サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教えてくれないこと。

32/60カミーノお金の持ち方、首絞め強盗に遭った人が教えてくれた

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517カミーノ leon レオン ライオン水道
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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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5/17(月)→レオン / 朝ごはんのジャム 観光日 0km/€53   @€4×2

 

アルベルゲRRMMの朝ごはんは6時からでした。私たちは5分遅れで食堂へと着きました

517カミーノ leon レオン 観光日 rrmm 朝食

ベイサンはもうテーブルについていました。

ここは、寄付なのに朝食が付くなんて!嬉しいわぁ。

Kumi3

パンと、お好みの飲み物をお願いすることができました。私たちはコーヒーコラカオにしました。

そして各テーブルには手作りのイチゴジャム、アプリコットジャムが置いてありました。

ベイサンは、パンにた~っぷりジャムを乗せていました。

わあ、ママ、ベイサン見て!あんなにいっぱいジャム乗せてる、Denもやろう~!

Den

Denはパンの厚さと同じぐらい山盛りにジャムを乗せました。

パクリ!

シアワセ~になりました。

 

お別れの手紙は雲の形

 

玄関で、出発するベイサンを見送りました。すると、私たち渡すものがあると言いました。それはノートを雲の形のようにちぎって作ってくれたカードでした。

518 カミーノ レオン 手紙

には

“会えてよかったよ。子どもたちと素晴らしい旅を。日本にいつか行きたいと思うよ!”

Chaiには

“菜の花みたいに明るくニコニコ輝いているChai。僕の英語を辛抱強くわかろうとしてくれてありがとう。”

Denには

“赤く小さな火の玉のようなDen、素晴らしいパワーを持っているね。巡礼がんばるんだよ!” 

そして、最後にSaiyonaraと書いてありました。

ベイサンは時間を割いて、一人ひとりにこんな心のこもったカードを書いてくれるなんて

Kumi3

私は目頭がうるっとしてしまいました。

ベイサンは、人との出会いを大切にしている人なんだなぁ!

子どもたちとよく遊んでくれ、カミーノのおじさんおばさん巡礼者にも大人気なのでした。

ベイサンありがとう!

3人はそれぞれ、ハグをして別れました。

このカードをお守りにしてカミーノ歩こうよ!

Chai

 

スーパーマーケットの東洋人

 

歩きながらEroskiスーパーマーケットを見つけました。

お昼ご飯を仕入れようか!

Kumi3

オッケー!

Chai

店内をうろちょろしていたDenが報告に来ました。

あそこに、日本人ぽい人がいるよ!

Den

あら、どこどこ?

すると、隣の食品通路に東洋人の男性を見かけました。けれど、Korea(韓国) の人かもしれません。

西洋人は、東洋人を見てもJapan?Korea?Chaina?全く区別がつかないようでした。私たち日本人からすると、Chainaの人は、すぐにわかりました。なんとなく服装身のこなしが、少し私たちとは違う気がしました。

しかし、Koreaの人は、さっぱりわかりませんでした。向こうもそう思っているようで、お互い近づいて顔を合わせ、

「あ~っと、Korea?Japan?」同時に言葉を掛け、わかるようでした。

 

首絞め強盗に遭った日本人

 

「あ~、日本の人ですか こんにちは!」

517カミーノ leon レオン スズキ2

その人は、S木さんと言いました。スペインへ来たのは、3回目だそうです。今回のスペイン旅行は30歳の誕生日をサンチャゴ・デ・コンポステラで迎えるためということでした。

S木さんは、初めてスペインに来た6年前、

ゴルドバで首絞め強盗に遭い、財布からパスポート、時計、カメラ身ぐるみ全部はがされたのだそうです。

パスポートを取り戻そうと抵抗したので、ボコボコにされてしまったそうです。そのあと、日本領事館へ行き、なんとかパスポートの再発行をしてもらい、無事帰国できたそうです。

わあ、こ、怖いですね・・・。

Kumi3

「いやー、命があってよかったです!」と言っていました。

それでも、よくまた、スペインへ来たのですね?

Chai

と聞くとS木さんは

「地中海を挟んで、すぐにもアフリカ大陸があり、イスラム文化とキリスト文化の混沌、ワインと食事、古い石造りの建物、おおらかな人々…。スペインはあふれる魅力がいっぱいなんですよ。」ということでした。

私たちは、スペインはこのカミーノの巡礼の道しか知りません。

けれど、その気持ちわかるなぁ!と思いました。

 

517 カサデロスボディーネス ガウディ カミーノ 通る12

このレオンの街ひとつをとっても、建物のすばらしさ!

