1/60ピレネー山越えで注意することは?オリソン泊がオススメ

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門をくぐれば巡礼始まる母と弟
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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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4/16(金)→オリソン/ カミーノ初日! 8km(距離) / €76(3人の生活費) 宿:納戸に泊まる @€31×2人分

 

朝6時半に起きました。石造りの部屋の薄暗い中、2段ベッドの下段をベンチにし、3人は身を寄せ、パンとハムサラダといちごの朝食をとりました。外は小雨が降っています。4月の半ばですが、ここはピレネー山の中腹なので、かなり寒いです。ジャケットやカッパを防寒に着こみました。手袋もして準備万端です。

 

足に豆ができない大切な儀式

 

靴を履く前に、Chai、Denの両足に、足指の股までハンドクリームを塗り込むようにマッサージをしました。

毎日、これをすればマメはできないよ。

Kumi3

くすぐったいよ!

Den

足クリームマッサージは、足のマメや靴づれを予防するため、欠かすことの出来ない大切な習慣でした。このおかげで、足のトラブルは、ほぼ無く過ごせました。一日の始まりの儀式です。

さあ、出発しよう!

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー歩き出すホスタピレロと

アルベルゲのオスタピレロ夫婦がフランス語で、多分「頑張ってな、気をつけてね!」と言いながら、わざわざ見送りに出てくれました。

オスピタレロというのは、アルベルゲ(宿)の世話人です。まるでホームステイをしているかのように、お世話をしてくれるオスピタレロと、全くのビジネスライクなオスピタレロと、公営のアルベルゲは様々な個性があります。

民営のアルベルゲは経済優先なので、設備もスタッフも、それなりにサービスが良く整っています。

 

いよいよカミーノを歩き出す

 

私たちは、ピレネー山の中腹の宿(アルベルゲ)に泊まる予定でなので、今日歩く予定は8㎞です。7時半に、アルベルゲを出発しました。

しかし、今日一日でロンセスバージェスまで歩くなら、できる限り朝早く出発したほうが良さそうです。山道を25㎞、歩きぬかなければなりません。またどういうわけか…全くの初日に一番の難所にあたってしまうのです。

 

サンジャンピエドポー2人出発

小雨がちらつく中、歩き出しました。緩やかな坂を下ると門が見えます。

 

416サンジャンピエドポー門、カミーノ

サンジュアンピエドポーの町外れにあるスペイン門を抜けた瞬間、巡礼が始まります。

 

ピレネー山脈で15歳の誕生日を迎える。

 

今日でChaiは15歳になります。 いま、学校を離れフランスのピレネーの山道歩いているなんて…。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー1菜の花

なんか不思議だね。ワクワクするね!

Chai

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー歩き出す2.3

ホタテ貝とひょうたんをリュックに下げて、形は巡礼者らしくなっています。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー1山道疲れた風

荷物が重いのと、歩き慣れていないので、すぐにハァハァしてしまいました。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー、枯れ木

枯れ木が「頑張って~!」と応援してる、、、かな?

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー山道の霧

見渡せば、山の下のほうは霧が張っています。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー、朝焼け

8時半、朝日が昇りました。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、山霧、オリソン

霧かな、雲かな?

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン手前山道1

山道を歩くなんて、久ぶりだよ。転ばないように!

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、サンジャンピエドポー1山道

ピレネー山越えは美しい景色の連続でしたが、そのときは、荷物の重さと山道を上っていくことに精一杯で、観て楽しむ余裕などありませんでした。(カミーノが終わり、写真をみて「あら、なんて綺麗な景観だったのね~!」と思いました。)

 

出会った最高齢と最年少の巡礼者。

 

途中、カナダ人の家族と一緒になりました。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン、牧場の道ジョイン一家と

あらら?おばあちゃんかな?お孫さんかな?

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソンジョイン一家と

8歳と10歳の女の子、お父さん、お母さん、おじさん、そして78歳の健脚おばあちゃんの6人連れでした。

しばらく、一緒に山道を歩きました。

陽気なママさんは、Chaiが今日が誕生日だと知ると、ポカポカした牧場の山道で『ハッピーバースデー♪』を皆んなの音頭をとって歌ってくれました。

そして彼女はユーモアたっぷりに言いました。

「おばあちゃんがカトリックでね、どうしてもカミーノ(サンチャゴ巡礼)に行くっていうのでね、みんなついてきたのよ。ここはカトリックの道でしょ。私はプロテスタントの大学に行ったのよ。あなたたちはカトリック?」

「いいえ、違うのよ。カトリックじゃないのだけど、子どもたちと長く時間を過ごしてみたい。そして一緒にカミーノを歩くチャレンジをしてみたいと思ったの。」と言うと

「そう!私も同じよ‼︎」と共感してくれました。

 

フランス側、最初で最後のアルベルゲ、オリソンが見えた!

 

道沿いに大きな建物が見えてきました。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンみえた2

あれじゃない?アルベルゲが見えたよ!うわーい!

