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4/60カミーノで馬が喝!自動販売機に3連敗、エロスキ激安スーパー | 子連れサンティアゴ巡礼・旅ブログ
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カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた日々・旅ブログ

4/60カミーノで馬が喝!自動販売機に3連敗、エロスキ激安スーパー

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馬の親子
この記事を書いている人 - WRITER -
「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちはまるで中世の巡礼者のように道にある黄色い矢印だけを頼りに歩きました。かかった日数は60日、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。
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4/19(月)→パンプローナ 出発出遅れ~   21.7km /€38   公営ジーザスマリア @€6×2

 

朝、皆んな7時に起き、7時半には出発できそうだったのですが、中庭に干した洗濯物の取りこみができず、立ち往生していました。

中庭に出る鍵が閉まっていて、オスタピレロが来るまでドアが開かないのでした。

オスピタレロ、遅いわね~。

Kumi3

オスピタレロが来たのが、8時過ぎでした。

大急ぎで洗濯した服をバックパックに詰め、出発しました。ほとんどの巡礼者は、すでに出発していました。

ズビリの町は、時計の針と同じ回数、教会の鐘が鳴り響きました。

どこにいても時間がわかるって、便利かもね。

Chai

8時半、歩き出しました。

パンプローナまでの道2人並び

けっこう早起きして、大急ぎで支度したけど、出遅れちゃったね…。

Den

 

馬の牧場がいっぱい

 

曇り空でした。

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 煉瓦建物

何百年も前から立っている石造りの建物。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 煉瓦建物お墓

その横には墓地がありました。

どんどん、家がまばらになっていきました。

馬が金網越しにコンニチハ~。

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ 黒馬

「いってらっしゃい~!洗濯物は、前の日に取り込んでおくんだよ~!」とアドバイス…。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ はい色馬

「どこから来たの~?」元気いっぱいの馬が、私たちを調査しに掛け寄って来ました。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ はい色馬足黒

原っぱの道になってきました。のんびり草を食んでいる馬は、ちょっと違う種類かな?

この辺りは馬の牧場が多いのでした。

 

カミーノ4日目、気合入らず…

 

2時間歩いたところで、3人ともバテバテに疲れてしまいました。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ 田舎道 右木花

今日は、歩き出して4日目でした。

少し慣れてきて、1日の流れがざっとわかって来ました。疲れても、荷物が重くても、歩いていけば、たいてい何とかなるもんだ、と先が読めてきて、緊張感が無くなってきました。

パンプローナ道2人木の下

ね~、休憩にしようよ。

Den

さっき休んだばかりじゃな~い⁈

Kumi3

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 石建物12 後ろ

ちょっと座ろうよ…。

Chai

もう、休憩?早くない?

Kumi3

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 石建物 後ろ納屋ニワトリ

ねえ、おやつ無いの~?ここで休もうよ。

Den

まあいいか…、

今日は、20分毎に休憩をするようでした。

手前で見たと、ここのニワトリと、も近くで休んでいました。

ここ、ブレーメンの音楽隊みたいじゃない?

Chai

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 石建物 後ろ納屋ニワトリアップ

あはは!ヒヒン・ワン・ニャン・コケッコッコー!

Den

よく見ると、めん鶏はケージの中で、たまごを産んでいました。のどかな農家の庭先の風景でした。(犬の顔がおじさんっぽい…。)

 

 

突然、馬がっ! 心臓ドキドキッ‼︎

 

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ ワレモコウ

枯れた大きな猫じゃらしみたいな草がありました。ポキッと折ってマイク代わりにし、歌を歌いながら歩いていました。

すると…

突然!

真横草原から 一頭の馬 が駆けて来ました。

419サンティアゴ巡礼、馬、カミーノ、パンプローナ

ドドドドッツドドドッ

そこどけ~!

馬がChaiの鼻をかすめるように横切りました。

うわあ~っ‼

Chai

馬の横腹

とっさに飛び退いたChaiは、しりもちをつきました。

心臓がドキドキッ!

飛び出しそうでした。

あわわChaiが踏まれないで良かった〜!

Kumi3

 

くつろぐ横切り馬

当の馬くんはどこ吹く風

野原にドテッ!と座りこむと、

「あんまり、ダラダラ歩いているからさ。ちょっとビックリさせたのさ!」とでも言っているようでした・

Denも、あの馬みたいに草っパラで寝転がっていたいなぁ!

Den

 

カミーノの道しるべ赤白ペンキ

 

カミーノは、道に迷う事がないようにと、所どころに道しるべがありました。歩いていてしばらくそれが無いと、不安になってくるのでした。

ホタテ道しるべ2人

青地に黄色のホタテ貝のマーク、これがポピュラーなものでした。

 

カミーノ矢印と道標419

壁にある黄色い矢印も、随分と助けになりました。

 

白赤い印

林の中では、赤と白のペンキが木に塗ってありました。

 

パンプローナまでの道弟

しばらく、草っ原の細道が続きました。

 

パンプローナ途中、ばて弟

あ~ん、疲れたよ〜!肩が痛~い。

Den

 

木の柵細道弟

しばらく柵に沿って歩きました。

 

石ガラガラパンプローナまでの道

その先は、石ころゴロゴロの上り坂でした。

はぁひぃはぁひい...。

Chai

立ったまま休憩しようか~。

Kumi3

パンプローナまでの道2人ひと休み

ハ~イ!