 

517カミーノ leon レオン 観光日 パラドール見上げる

建物に施してある彫刻、美術館が街になったよう。

 

517 カミーノ レオン 街並み A

ウインドショッピングも映画の中の街並みを歩くようでした。

それもさることながら、お客さんがいても、午後はシエスタのため、お店を2、3時間のあいだ閉めるのが決まりでした。

そして平日の仕事が6時に終わり、それからも日没が遅く夜の9時半すぎ夕焼けなのでした。仕事のあとの明るい自由時間が長いのでした。

大人でも公園でサッカー、バスケ、卓球をしたり、バルでビールやワインで飲みながら、わいわいがやがやとおしゃべりをして、一日の終わりをくつろいで過ごす時間の余裕があるのでした。

誰かが言っていました。世界で一番の楽しみ上手

スペイン人なんだよ!と。

ヨーロッパの中でも、スペインっていうのは

飾り気のない生き方が際立つ西洋といった感じがするのでした。

 

スペイン旅ベテランの防犯チェック 

 

 憧ればかりを話していると、S木さんは

「油断をしないでスペインの旅をしないとね。」と身の引き締まる声掛けをしてくれました。

実体験で学んだS木さんです。巡礼の後にマドリッド、バルセロナへ行くつもりの私たちの、貴重品の持ち方のセーフティー度チェックしてもらいました。

私は少し自信がありました。お腹の薄っぺらいウエストバッグに現金と3人のパスポートを入れていました。もうこれは、シャワーを浴びる時でも、寝袋の中にでも肌身離さずに持っていました。

その上に、タンクトップ、Tシャツ、長袖のプルオーバーシャツを着ていました。

ズボンは、スパッツの上に、アウトドア用のぶ厚いナイロンのパンツ。四つのポケットにチャックが付いていました。そのポケットの中にお財布を入れていました。

まあ、こんな様子でフランスからここレオンまで旅をしてきた訳ですが、特に危ないことはなかったので、セーフティー度のチェックすんなり合格!と思いました。

さらに、子どもたちも私も、いいカンジにすすけていました。とてもお金持ちには見えないのでした。

しかしっ!

間髪を入れずにチェックが入りました。

「あ、ダメですね!

もう、お財布を使っているってこと自体がアウトです。

ここにお金がはいってます。盗ってください!と言っているようなものです。

もう、今日からお財布はやめてください。

どれどれ…、中を見せて・・・。

わ~っ!カードまで入れているんですか?

最悪です!!!!!!

カードは、腹巻にいれてください。使ったら腹巻に戻して、持つようにしてください。

お札はポケットに10ユーロづつ分散して持ってください。

ちょっと多めにお金を使うときは、靴下のすねとか、靴の中に100€とか隠して持って、払う直前にささっと見られないように出してね。

と、完璧なアドバイスをしてくれました。

ありがとう、S木さん!

ひえ~、わかりました。今日からお財布は止めにしますね!

Kumi3

私は、その瞬間からお財布を使うのをやめ『現金分散10ユーロ方式』に移行しました。

その方式は、日本に帰国するまで、ずっと続けていました。

 

サン・マルコス修道院、今はパラドール

 

 

517 カミーノ レオン パラドール

サンマルコス修道院の前に出ました。

 

517カミーノ leon レオン 観光日 パラドール玄関

大きい!彫刻が素敵!

いまはパラドール(五つ星の国営ホテル)となっています。

517カミーノ leon レオン パラドール クレデンシャル

ひとり一泊2万5千円は無理なので、レセプションで

517 parador スペイン巡礼 クレデンシャル スタンプ

クレデンシャルにスタンプだけ、押してもらいました。

 

レオン大聖堂のステンドグラス

 

さあ、レオンのカテドラル。どんなだろう。行こうか~!

Kumi3

517カミーノ leon レオン 大聖堂外観

角を曲がると、いきなり目の前に大きな三つのとんがりが現れました。 

わああ~、すっご~い!

Den

大きい!綺麗ね~!

Chai

入場料は大人一人5€、子どもは半額でした。中に入ると

517カミーノ leon レオン 大聖堂内観

わぁ!ステンドグラスに透ける光がまぶしい~!

