33/60カミーノで迷子、違うと叫ぶ心の声、戻れないには訳がある…

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518カミーノ leon レオン 道、ヤコブ影モニュメント
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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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5/18(火)→マザリフェ/レオンの街とお別れ 21.8km/€14 公営、庭に恐竜 € @5×1

 

朝ごはんは昨日の残りのピザをアルベルゲの電子レンジで温めて食べました。昨日はスーパーマーケットで買ったピザを温められますか?と聞いたところ、電子レンジ売り場へ連れて行かれました。しかたなく冷たいピザを芝生に座って食べたのでした。

518カミーノ leon レオン ピザ、メルカド買い

やっぱり温めたピザっていいわぁ。(当たり前でしょー!)

 

 

518カミーノ leon アルベルゲから歩き出す 2背中

アルベルゲが街の中心部から外れていたので中央広場に向かいます。

 

 

518カミーノ leon 街並み 

レオンの街並みを行きます。

 

518カミーノ leon 大聖堂 通る 2シルエット

レオン大聖堂ともお別れです。

 

518カミーノ leon パラドール 国営宿前

サン・マルコス修道院、パラドールを通り過ぎました。

 

518カミーノ leon レオン おじいちゃんおばあちゃん仲良し

仲良し老夫婦の後ろ姿にほっこりしました。

 

518カミーノ leon パラドール 国営宿前2

しばらく行くと、川に沿った道に出ました。ちょっとした遊具がありましたが、出発が8時半を過ぎていたので、公園で遊ぶのは無しにしました。さっさと橋を渡り距離を稼がねば!

 

518カミーノ leon レオン 橋

この橋を渡ると徐々に家が少なくなって来ました。

 

518カミーノ leon レオン 交差点 バイク12

もうすぐレオンの街が終わります。

 

518カミーノ leon レオン 煉瓦小屋

これは何だろう?昔の牢屋かな…

 

518カミーノ leon レオン 道、ヤコブ影モニュメント

今日の道はちょっときついよ〜。水はあるか?パンは持ったか?鉄板ヤコブが声を掛けてくれるようでした。

 

 

カミーノ黄色い矢印は荒野を目指す

 

今日は天気がいい!

 

518カミーノ マザリフェ518カミーノ マザリフェ 黄色い矢印 田舎道の上 

あ、こっちだ。よくみると道路にペンキで黄色い矢印がありました。

 

518カミーノ leon レオン 野原道 1.2

わあ、どこまでも田舎道。

 

518カミーノ leon レオン 野原道 1.

青空と菜の花、舗装路を歩くより全然気持ちいいよね。

 

518カミーノ leon レオン舗装路1.2

と言っている間に舗装路になってしまいました。

12時を過ぎていました。お昼にしようと公園のそばのベンチに座りました。

 

518 マザリフェ カミーノ公園ブランコ2

食べ物そっちのけで遊ぶDen

 

518カミーノ マザリフェ 暑さ つかれ1

暑さでバテ気味のChai

 

再び歩き出しました。

 

518カミーノ マザリフェ暑い、舗装路 1、2振り返り

先が見えません。

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路 2振り返り

見えたと思ったら、道の先がさらに細く、糸のように地平線に吸い込まれていきました。

 

518カミーノ マザリフェ暑い、舗装路 ワインディング1、

道はアスファルトなのに両側が荒野でした。どこか国籍不明な感じです。

 

518カミーノ マザリフェ暑い、舗装路 ワインディング1、見上げる

きょうは果てしなく道が続く予感…

 

518カミーノ マザリフェ 線路見下ろす

鉄橋を渡りました。

 

 

カミーノで迷子!道が3通り

 

しばらく行くと矢印がみつからない所で、道が3通りに分かれていました。

あれれ?どれだろう。

Kumi3

どの道も同じぐらいの存在感でした。一つの道を行き、黄色い矢印を探しました。無さそうね~、と戻ってきました。

もう一つの道も同様に、矢印が見つかりません。

うーん、どうしよう。

Kumi3

決め手がなく、3通りの分かれ道の前で右往左往していました。

 

車のおじさんが道案内

 

すると車に乗ったおじさんが、わざわざUターンをして近くに幅寄せして止まりました。

そして「あっちだあっちだ!」とジェスチャーで教えてくれました。

ムーチョ、グラシアス!よかったー。

Kumi3

なんて有難い!

おじさんの示した道を歩き出しました。

5分ぐらい歩いたところで

でも… なんか違くない?