Den

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン看板

お昼頃、出発から8kmの宿、オリソンアルベルゲに着きました。

『refuge.orisson@wanadoo.fr オリソンアルベルゲ』(今はメールで予約ができます。)

「 初日だし、子連れだから早めに休んだほうがいいよ。」と巡礼事務所のおじさんが気を利かせ、アルベルゲに無理を言って予約をしてくれたのです。(オリソンアルベルゲは、民営なので予約ができます。)満員だったのだけれど、納戸でよければ、と予約を受け付けてくれました。

 

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン水道

水道があり、そこからピレネーの山の水をごくごく飲みました。この辺りの水は美味しいのです。ペットボトルにも汲んでいきました。

 

416カミーノ、ボカディージョ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン、

オリソン宿の外のカフェテーブルでサンドイッチと飲み物を頼みました。

こんなに美味しいサラミ、初めて!でも野菜ほしくなるね、、

Kumi3

やれやれ。今日はたった8kmだけど、かなり疲れました。でも、私たちはここでベッドに横になれる、、。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン、ジョイ家族横

しかしカナダ人の家族は、宿が満員でここに泊まれませんでした。この先の宿まであと20kmはあります。もう、午後1時です。あと、5~6時間、いやもっと掛かるかもしれません。

 ママさんは「ノーチョイス!」仕方ないというゼスチャーしました。

「また会えるといいね!」と私たちはハグをし、見送りました。

「グッドラック!」8歳の女の子を思うと、私たちは、ここに泊まれてすまない気持ちになりました。オリソンのアルベルゲは定員人数が少ないのです。巡礼事務所のおじさんの手配で、泊まらせてもらえラッキーでした。

 

 

シャワーと洗濯と探索

 

€1コインを入れて5分間出るシャワーを浴びました。

ぬるーい、水圧よわーい、、。

Chai

しかし、、我慢がまん。私たちは休めるのですから。

歩き終えてアルベルゲに着くと、シャワーを浴び、そのあと必ず洗濯をしないといけません。持っている服に余裕がないのです。洗濯機があれば、使わせてもらいます。無ければ、シャワールームか洗面で手洗いです。

 

干す場所が開いているといいのだけれど…。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソン洗濯場

山の中腹の干場。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン納戸洗濯場

私たちの寝る納戸の前。

それが終わればアルベルゲの周りの探索です。

 

416オリソン、ヤコブ像、カミーノ

やはり、ここにもヤコブ像!

 

岩山にのぼるよ!

416カミーノ、サンティアゴ巡礼、ピレネー、オリソン、岩山3

登頂、やっほー!

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソン、岩山2座る

本当は大きな岩でした...。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソン、岩山2

しかし、その後ろを振り返ると、ピレネーの麓の景色が一望できます。

 

 

ディナーで再びハッピーバースデー♬

 

オリソンはディナーと朝食が含まれた金額でした。一人€31。小学生は無料にしてくれました。

オリソンでディナーを食べることが出来て翌日は朝食をとることができましたが、ピレネーの山の中は、屋台のようなお店が2,3軒しかありません。ピレネー山道の行動食はサン・ジュアン・ピエド・ポーの街で調達しておくとよいです。重くならない程度に。

ディナーの時間

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンディナー、スープ

トマトスープ

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンディナー豆

白いんげん豆の煮物

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンディナー肉

牛肉とパン、そして赤ワイン。

 

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンディナーケーキ

クリームパイというメニューでした。誕生日ケーキのかわりにね!

そのあと、アルベルゲの奥さんが声をかけてくれ、皆の自己紹介が始まりました。総勢30人ぐらいでした。

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンディナー全員

国の名前、自分の名前、どうしてここに来たか、、。

多くの人がヨーロッパ人でした。韓国人が1人、あとは私たち日本人が3人でした。

今日は、私の15歳の誕生日です。

Chai

と英語で言うと

今日2回目のハッピーバースデーの大合唱が始まりました。

隣に座っていたクリスティーナおばさんがChaiに自分のロザリオをプレゼントしてくれました。

 

416カミーノ、サンティアゴ巡礼ピレネー、オリソンロザリオ

指につけてお祈りする木製の十字架でした。「うわぁ素敵!ありがとう」とChaiは嬉しくて嬉しくて、指にはめ何度も眺めていました。

Denの自己紹介はChaiに仕込まれた英語を言いました。

ウイ アー ジャパニーズ。マヨネーズ(My name is ) Den..

Den

たったそれだけでしたが、みんなウケてくれました。こんな子どものピルグリマー(巡礼者)は珍しいのです。はるばるアジアの日本から来ているので、さらに大喝采してくれました。

 

 

納戸に寝袋を広げ寝る

 

「寝る場所は納戸しかないのよ、ごめんなさいね。」と案内されました。

 

416カミーノ、ピレネー、オリソン納戸

狭くて物だらけですきま風が入ってきますが、私たちは泊まれるだけでも有難いのです。文句は言えません。

 寝ている納戸からトイレまで、外の道を50歩ぐらい歩いて行かなければなりません。

416オリソン、夜景、サンティアゴ巡礼

真っ暗闇です。

「ママ、トイレ、、。」

深夜、Denに起こされ、Chaiにも起こされ2回、トイレツアーにいきました。しかし、今晩は文句どころか外に出る度に

「わあ~っ!すごーい‼︎」と歓声をあげました。

こんなに星がいっぱいなの、生まれて初めて見た!

Den

わあ!これ何て言ったらいいんだろう。星の海?星の雨?星の野原?星の世界??

Chai

この星の空は、カミーノからの最高の誕生日プレゼントだね!

Kumi3

私は心の中で、迷いながらも、ここに来てよかった!と真夜中のトイレツアーで実感しました。

サンドイッチ、カフェオレなど€14

 

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