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カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた旅ブログ・カミーノ鍼灸CS60マッサージ院

13/60サンティアゴ巡礼カメラ忘れ事件、巡礼仲間のリスペクト!

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428矢印
この記事を書いている人 - WRITER -
「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちは、まるで中世の巡礼者のように歩きました。かかった日数は60日間、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。帰国後、この旅の名前をとって『カミーノ鍼灸マッサージ院』を始めました。マッサージとCS60という器具を使った施術をしています。
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4/28(水) →ログローニョ / イースターバーニーチョコの朝食 10km/€29 大聖堂が素敵 公営 @€5×2人

 
 
朝、7時に起きました。
 
すでに多くの巡礼者たちは出発していました。
 
427イースターバーニーチョコ
 
私は朝食に、イースターバーニーのチョコを出しました。
 

ウサギチョコ、耳から食べる?足のほうから食べる?うーん、悩むな~‼

Den

ああ、幸せ~。チョコレートでフル充電した~‼

Chai

朝からのんびりしてしまったため、アルベルゲを出るのが一番最後になってしまいました。

3人が玄関のドアを出た直後、アルベルゲの鍵は閉まり、オスピタレロは立ち去っていきました。

朝8でした。

 

アルベルゲに忘れ物!

 
 
 
私たちは歩き出しました。
 
428ログローニョ Logrono 向かう Viana 街並み 2
 
手のひらの影を見ながら歩くDenでした。
 
 
 
428ログローニョ Logrono Via a 街並み 1
チョコレートパワーで元気よく歩き出したのですが…
 
角を2つ曲がったところで
 

あ~っ!、カメラ忘れた!

Chai

え~っ!ほんとに⁈  大変だ、戻ろう。

Kumi3

ドンッドンッドンッ!
 
アルベルゲの玄関のドアを叩きましたが、誰も出てきませんでした。
 
そうよね…、さっきオスピタレロは行っちゃたものね。
 
「カメラはどこに忘れたの?」と聞くと
 

キッチンの窓の下のイスの上

Chai

ありゃりゃ〜。いま8時20分か~。今日、アルベルゲが開くのは13時14時ぐらいだね…。仕方ない、玄関の横で待っていよう…。

Kumi3

アルベルゲには、たいてい午前中は閉められていました。オープンの前にスタッフが来て掃除や準備をするのでした。
 
 

「ねずみ小僧Den」カメラ取り戻し作戦

 
 
今日のオープンまで4、5時間は待つことになります。
 
今日一日が終わってしまいそう...。
 

う~ん、ただ待っているだけじゃ、もったいないね…。よし!ダメもとでキッチンの窓が開いているか調べてみよう。カメラ取り戻し作戦よ!

Kumi3

 
Chaiにはアルベルゲ玄関の横で、待ちながら荷物を見ててもらうことにしました。いつスタッフが来るかわからないので、でした。
 
もし、スタッフが来たら、真っ先にカメラ忘れました!」と食堂へ取りにいくつもりでした。
 
Denと私は、カメラ取り戻し作戦に向かいました。
 
建物の周りを歩くと、キッチンルームの壁の下に来ました。窓の位置は2mぐらいの高さにありました。
 
ここは身軽な「ねずみ小僧Den」の出番です。
 
私はDenを肩車して、立ち上がりました。
 

重っ!ぐわっああ〜!どう、届きそう?

Kumi3

もうちょい、んん〜っ 、よいしょっ。届いた!

Den

あ~、だめだっ!窓に鍵がかかってる〜!

Den

残念〜、ゆっくり降りて〜。
 
「その隣の窓は?」
 
Denを肩車したまま移動し、隣の窓をチェックしました。
 

ダメ~っ!鍵~!!

Den

 
窓3つほど、そんなことをしてみましたが、結果はきちんと戸締りがしてありました。
 
「そりゃそうよね、やっぱりね…。」
 
ダメ元だったのですが、残念~。
 
カメラ取り戻し作戦は、あえなく失敗に終わったのでした。
 
二人はのろのろと、玄関のChaiのところへ戻りました。
 
 
 

子どものホームレス?