Chai

カンの強いChaiが言い出しました。

そうかもね…。

Kumi3

私たちは引き返すことにしました。

すると、おじさんがまだ道にいました。クルマの中から顔を乗り出し、大声で

「どうした?戻らないでいいんだ。あっちだ、あっち〜!」と叫ぶのでした。

私たちはあ、やっぱり向こうですか??というゼスチャーをして、おじさんの強く推す道へ踵を返し、再び歩き出しました。

おじさんは安心したようにニッコリしていました。

遠く小さくなっていくおじさんが、まだ私たちを見ていました。振り返ると「そうだ、そっちだ!」と手で合図をしてくれました。

私たちは、手を振りながらオッケー!とズンズン進みました。

 

おじさん、ごめんね~

 

うーむ…。どうも、ちょっと違う気がするなぁ。でも、おじさんが見ている手前もあり、ここは引き返せません。

おじさんの顔が見えなくなっても、道の入り口に、おじさんの車が停まっているのがわかりました。

私たちはさらに歩き続けました。せっかく地元の人が、わざわざ来てくれてこっちだ!と教えてくれたのです。

そうよ、大丈夫!

Kumi3

おじさんの自信たっぷりのジェスチャーを思い出し、はてな?をオッケー!に変え、考えるのを止めました。

次なる黄色い矢印を探しにレッツゴー!

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 12 後ろ姿長い

黙々と歩くことにしました。

しかし、矢印はなかなか出て来ません。さらに、さらに奥まで距離を重ねました。

うーーん、この気持ち、このモヤモヤは…。やっぱり…、違うっ!

この心の声に従おう。おじさんせっかくだけど、ごめんね!

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 12 3休憩

座って作戦会議をしました。

ねえ、やっぱり違う気がする…。こんなに来ちゃったけど、、、戻ろう。

Kumi3

うん、そうだね、いいと思うよ…。

Chai

いっぱい歩いちゃったね…。

Den

Chai もDenも行きつ戻りつ40分ぐらい歩いてしまった道を戻るのは、悔しいね。荷物の重さや疲れ、ダメージも大きい。限られた体力だっていうのに〜。

けれど、完全に迷子だという危機感をみんな同様に感じていました。本当に、残念だけど、もと来た道を目指そう!

そして、これは自分で考えることを止めてしまったことのツケなのだとも思いました。

悪いけど、おじさんを突破しよう。

 

 

引き返す勇気

 

分かれ道の入り口が近くなりました。停まっていたおじさんの車は、移動していました。よかった…。

しかし、どこから見失ったのだろう。黄色い矢印。しばらく、車道沿いの道を戻りました。

最後にみた矢印まで戻ればいいよね。

Kumi3

あーっ!ここにあったんだ、失敗した~っ!

Den

見覚えのある最後の矢印の地点に戻りました。

そしてそこから踵を返し、歩きなおしてみると、次の黄色い矢印は、もっと手前で別な道を示していました。

その方角は、おじさんの言う通りでした。しかし、平行して道が一本違っていたのでした。

あー、2時間近くロスタイムだね。

Chai

でも、おじさん見てたから戻れなかったよね~。引き返すって勇気いるけど、なんとかなったね!

Kumi3

私たちはわかる所まで戻るよりほか、手立てはないのですが、誰かのせいとかにせず、3人がそれぞれ主体となって道を探し、団結して迷子の危機を乗り切ったことが嬉しく感じました。

 

 

見渡す限りの荒野

 

深呼吸をして、残念な気持ちを吹き飛ばしました。

 

518カミーノ マザリフェ田舎路12後ろ姿 二また

暑さが厳しいね。こっちに黄色い矢印あったね。

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 ダート 12後ろ姿

見渡す限りの荒野でした。

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 ダート 2正面

水ちょうだい~

Den

Denのペットボトルは?

Kumi3

飲んじゃった~

Den

あら~

Kumi3

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 ダート 右手下り景色

暑さと青空と赤い土。ずーっと、がれがれの道を行きました。

暑くて暑くて、水をガブガブ飲んでしまい、とうとう無くなってしまいました。

仕方な~い!

