サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

12/60スペイン・カミーノを遊ぶ、大人も子どもの心にかえる!

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427カプかたつむり
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「学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出ようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と10歳の弟を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノの旅へ行くことにしました。距離は930km、かかった日数は60日間でした。私は英語もろくに話せないというのに、子ども二人を連れて巡礼の旅に行くなんて…、無謀で巨大なチャレンジでした。けれど、なんとかして現状を打破したかったのでした。カミーノ歩き始めの頃、子どもたちは足元はふらつき、背中のバックパックが重く、疲れと不安のかたまりでした。それが日を重ねるごとに、五感がイキイキと働き始め、途中からはすっかり『カミーノの住人』と化していました。果てしなく長い道のりを、日照りや雨風、岩、泥、草木、動物、見知らぬ街、人々に出会いながら、ひたすらに歩いた終盤の頃には、心と身体の声を感覚的に感じていました。そして、幾度となく起きる不思議な出来事、忘れられない言葉、時には悲しい事件、また、最高に幸せな瞬間、それら全てが、カミーノを歩く前から必要な事として編み込まれていたのかもしれない!…と思える出会いと別れの日々でした。
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4/27(火)→ビアナ / 朝ごはん・カミーノスタイル 11km/€37 石造りの街公営宿  @€6×2

 

目が覚めると、超特急で着替え、荷造りをして、7時半には出発しました。

427 カミーノ アルベルゲ 123

天気がよさそう、ヨカッタ!

 

427道に三人影

居心地が良くなかったアルベルゲは、早々に出ることにしました。

 

427朝のサンドイッチ427 カミーノ ビアナ 朝ご飯 2つかれ

道端に座り、朝ごはんにしました。バケットにナイフで切り込みをいれ、サラミハムを挟み、レタスをちぎって挟み込みます。サッサ~とその場で作りました。

レタス洗わないの?

Chai

うん!洗わないよ~。

Kumi3

見た目に土がついていたら、そこは取り除きましたが、リンゴも梨もトマトも、シャツでゴシゴシ拭いてから、かじるのでした。

これぞ、カミーノスタイル!

たったこれだけのことですが、日本では気にして、できなかったことでした。

洗って~!皮むかないの?丸ごとかじるの?え~!

Den

といった具合でした。

この旅暮らしの中で、神経質なまでに清潔、抗菌、といった子どもたちの気持ちが寛容になっていくのを感じました。

 

途中、墓地がありました。

427 カミーノ ビアナ 墓地壁

中はどんなだろう?パチリ!

 

427お墓

こんな感じだよ~!

 

カミーノ楽しい人

 

今日のアルベルゲまで、まだまだ道は果てしなく続きました。

427伝茶山道もくもく

暑くなってきました。

 

427あすふぁると4人

前のグループ、抜けそうで抜けないなぁ~。

Den

 

427ムギばたけ

緑が綺麗だね~!

Chai

一面に続く麦畑でした。

 

427きいろに赤い花

あら、あの赤い花、一人で頑張ってるわ~。

Kumi3

私は、景色に飽きることはありませんでした。

何て言ったって、仕事や家事の日常の忙しい日々から抜け出し、ここに来ている訳ですから。

その事を思い起こせば、いつだってウキウキ感が湧いてくるのでした。

 

427カタツムリ

道の真ん中で踏まれそうなカタツムリを拾い、杖に付け一緒に歩いてみました。

虫や小動物で道草するのは、こどもたちの専売特許でしたが、どうやら私にも伝染したようでした。

そして、誰も聞いていないのをいいことに、歌を熱唱しながら歩きました。

巡礼を始めて12日目、足の疲れ、肩のバックパックの重さ、一日の流れにも慣れてきた頃でした。

青空の下、私は歩きながら開放感に溢れていました。

 

カミーノ疲れてる人

 

 

427伝茶さきに土手がみえる

けれど、Chai とDenは違いました。

 

427伝茶ワインディング

あ~、疲れた…。

Chai

チュッパチャップスないの?

Den

あ~、のどが乾いた~。休みたいね~。

Chai

コーラグミある?食べていい?

Den

あ~、肩が痛い、ちょっと荷物降ろそうよ。

Chai

チョコビスケットあったよね?休憩しない?

Den

このようなやりとりが、繁茂に起きてきました。

昨日と同様でした。

 

427伝茶青空たたずみ

どこまで行っても田舎の道なんだもの。飽きちゃったよ〜。

Den

アメでもないと歩けないよ!といわんばかりでした。

 

そんなタイミングに、地元のおじさんとおばさんが、すれ違いざまにお菓子をくれました。

427 カミーノ ビアナ グラノーラバー

ペケーニョ!(おちびさん)バモスバモス(頑張れ!)」

ムーチョ・グラシアス~!