 
 
仕方ない、おとなしく待つことにしよう。
 
Chaiと私は、荷物整理をしたり、日誌を書いたりして時間を過ごしました。
 
今日は、天気が良いのですが空気が冷たく、敷石のコンクリートはさらに冷えていました。
 

寒い、寒くて居られな~い!

Den

 
 
428伝寝袋
Denは道に寝袋を広げ、寝ることにしました。
 

あら〜、子どもホームレスですか?

Kumi3

確かに、この日は風が冷たく、4月とは思えない気温でした。
 
 
 

お掃除のおばちゃん現わる

 
 
11時頃、お掃除のおばちゃんが現れました。
 

カメラをキッチンルームに忘れたのです。

Kumi3

と言うと
 
おばちゃんはタタタッと中に入り
 
「これかしら?」
 
と黒いカバーに入ったカメラをぶら下げて、出てきました。
 
 
428カメラあった
あ~、それです。それそれ!
 

ムーチョ 、グラシアス‼︎  あ~、よかった‼

Chai

 
さあ、仕切り直して出発だ〜!
 
428ビアナ町はずれ
 
古い建物を抜けていきました。
 
 
428まど、教会ディスプレイ
 
街中の教会のディスプレイ。
 
 
 
428途中の教会
もう一つ、素朴な教会を後にしました。
 
 

石拾いで道草

 
 
 
428ログローニョ Logrono 田舎道 12
 
しばらく田舎道が続きました。
 
 
428分かれ道伝茶
 
歩きながら、Denが石を拾い始めました。
 

これ、見て〜。白くてちょっと透き通ってるよ!

Den

あ、ほんとだ。ちょっと水晶っぽいね。

Kumi3

カミーノの道は、様々な石が見られました。
 
水晶のような半分透き通った石
平ぺったく手でポキポキ折れる石
ガラガラと穴の開いた茶色の石…。
 
道草のタネはたくさんありました。
 

早く行こうよ!

Chai

早く進みたい派のChaiが、ニラんでいました。
 
 

人は同じことを考える…

 
 
 
私は歩きながら、トイレスポットを探していました。
 
428ログローニョ Logrono 田舎道 風景
 

見晴らしのいい畑が続くわ。どこにもナイスなスポットがございませ~ん…。

Kumi3

 
 
 
428道伝茶まっすぐ
 
このあたり、木の陰がチラホラあるじゃない?ふむふむ~。
 

田舎道をずっと行くと、長い間バルも公園も見当たらないのでした。トイレの近い私は、歩きながらもプライベートスポットのチェックは常に怠らないのでした。

しばらく行くと気が所々、見られました。

まあ、この辺がいいね。みんな、待ってて~。ごめんね~。

Kumi3

と一声かけトイレ休憩をとりました。
 
その木の裏側あたりは、ちょうどいい目隠しでした。
あ、でも、念には念を入れて、さらに奥のほうがいいかな~。
 
ふふふ、私って用心深いわ〜!
 
と思ったものの、
もっと奥へ進むと、あら不思議!
 
おんなじこと考えるんだ…、人って。
 
「形跡」がそこに集中しているのでした…。
 
 
 

コウノトリの巣

 
 
歩いていると、鉄塔や教会の屋根に、コウノトリの巣を発見しました。
 
428コウノトリ鉄柱
その存在感ときたら!
 

わあ!でっかい!

