。

今日でフランス最後の日です。明日、ピレネー山を越えるとスペインになるのです。

何か、お土産になるものがあるかしら、と町を歩きまわってみたのですが、何一つ買い物が出来ませんでした。

夜8時、まだ空は明るく、日没は9時半過ぎでした。

ここで働く人は、閉店後、3時間ぐらい明るい空の下で家族や友人と過ごすことができるのね。お昼休みも長いし。いいなぁ~

Kumi3

働き過ぎと言われる日本と比べ、フランスのゆとりあるライフスタイルを羨ましく思いました。

 

石造りのアルベルゲは500年前と同じ!

 

アルベルゲに戻り、荷物を整理することにしました。

厳選してきたつもりでしたが、やはりまだまだ重いのでした。町なかの移動でも、ハアハアしてしまいました。

もっとバックパックを軽くしないと、へばってしまう~。

Kumi3

荷物を広げてみると、

折りたたみ傘3人分…、合羽があるから要らなかったね、悩むけど軽くしたい~。

大箱のバンドエイド…5分の1ぐらいあれば十分ね。

腹巻き…要らないね。

メモ帳2冊…、これらは要らないね。なんでこんなに持ってきちゃったかな…?

と、それらをアルベルゲへ置いて行くことにしました。

 

公営のアルベルゲの入り口はニワトリの看板が目印でした。

415サンジャンピエドポー、石造りアルベルゲ、サンティアゴ巡礼

石造りのとても古い建物でした。

室内は余計なものが無く、少し殺風景な気もしましたが、聞けば500年前と同じだそうです。

半世紀も前の巡礼者が、この部屋に泊まっていたんだ~!

Kumi3

そう思うとワクワクしました。

さあ、もう寝よう。おやすみなさい。

 

 【物価のサンプル】

杖木製9 ストック7×2 ナイフ€6 歯磨き粉€1  洗剤€1 イチゴ€1.6  ポテトサラダ€1.6  ソーセージ€1.5 バケット€0.6 クリームパイ4.8 ホットチョコ2×3 チョコ€3.3 はがき0.85×2 帽子6 アルベルゲ8×3 計 €82.1

 

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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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