Den

 

427 カミーノ ビアナ 石の壊れた壁

これ、どこでもドアならいいのにな~。アルベルゲまで…。

Den

 

427遠くまっすぐにビアナ

やっと町が見えてきました。一番高いのっぽの建物が教会です。

街は、見えてから大抵1時間〜1時間半ぐらいでたどり着くのでした。

あともう10km歩いて、ログローニョの街まで行きたいけれど、もう13時、ダメそうね〜。

Kumi3

途中で朝食をとったり、道のアップダウンがあったにせよ…、

え~っ!5時間で11kmしか進んでないの、私たち遅過ぎるね…。

Chai

 

3段ベッド 英語値段交渉をお願いする。

 

427ビアナ看板

目にした看板、ビアナの街に泊まることにしました。

 

427ビアナ町大きく

アルベルゲは、街の高台にありました。

 

427 カミーノ ビアナ 街並み 入った12古くからある街並みの石畳を行きました。

 

427 カミーノ ビアナ アルベルゲ3

アルベルゲの入り口に、たどり着きました。

 

三段ベッド

初めて見る3段ベッドでした。

オスピタレロに

「3人で、上中下と寝るように。」と言われました。

ええっ!それ無理だわ。Chai、そう言ってくれる?値段交渉もお願い!!

Kumi3

Chaiに英語で

母と弟は、一番下のベッドに寝ますから、ベッドは2つでいいので、2人分の宿泊費でいいですか?

Chai

と言ってもらいました。

この時、Chaiのほうが英語が通じる確率が高い!

と、悔しいけれど…認めました。

私は、英語の文法がメチャクチャになってしまうのでした。ジェスチャー入りで説明しないと、伝えることが難しいのでした。

受付のオスピタレロのお兄さんは

「OK~!」

Chaiの英語は、うまく伝わりました。

頼もしい!というか…私が情けないのよね。帰ってから英語を勉強しなくちゃ~。

Kumi3

 

427 カミーノ ビアナ アルベルゲ窓からの景色

アルベルゲの窓から見下ろした景色。

ベッドにそれぞれ寝袋を広げ、シャワーを浴びたあと、街の探索に出掛けました。

 

ビアナはヨーロッパらしい石造りの街

 

街探索は一番楽しい時間です。

427伝茶町歩きリュックなし

ビアナの街は、古い佇まいが素敵でした。バスク地方はこの町で終わるのでした。

 

427ビアナホール

建物の何処かしらに、彫刻や彫像がありました。

 

427ビアナ彫刻門なんて、素敵な門構え!

 

427家植木鉢窓に植木鉢を置く家を、よく目にしました。

 

427 カミーノ ビアナ 教会

ビアナの聖マリア教会。

 

427ホンダバイクアメリカンホンダのバイク。

 

427とらんざるぷまたもやホンダのバイク。スペインで日本のバイクは人気のようです。

ちょっと嬉しい〜。

 

427ビアナ水道水道を発見しました。水を汲んでおかなくちゃ。

この辺りの水は、おいしいのでした。

 

427ビアナポスター顔ライブのポスター。

 

427ビアナポスター1またもや、ライブのをポスターがありました。

 

427 カミーノ ビアナ 街並み

古くからある頑丈な家々。

 

町の食べ歩き

 

ビアナは、建物は古いけれど、街に活気がありました。

看板が出ていなくても、古い石造りの建物をよく見て回ると、お店がいくつもありました。

パン屋さん、ミニスーパー、アイスクリーム屋さんなど、気の向くままに食べ歩きをしました。

私は、いつも子どもたちの分を買い、自分はコーヒーを飲んで満足なのですが、ここでは一緒に食べて楽しみました。

 

ビアナ、サンティアゴ巡礼 チョコ掛けドーナッツ

チョコレート掛けドーナッツ。

 

ビアナ、サンティアゴ巡礼 ジェラートアイスクリーム 1.2.3

ジェラードアイスクリーム、

 

427 カミーノ ビアナ パン ピクルス

そして、オリーブのピクルスとパンは買っておかないとね!。

 

ChaiとDenは、イラストスペイン語の本で、買い物の言葉をチェックしました。

427 カミーノ ビアナ 街並み 12本

Den、食料雑貨店で、自分で好きなもの買ってごらん。

Kumi3

、と言うと

 

427伝買い物おばさん

イースターバーニーの巨大なウサギチョコを見つけました。

チョコレート・ポルファボール!

Den

おばさんは「Si Si」と袋に入れてくれました。

427イースターバーニーチョコ

このチョコはワインボトルぐらいの大きさがありました。日本でこんな大きいものは、見たことがありませんでした。もう、ワクワク!(中は空洞だけどね。)

 

427 カミーノ ビアナ パスタ

夕食は、スーパーで素材を買い、キッチンでパスタとサラダを作りました。

 

427茶皿洗い

片付けはChaiとDen の仕事です。

 

スマートフォンを使う

 

今日は、気持ちに余裕がありました。スマートフォンに電源を入れ、家に連絡しました。

427家に電話茶

お父さんとお姉ちゃんに

みんな元気だよ。

Chai

互いに近況を伝え合いました。

やったー!プちゃんは元気?