Den

日本だったら、こんな大きな鳥の巣、絶対に撤去されてしまうよね。

Chai

 
428コウノトリ大
 
ヨーロッパでコウノトリは、赤ん坊や幸福を運ぶ鳥とされています。同様に、コウノトリの巣も大事にされているのだそうです。
 
 
428ログローニョ Logrono Pan パンランチ
 
鉄塔の下で、ランチにしました。
 
パンにハムとチーズを挟み、トマトをかじりました。
カミーノは、いつでもパンがおいしいのでした。
 
 
 

矢印・ゴーサインの雲

 
 
 
途中、矢印の形をした雲を見ました。飛行機雲とは違うようです。
 
 
428矢印
カミーノからのメッセージ。
 
「Go!行こうよ、大丈夫だから!」
 
と、応援されている気持ちになりました。
 
 
 

水切りで道草

 
 
田舎道がら少しづつ、家が現れてきました。
 
428ログローニョ Logrono 右横家 12
右の家は、ちょっと瓦屋根がひしゃげた感じ、暖炉の煙突がみえました。
壁のブドウの木のつるが茂って日よけになるのかしら。
 

中はどうなっているのかしら。入ってみたいなぁ~。

Kumi3

などと思いながら通り過ぎました。
 
 
ログローニョの看板が現れました。
 
428道しるべに積み石
 
カミーノの看板には、しばしば石が積んでありました。日本のお供えの気持ちと同じなのかもしれません。
 
 
428ログローニョ橋大きい
 
橋の向こうがログローニョの街でした。
 

今日のゴールはもうすぐだね!

Chai

あの橋を渡ると、やっとアルベルゲね~。疲れた~。

Kumi3

出発が出遅れていました。ログローニョの到着も遅くなっていました。
 
ところが...
 

ねえ、川で水切りしたいっ!

Den

と言い出しました。
 
早くアルベルゲに着きたい気持ちでいっぱいなのですが…。
 
私たちはDenのリクエストに、つい、ノってしまったのでした。
 
 
橋を渡らず左側の川岸に下りてしまいました。
 
 
428水切り伝
 
3人は、それぞれ平たい石を拾い集めました。
 
水面スレスレに投げ、石が飛び跳ねるさまを見て遊びました。
 
ピュンピュンピュンピュンピューン〜と、5回も石が跳ねると、何だか嬉しくて
 
思わず
 

やったね!5回〜!

Kumi3

あたし今6回〜!

Chai

へへっ!Denなんか、今8回~!!

Den

ええっ!悔しいムッキー!!
 
それぞれが、回数を叫びながら夢中になって石を投げました。

ピュンピュンピュンピュンピュンピューン ! 

でも、そろそろ行かないと…
 
アルベルゲが満員になっちゃうよ。
 
心の声が忠告しました。
 
428ログローニョ橋
 
そうだ、そうだ、行かなきゃね!と 橋を渡り始めました。
 
 
 

アルベルゲ、30分遅かったらアウト!

 

2時半過ぎにログローニョに着きました。

公営アルベルゲにチェックインすると、3時に着いた人はフル(満員)と言われ断られていました。

88人も泊まれるアルベルゲだというのに…。

わ、あぶなかった…。

Kumi3

もし、満員と言われた場合、次の街のアルベルゲまで、何キロか歩いていかないといけないのでした。
 
または割高の民間アルベルゲを探すか、10倍近い費用で、ホステル・ペンションに部屋を取る、ということになるのでした。
 
 
 

忘れ物、道草で出会えたタイミングの縁!

 
 