 

図柄のストーリーが繋がっているようでした。

光が透過することにより、神秘的な気持ちになり、いつまでも見ていたくなるのでした。

わあ~、素敵だなぁ。

Kumi3

 

517カミーノ leon レオン 教会中

大聖堂の祭壇は素晴らしい装飾でした。絶えず祈る人が行き来していました。

 

うっとり!が、がっくり!

 

ステンドグラスに見惚れうっとりしていると…。

素敵!天井が高~いわ、光が降ってくるわ~!見とれちゃうね。

Kumi3

いろんな色の光のシャワーを浴びているみたいだね~。

リラックスし心地よくなりました…と、それもつかの間。

トイレ、トイレ~っ!我慢の限界~!

Den

と横で真っ青になっていました。

ええっ!…そうなの?

Kumi3

がっくり…

慌てて一緒に走ることになりました。

カテドラルの中にトイレは無いということでした。仕方なく外に出て、バルを探しトイレを借りました。

中をもっと観たかったけどね…。

Kumi3

517カミーノ leon レオン 大聖堂ステンドグラス外観広場のベンチに座り

 

518カミーノ leon 大聖堂 横アングル

今度は外観の美しさに、見とれていました。

巡礼仲間のリアは、これを描きにブルゴスからレオンへ行ってしまいました…。

わかるわ~、わかるよ、うんうん、などと思いを巡らせ、再びうっとりと見とれるもつかの間…。

うわあっ!ママ、きゃっ!

Chai

ええっ?やあだああ~!

Kumi3

今度は私の頭に鳥の糞が直撃!

517カミーノ leon レオン 大聖堂 鳩フン

髪に鳥の落とし物の白いドロドロがくっついてしまいました。

またまたうっとりがっくりに変わりました。

 

レオンの街のあれこれ

 

517カミーノ leon レオン プードル

スーパーマーケットの前でお行儀よく主人を待つプードルちゃん。

 

517カミーノ leon レオン 豚肉 メルカド

肉売り場で見た豚肉。わあ、リアル~…。

 

517カミーノ leon レオン ライオン水道

街中のおしゃれな水道の注ぎ口。

 

517カミーノ leon レオン ゴミ箱

街のゴミ箱、テレビのような扉を開け、ゴミを捨てるのでした。

 

517カミーノ leon レオン お店アクセサリー

ブレスレットを買おうとレジに行ったChaiは

「14時を過ぎたから、ダメ!」と言われ売ってもらえませんでした。そのあとお店はすぐに鍵を閉めました。時計を見ると14時を5分過ぎていました。

シエスタは絶対なのでした!

 

517カミーノ leon レオン 観光日 時計

街角の時計、おしゃれ~。なぜか、スペインは温度計がセットでした。

 

517 カミーノ レオン 街 モニュメント塔 ヤコブ

モニュメントは、ベンチに合体していて、見て触れて楽しむことができました。

こういうのってイイナ、楽しいね!

Den

 

517カミーノ leon レオン エンパナーダ

スーパーマーケットでエンパナーダアイスクリーム、オレンジが7個で1.5€でした。重いけれど買いました。広場に座りランチにしました。

 

レオンで二つ目のアルベルゲに移動

 

今晩の宿は、レオンにあるもう一つの公営アルベルゲに移動しました。

5階建ての大きなアルベルゲでした。部屋は小じんまりしていてシャワーも温かく、まあまあの居心地でした。

518カミーノ leon アルベルゲレオン 取手とれた

ちょっと、ドアノブが壊れていましたが…。

荷物を置くと、大きなショッピングモールの看板が見えました。そちらのほうへ行ってみることにしました。

 

おじさん店員の親切は勘違い

 

スーパーマーケットエロスキのライバル的存在、

カリファーというところでした。とても広く、一階のフロアに食料品、服、電化製品、家具まで全て置いてありました。巨大倉庫といった感じのお店でした。

あちらこちら、スペインの生活用品を見て回りました。どれも買えないけれど、キッチン用品、スポーツ用品、おもちゃ、家具など、見て回るだけでも楽しいのでした。

子ども服売り場で、赤ちゃんサイズの赤いTシャツを自宅のワンコのお土産に買いました。

さて、夕食を探そうと、調理済みの冷蔵コーナーへと行きました。

私はピザを買うことにしました。ChaiとDenは、ハンバーガーを手に取りました。

どちらも、電子レンジでチンすれば、チーズもとろけ、ハンバーガーもアツアツ、それでもう、今日のディナーは決まり!、手抜きができるわ!と目論んでいました。

レジの近くに、電子レンジがあるでしょ~。

Kumi3

と思っていました。

それは、日本のお店のやり方を想定したのではなく、以前カミーノの途中で寄ったカリファースーパーマーケットで、買ったピザを温めて食べている人を見かけたからでした。

な~んだ、日本と同じなのね〜!とそこで思いました

Chaiは、それを見ていなかったので

ここじゃ、温めるのは無理だよ~。

Chai

と否定的でした。

大丈夫よ、温めて食べてる人、前に見たのよ。じゃ、聞いてみるから!