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ 山の景色

そこからの見晴らしは、こんな感じでした。

 

下に降りていくと、古い石造りの家がありました。

アンテナが見えるね。人が住んでいるのね~。

Kumi3

 

スペイン自動販売機に怒り爆発!

 

今日は、出発から出遅れたうえに、ペースが遅くどんどん疲れが際立ってきました。

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 川風景

川沿いに歩きました。

 

パンプローナ橋

石の橋を渡ると、建物がたくさん見えてきました。アルレの町に入りました。

なんかね、足の甲が痛いんだ~。

Den

どうする?ここでアルベルゲを探そうか?

Kumi3

と聞くと

パンプローナまで頑張る!

Den

と言うのでした。あと4㎞ぐらいありました。

ペットボトルの水は空っぽ、水が一滴もありませんでした。

3人とも、喉がカラカラでした。

今、13時半でした。

スペインのお店は、14時から16時までシエスタで閉まってしまうのでした。

町を抜ける前に水分を仕入れておかないとね。

Kumi3


きょろきょろと見回しながら歩きましたが、お店水道も見当たりませんでした。

すると、自動販売機 を発見しました。

よかった~。それぞれ、好きな飲み物を買っていこう!

Kumi3

コーラファンタ1缶1ユーロでした。

まずは、Chaiが自動販売機に1ユーロコインを入れました。

チャリン!

コーラのボタンを押しました。

し~ん・・・?

ボタンを押しても、自動販売機はうんともすんとも言いませんでした。

ジュースが出て来ない上、返金レバーをいくら押してもダメでした。

えっ~!何でっ。もう一回やってみようよ。

Chai

勇気を出して、もう一回!

Denが1ユーロを入れてみました。

チャリン!

コーラのボタンを押しました。

し~ん….

コインが落ちる音だけが、虚しく響きました。

自販機怒り

出てこないっ!もお~やだっ‼︎

Den

地団駄を踏んで悔しがっていると

地元スペインの高校生ギャル3人が、ワァワァ言いながら近付いて来ました。

それは「わたしたちに任せて。やってあげるから!」と言っているようでした。

ギャルたちは、機械をのぞき込み、叩いたり、返却レバーをガチャガチャした後、その中の一人が私のほうを見て

「お金出してみて!」手の平を広げました。

あら、やってくれるのね~?

Kumi3

と日本語でつぶやきました。

ここは、流れに乗って、お願いしてみよう。

もう小銭は、2ユーロコインしかありませんでした。

「これでいい?」

ギャルたちに渡しました。

でも…、このボロい自動販売機、1ユーロのジュースが出て来ないのに、2ユーロでさらにお釣りが出るなんて、そんなお利口なこと出来るのかしら…。いやでも、きっと、何か地元スペイン流の自動販売機攻略法があるのかもしれない…。

Kumi3

地元ギャルたちは、自信満々にコインを自動販売機に入れました。

6人みんな、息を飲みました。

チャリーン!

コーラのボタンを押しました。

しーん…

またまたまたっ!虚しく響く…。

コインの落ちる音のみ、ジュースもおつりも出てきませんでした。

3人のギャルは、済まなそうな顔をして私たちを見ました。

DenとChaiは、思いっきりテンションが下がり、うなだれてしまいました。

はああ…。

Chai

すると、3人のギャルは、顔を寄せ話し合いをしていました。

そして私たちに

「ね、付いて来て!」というゼスチャーするのでした。

よくわからないけれど…、

後に付いていくことにしました。

 

 

EROSKI「エロスキ」・スーパーマーケット

 

私たちは、3人のギャルの後ろを、カルガモのヒナのように続きました。

ギャルたちは、おしゃべりしながらギャハギャハと笑いながら歩き、時々私たちを振り返りました。ちゃんと付いて来ているかを確かめるようでした。

道の両側にあるお店というお店は、全てシャッターを下ろし閉まっていました。

シエスタなんだね…。

Chai

5分ぐらい歩くと、シエスタでも開いている店が見えました。

それはEROSKI(エロスキ)という

激安スーパーマーケットでした。

3人のギャルは、一緒に中に入るように手招きをしました。

そして飲料水やコーラの売っている棚まで案内すると

満面の笑顔のドヤ顔で手を振りながら

「これね~、キャハハ~!」

それから

「じゃね、バイバーイ!」とお菓子のほうへ行ってしまいました。

グ、グラシアス!

Den

聞こえたか聞こえないか、全く気にしない様子で行ってしまいました。

そして、売り場に残された私たちは歓声を上げました。

わあっ、安~い!