 
アルベルゲの入り口に、東洋人の男の人がいました。
 
会釈したあと、歩み寄り
 
「あの~、コリア?チャイナ?ジャパン?
お互いに、声を掛け合いました。
 
 
「おお〜っ、ジャパーン‼︎ 」
 
声がハモりました。
 
東洋人は、外見からではどこの国の人か見分けが付きませんでした。
 
人数的にはKOREAの人が一番多く、ほかはChina、Japanでした。
 
近付いて言葉を発っし、初めて国籍がわかるのでした。
 
「 わあ!子ども連れですか!」と驚かれました。
 
その人は、すでにベッドを確保していて、ログローニョの街へ出掛けるところでした。
 
一緒にバルへ行こうという事になり、玄関のベンチで待っていてもらいました。
 
私たちはベッドに荷物を置き、シャワーと洗濯にとり掛かりました。
 
超特急でルーティンワークを終わらせ、アルベルゲの玄関へと向かいました。
 
428ログローニョテッピ
 
「僕はTeppiです。」
 
「私はKumi3、こちらがChai 、そしてDenです。」
 
と、お互いに紹介をし合い、4人でバルに向かい歩き出しました。
 
外に椅子のあるバルを見つけ、座りました。
 
オリーブ、タマネギのピクルス、ピパス(ヒマワリの種) チップスで、大人はビール、子どもはコーラをたのみました。
 
Teppiは、仕事の休暇を使いながら、カミーノを何回かに分けて歩いていました。

考えてみれば、この時間に、このアルベルゲの玄関ですれ違うことがなければ、私たちは出会うことはなかったのでした。

カメラを忘れた事件。
 
なんとなく水切りをしてしまった道草。、
 
それらが、結果的に私たち4人が出会い、バルで乾杯することに繋がっていたのでした。
 
「カンパーイ!」
 
その偶然の縁を祝福する気持ちで、乾杯の声をあげました。
 
 
 

299回断られても300回目がある!

 
 
Teppiは、とても愛妻家でした。
 
なんとプロポーズを300回して、結婚したのだそうです。
 
つまり、299回は断わられたという訳でした‼︎
 
けれどそれは、ただ口で300回言うのとは訳が違いました。
 
TeppiはAFSという公益財団法人の高校留学プログラムに参加し、語学を徹底的に学び、その一方でスポーツに明け暮れ、大学も大学院でもアメリカに渡ってまでも勉強し続け、そしてグローバルに展開する会社で、バリバリと仕事をしこなしていました。(ちなみに、その後、Teppiに教えてもらったAFSの留学プログラムで、Denはメキシコに一年間留学をしたのでした。)
 
常に自分磨きを惜しまなかった結果、プロポーズが通じたのだナと感じました。
 
Teppiから欲しいものは諦めるな。手にするまでとことん頑張れ!というメッセージをもらった気がしました。
 

バルの4人は、ずっと喋りっぱなしでした。

 
428アイス屋
 
途中、ChaiとDenはアイスクリームを買いに行きました。
 
Teppiは、英語とドイツ語が堪能でした。バルの外テーブルに座っていると、顔見知りのいろんな国の巡礼者たちが、Teppiに声を掛けてきました。
 
「ハイ!Teppi!」
 
すると、Teppiは、英語またはドイツ語で返し、談笑する姿を目の当たりにしました。
 

すご~い!

Chai

うらやまし~い!

Kumi3

かっちょいい~!

Den

私たちは、うっとりしながら見ていました。
Teppiは、そのうちの一人と夕御飯を食べに行くよ~と言うので、
 
私たちは、メルカドで買い物して自炊するよ〜と言って別れました。
 
 
 

メルカドディナー

 
 
メルカドを探索しました。
 
428ログローニョスーパーこぶた
 
肉売り場で、丸焼き用の子豚をみて、ドキッとしました。日本では、こんなの見たことありません。
 
が付いているのでした…。
 

もし、これをし買ったら、私…、料理できるかしら。多分…、出来ないわ…。

Kumi3

 
お肉、有り難く食べないといけないね。
 
 
428パスタ
 
私たちは、トマトパスタを作り、ソーセージを添えた夕食にしました。
 
 
428イチゴ
 
デザートにイチゴ、生クリームスプレー缶(子どもたちのお気に入りでした。)とシンプルなビスケットを買いました。これでイチゴケーキもどきが作れるのでした。今日のお楽しみのデザートでした‼︎
 
 
 
 

ログローニョのカテドラル

 

 
428ログローニョ教会大
 
15世紀に建てられたログローニョのカテドラルは、鐘が2つの塔に分かれていて見事な彫刻が施されていました。
 
 
428ログローニョ Logrono 教会 横から
 
横から見ると、こんな感じでした。
 
 
 
428ログローニョ街
 
街なかも、壁面に彫刻がたくさん見られました。
 
 
 
428ログローニョポスター
 
ログローニョのポスター。
今年は聖なる年の巡礼ということでした。
 
 
428男胸像
 
胸像のモニュメントがありました。
 
 
428歩く銅像
 
巡礼者の像かしら?学生さんかしら?
 