Den

元気だけど、食い意地が張っておデブになってるよ!

ライ

とりあえず、犬のプちゃんの元気なことを聞き、ホッとして電話を切りました。

その後、直ぐに電源を落とし、バッグにしまいました。また、一週間後ぐらいに、連絡のみに使うのでした。

巡礼二日目のアラーム爆音事件以来、スマホの操作がわからず(情けない…。)メールで莫大な料金がかかってしまうかもと聞いて、使わないことにしていました。

夕飯を済ませ、家に連絡をし終え、それでもまだ夜7時半でした。

 

ヒマ人Denの偉業?に沸く!

 

私とChaiは、キッチンの大きなテーブルで日誌を書いて過ごしました。

Denは、漢字、算数ドリルをやり終えてしまいました。

ゲームカード漫画レゴブロックも、ここにはありません。

スーパーヒマ人でした。

そこで、50セント硬貨を立て、その上にもう一枚立てるという遊びを始めました。

427コイン立てカラー

これが、結構~難しい~のでした。

倒れる、転がる、乗らない、バランス崩す、また倒れる、そしてまた始めから、、、

30分、ずっと集中した末...

できた~!

Den

と、ささやき声でいいました。吐く息で倒れてしまうからでした。

アルベルゲのいろんな国籍の人が

「お〜!すごい!すごーい!」

と、声をひそめて褒めてくれました。通りすがりに写真を撮っていくお姉さんもいました。

「どれどれ、ボウズ、俺もできるぞ!」とチャレンジしたスペイン人のお兄さんも

「オー、ノー!難しい‼︎」と降参でした。

ゲームもスマホも無い中で、自分で考え出した遊びなのでした。

 

427伝コインたて

なおさら嬉しい〜‼︎

ドヤ顔~‼

 

日暮れがゆっくり、時間がたっぷり

 

夜8時半、再び街に出ました。まだまだ外は明るいのです。ブラブラ散歩をしていると

 

427馬が街を走る街の車道で、パッカパッカと音がしました。

 

427馬走る

へぇえ、馬も車と一緒でいいんだ。びっくり!

Chai

道を馬で走る姿を見かけました。それも自転車やバイクの代わりに走る~、といった感じでした。

ヨーロッパというか、スペインは、人と動物が近いという気がしました。日本では、柵や檻で分離されています。それが当たり前に考えていました。

ここでは犬、馬、牛など、かなり自由度が高いのでした。そのへんの空き地や草地に、ロープに繋がれないままで寝転んでいました。

 

427ビアナから夕空

夕焼けが、なかなか始まりません。

途中で見つけた公園で、遊んでから帰ることにしました。4人乗りのスプリングが付いたシーソーがありました。3人で乗りました。

 

427公園遊具

ギャハハ〜ッ!と笑いながら、私が一番ワッサワッサと揺らし、はしゃいでいました。

 

歩きながら道路にライトが埋め込まれている場所がありました。

私は、Chaiにデジカメを渡し

撮って撮って~。」とお願いしました。

 

ビアナ、サンティアゴ巡礼 カミーノ 幽霊 町探索

怖い~?足がな~い、幽霊みたいでしょ~!う~ら~めしや~…。

Kumi3

Denは食いついてきましたが

ハイハイ…。

Chai

白けた様子でした…

今日は、カタツムリを杖に付けて歩いたり、Chaiにアルベルゲのチェックインの英語で頼んだり、いっしょにお菓子を探し求め、公園でDenよりもはしゃいだり、幽霊になってみたり…。

大人と子どもの線引きが無くなったように、楽しみました。

いま、夜の9時10分でした。まだ陽が沈まないのでした。

427 カミーノ ビアナ 街並み 夕暮れ

明日に備え、アルベルゲに戻り眠ることにしました。

 

 

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「学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出ようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と10歳の弟を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノの旅へ行くことにしました。距離は930km、かかった日数は60日間でした。私は英語もろくに話せないというのに、子ども二人を連れて巡礼の旅に行くなんて…、無謀で巨大なチャレンジでした。けれど、なんとかして現状を打破したかったのでした。カミーノ歩き始めの頃、子どもたちは足元はふらつき、背中のバックパックが重く、疲れと不安のかたまりでした。それが日を重ねるごとに、五感がイキイキと働き始め、途中からはすっかり『カミーノの住人』と化していました。果てしなく長い道のりを、日照りや雨風、岩、泥、草木、動物、見知らぬ街、人々に出会いながら、ひたすらに歩いた終盤の頃には、心と身体の声を感覚的に感じていました。そして、幾度となく起きる不思議な出来事、忘れられない言葉、時には悲しい事件、また、最高に幸せな瞬間、それら全てが、カミーノを歩く前から必要な事として編み込まれていたのかもしれない!…と思える出会いと別れの日々でした。
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