Chai

普通、一本1ユーロするコーラが、

なんと一本0.39ユーロでした。

私たちテンションは、いっきに上がりました。

安いっ‼︎ 何もかも〜!

Kumi3

私たちは感動し、他にもチョコレートやビスケット、ドライフルーツ、ナッツなどを仕入れました。どれもこれも、今までのお店の半額でした。

元気がモリモリ湧いてきました。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 街水色壁

空が晴れてきました。シエスタでお店が閉まった静かな町並みを歩きました。

 

黒洗濯物

洗濯物が干してありました。なんだかスペインぽい感じ!

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 モニュメント顔

モニュメントがありました。あれは王様かな?

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ広場入口 まちなみ右2

とりあえず、好きなコーラが買えてハッピー!

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ広場入口12

だけどさ~、まだここから4㎞もあるのかぁ…

Den

 

雨合羽は100円均一のポンチョ

 

パンプローナの城壁が見えてきました。

パンプローナ城壁

こんなに、青空だったのですが…。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ 城壁入口12

急に、大粒の雨が降り出しました。

うわっ、スコール?

Chai

5分もすると

あれれ?雨止んじゃった~。

Den

通り雨でした。

ちなみに、ちょっとした雨は、100円均一の薄いビニール合羽でしのぎました。それが一番重さが軽いのでした。

 

パンプローナを探索

 

城壁の門をくぐり、パンプローナの街に入りました。少し迷子になりましたが、ジーザスマリアという大きくて綺麗なアルベルゲに着きました。

ベッドに荷物を置き、シャワーを浴び、着ていた服を洗濯しました。

みんな、お洗濯終わったね。街の探索に行こ~う!

Kumi3

パンプローナシティホール

パンプローナのシティホール。屋根の装飾がステキ~!

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 パンプローナ広場

広場に行ってみました。

スペインの日暮れは9時半過ぎでした。地元の人は夕方の5時半なんて、まだまだお昼といった感覚でした。

 

再び「EROSKI・エロスキ」発見!

 

パンプローナの街をぷらぷら歩くと

「MELCADO」という文字が目に入りました。イラストスペイン語の本で調べてみると「ス-パーマーケット」という意味でした。

近寄ってみると、

わあ!また「EROSKI・エロスキ」発見!!

Chai

嬉しくなってスキップをしながら、お店に入りました

そこで、スペインの気になる品々を、ゆっくりと探索しました。

 

パンプローナウサギスーパー

おおっ、丸ごとのウサギ肉を発見!ドキドキ~。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 スーパー洗剤

頼もしい洗剤おじさんのキャラ!

 

今日のアルベルゲに、キッチンがあったのをチェックしてありました。

ミルクにビールにパン、クラッカー、チーズ、パスタ、チップス、チョコレート、いちごも買おう~!

買い物の時間は、最高に楽しいのでした。

 

国際指圧大会

 

アルベルゲにもどりました。

赤毛のお姉さんが通ると

あの人、指圧セラピストって言ってたの聞いたよ。

Chai

とChaiが言いました。

ホントに?

Kumi3

思いきって話しかけてみました。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 アルベルゲ ディナー3

「一緒にご飯を食べませんか?」と声を掛けると

「喜んで!」と一緒のテーブルに座りました。

赤毛のお姉さんは、オーストラリアからきたペンと言いました。指圧マッサージの学校を卒業したばかりでした。

ペンは言いました。

カミーノを歩く旅で、自分自身を隅々までしっかりとヒールしてから(癒してから)人をヒールする仕事に没頭したいと思うの。

なるほど~!それはいい考えだわ‼

Kumi3

食事の後「オーストラリアと日本の指圧大会やろう!」ということになりました。

まずは、ツボの確認をしました。

足三里 Ashisanri つぼイラスト

足三里(あしさんり)というツボがあります。

膝の下の外側です。

そこを指さすとペンは

「Ashi-Sanriアシィサンリィ~」

と言いました。

へえ~、足三里・あしさんり⁉ 同じ言い方なんだ!でも英語っぽいわね。

Kumi3

ペンも日本語の足三里・あしさんりの響きが面白かったようでした。

オーストラリアのペン

互いにゲラゲラと笑い合いました。

 

荷物を軽くする工夫は続く

 

Chaiは、ノートに英語のテキストを写していました。それは、小さな字で隙間を詰めて書いていました。カミーノを歩き始めてから、空いた時間は、ずっとそれをしていました。

やっと、終わったようでした。

このテキスト、置いていくね。

Chai

Chai、ナイス~!

Kumi3

これでテキスト一冊分、バックパックが軽くなるはずでした。

重さにして300gかそこらですが、それが無くなるだけでも確実に肩の負担が減るのでした。

 

419 パンプローナ カミーノ サンティアゴ巡礼 アルベルゲ ベッド

今日のアルベルゲのベッドは、こんな感じでした。二段ベッドの下の段が取れ、Denは落ちる心配が無く安心して眠れるのでした。

では、おやすみなさい!

 

 

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