そして、面白かったのが車止めでした
 
信号が赤になると、この鉄柱がせせり上がってきます。信号が青になると地面に引っ込むのでした。
 
 
428ログローニョ伝信号
Denが乗ってもビクともしません。
 
 
 

お別れのホタテ貝ブレスレット

 
 
 
その夜、街での夕食から戻ってきたTeppiは、ChaiとDenにカミーノのシンボルのホタテ貝をモチーフにしたブレスレットを、プレゼントしてくれました。
 
ChaiもDenもとても喜んで、さっそく腕にして見せました。
 

うわあ、素敵!Teppi ありがとう!

Chai

一日に30km以上を歩くTeppiは、朝ご飯も昼ご飯も、歩きながらパンをかじっていく、超速足スタイルでした。

チュッパチャップスだ~カタツムリだ~

犬が可愛い~水切りしたい~と、

道草スタイルの私たちとは、ペースが全然違うのでした。

このログローニョで、私たちはお別れになるのでした。

 
 
 

ログローニョ夜の買い物

 
 
私たちは、ベッドに戻り寝袋に入ろうというところでした。
 
ChaiとDenが
 

Teppiに、お返しに何か差し入れをしたい。お店に見に行きたい!

Chai

そうなの?OK、まだお店やってるわよね、急いで行こう!

Kumi3

 
いま、夜の9時でした。近くにお店があるのを覚えていました。
 
428ログローニョ Logrono 街並み夕方 12
 
私たちは、急いで夜の買い物に出掛けました。スペインは、まだ日が暮れていませんでした。
 
 
428ピパスとハートチョコパイ
 

ピパスのテリヤキ味っておいしいんだよ。そして、ハートのでっかいチョコパイもいいよね!

Den

 
 
428伝茶夜手紙
 

ねえDen、Teppiは寝てるかもしれないから、手紙を書いて付けようよ。

Chai

おっけ~!

Den

ChaiとDenは、お店の前の街灯の下で、持っていたノートの切れ端を破いて手紙を書きました。
 
 

ねずみ小僧Den再び!

 
 
夜10時、アルベルゲに戻ると、部屋は真っ暗になっていました。巡礼者は早寝早起きなのでした。
 
Teppiのいる部屋は、イビキに包まれていました。
 
今日、再び「ねずみ小僧Den」の出番でした。
 
小さなライトを持ち、足元を照らしながらTeppiのベッドまで忍び足で行きました。
 
たどり着くと、お菓子と手紙を枕元に置いて、素早く逃げてきました。
 
私とChaiは、部屋の外で待っていました。
 
コソコソ声で聞きました。
 

Den、うまく置けた?オッケ~?

Chai

うん、オッケ~‼︎

Den

コソコソ声で答えました。
 
ミッション無事終了です!
 
自分のベッドに戻ると、ChaiもDenも
 
ブレスレットを腕につけたまま寝ていました。
 
嬉しい気持ちで眠っているのがわかりました。
 
私たち3人は、久しぶりに家族以外の人Teppiと
 
なんの気兼ねもない日本語で、
 
カミーノのこと、日本のこと、自分のことを思う存分に話すことができました。
 
Teppiは、快く聞いてくれました。
 
そしてTeppiも、自分自身の話しをしてくれました。
 
今日、嬉しそうに眠っているのは、ブレスレットが素敵だったからだけでなくTeppiが、ChaiとDenを大人と同じように、一人の巡礼者としてリスペクトしてくれたこと、それで今までカミーノを歩いて来た自分たちの日々が、誇らしく思えたのでした。
 
この日を機に、暑さや疲れは、あい変わらずあるものの
 
自分はカミーノを歩く巡礼者だ!
 
という主体性が、ChaiとDenの心に芽生えて来たのでした。
 
 

 

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