Kumi3

と、通りがかったおじさんの店員さんに

「これを今、温めて食べたいのですが…。」ピザバーガーを見せながら身振り手振りの英語で説明しました。

私の英語もダメだけれど、そのおじさんも英語が苦手ようでした。

お互い困った変な笑い顔で、会話を続けていました。

おじさんは途中で

「そうだ、こっちへ来い!」というゼスチャーをしました。

私たちは、カルガモの親子みたいに一列に連なり付いていきました。

ここ広~い!

Den

ずいぶん奥まで歩くね!

Chai

売り場の端から端まで歩くようでした。

私は一瞬、

こんなに奥まで来るなんて...、もしや従業員用の温めるところか何かがあるのかな、そこを貸してくれるとか?

Kumi3

などといった考えがよぎりました。

しかし…、

着いたのは電子レンジ売場でした。

『お買い得80€の電子レンジ』を指さし、にっこり満面の笑顔のおじさんでした。

あー、違うの~。電子レンジ買いたいんじゃなくて…。

Kumi3

でも、うまく伝わらないので

「ありがとう~。ムーチョグラシアス!」お礼笑顔バラまいて

「電子レンジは買わないです~!」とだけは伝えました。

くくく~っ!

Chai

3人は笑いをこらえるので精一杯でした。

 

スーパーマーケットグルメ達人

 

品物をもとのところに戻すのもおっくうになり、そのまま近くのレジで買って出ました。

スーパーマーケットの外の芝生に座り、夕飯にしました。

もう、いいね。これで。冷たくても我慢して~!

Kumi3

517カミーノ leon レオン 生ピザ、メルカド買い

冷たいピザは溶けていない小さなビットのチーズがポロポロとのっていました。ナイフで切って食べてみると、、

あ、でも美味しいじゃない!味は問題ない、大丈夫だわ。チーズが伸びないだけよ!!

Kumi3

と負け惜しみ?いや本当に~。

ハンバーガーも同様にチンしなくても大丈夫!冷たくても味がしっかり付いているので食べやすいのでした。

私たちは、ここからスーパーマーケットグルメ達人昇格しました。ピザを買って、温めずに食べることが出来るようになってしまいました。

 

置き忘れにショック!自分災害

 

スーパーマーケットの近くに、ショッピングモールがありました。私はそこでトイレを借りました。

そのとき、いくらかのお金、カメラ、パスポートのコピーやら生活小道具一式入ったショルダーバッグトイレの壁にかけたまま、皆のところへ戻ってしまいました。

あれっ!ないっ! 

Kumi3

すぐ気が付いて戻り無事に取り戻すことができました。

ああ、たるんでいる!

今日、S木さんにチェックしてもらったばかりというのに。

置き引きならともかく

置き忘れは、もう自分災害だわ~。

Kumi3

わたしは自己嫌悪になり、しばし、ひどく落ち込んでしまうのでした。

ダメだ~。どうしてこう不注意なのかしら…。

Kumi3

ショッピングモールでChaiと一緒にお土産のブレスレット、ピアス、ミサンガを買いアルベルゲへ戻りました。

楽しみのはずの買い物も、選ぶ気力に欠けお土産選びも楽しめませんでした。

アルベルゲに戻ると

卓球の練習するね!

Den

テーブルを食堂の壁に付け、一人で壁打ちピンポンに燃えるのでした。

Denはラケットを買ってよかったね...。

Kumi3

力無くほめる私でした。

 

 

 

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2010年4月、母と15歳娘と10歳息子の3人は、東京からスペインへと向かいました。サンティアゴ巡礼の道(カミーノ)930㎞を歩くためです。期間は60日間、学校は3か月休みました。私と子どもたちは旅生活の中、世界中の人々と出会い、素晴らしい奇跡、また、がっかりな事件…と、学校では教わらないことをカミーノは教えてくれたました。スペインの景色や巡礼の生活風景を写真とともに紹介していきます。
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