Kumi3

ここは、ずーっと続く大地が360°の見晴らしでした。

以前は、こんな道に出くわすと

あー、果てしない…、先がみえない、いつまで続くの〜!と、思ったものでした。底知れない「敵」をなんとか乗り越えようと前のめりになっていました。

しかし今は気持ちが少し違っていました。

 

518カミーノ マザリフェ 田舎道 ダート 3横

「旅のつらさもカミーノの体験なのよ!」とすこぶる楽しんでいました。さっきの迷子の危機を皆んなで乗り切ったこともあり、上機嫌でした。

それに加え、一昨日「ゴールのサンティアゴまで、あと307km」のプレートを見た時、巡礼に終わりが来てしまうんだと、初めて実感しました。

それで、いちにち1日が、より貴重に感じられました。

 

この町だ!と思ったら

 

着いたー!町だね。アルベルゲを探そう!!

518 カミーノ マザリフェ 田舎の町通過

と思ったら、5分も歩くと家の群れはなくなりました。アルベルゲもありませんでした。ざんねーん!

 

 

518カミーノ マザリフェ舗装路黄色 1、2遠い

またまた、左右に何にもない田舎道です。

 

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路2後ろ姿 右に木

ここで休もうよ!

Chai

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路2後ろ姿 右に木 寄る

おっけー!

Den

 

 

518カミーノ マザリフェ 葉の間 日の光

もう4時です。日差しはまだまだ容赦ありません。

いつもならアルベルゲでくつろいでいる時間なのだけど…。

 

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路1、2後ろ姿 遠い

まだまだ続きます。

 

 

518カミーノ マザリフェ 右手 木の群れ

モ・オ・ス・グ・ダ・ヨ・!

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路景色

そうでもないかー。

 

 

518カミーノ マザリフェ 舗装路 12後ろ姿遠く

やっと、町が見えてきました!

 

 

寄付、中庭、プール付き?

 

ちらほら家があらわれてきました。マザリフェの町に入ったようです。町名と宿名の紙には「寄付、中庭、プール付き。」と書いてありました。

ええっ、プール!入りたい!

Den

寄付、いいね。朝ごはんとかつくかもね‼︎

Chai

暑さでバテバテの3人はいつのまにか、呪文のように 

キフ、ナカニワ、プールツキ!、キフ、ナカニワ、プールツキ!

Den

と唱えながら、歩きました。

あった〜!

しかし、たどり着いたアルベルゲは、宿代€5、プールは水無し…

 

518マザリフェ サンチャゴ巡礼アルベルゲ

唯一、本当にあった中庭は変な恐竜?のオブジェありました。

先に着いた人々が、中庭で日向ぼっこをしていました。

建物は古いけど、雰囲気は悪くないね。なんか面白そう。いいね、いいよ!

Kumi3

若いカップルのオスピタレロに巡礼手帳を出すと、彼のほうが彼女に、いいとこ見せたい!という気持ち満々で「子どもはフリーでいいよ!」と言ってくれました。宿代は私一人分でOKでした。

オスピタレロは彼女に「あら、あんたって太っ腹でやさしいのね!」と言われたかどうかは知らないけれど、私たちそっちのけで、チューに忙しいのでした。

どうでもいいけど、やったね!ラッキー‼️

 

 

古ぼけた木造の宿

 

そして薄暗い廊下を通って、二階に案内されました。2段ベッドが三つ。

 

518カミーノ マザリフェ アルベルゲ窓

一つ目のベッドにはカーボーイみたいなハットがあって、スペイン人のお兄ちゃんがいました。

私たちのほかは、あとから1人、女性が来ました。今日、レオンから巡礼を始めたそうです。出で立ち、持ち物がとってもフレッシュに思えました。

なんだか私たちは、服も荷物も切り干し大根のように、くたくたしている気がしました。

 

外の水道で洗濯をしました。洗って、ふたりがかりで絞り、さっさーっと干し終えました。

夕方6時でも、まだまだ太陽が頑張っています。洗濯物がよく乾きそう!

建物のおどり場の手すりにも洗濯物を干しました。なんだか、古ぼけた木造の建物に、親しみを感じました。

Chaiもそう感じたのでしょう。

 

518カミーノ マザリフェ518カミーノ マザリフェアルベルゲ ベッド1

この部屋でベッドに座ったところを写真に撮って~、ここ、なんか旅っぽいよね。 

Chai

 オッケー!パチリ。

食堂も、綺麗過ぎず、古ぼけた感じが居心地がよく、置いてあったギターを久しぶりに弾いてみました。

518 カミーノ ギター 3

♪ルーララ 宇宙の風になる~ (スピッツ:曲名ロビンソン

なんだか、音楽に飢えていたことを感じました。楽しい~!

 

 

町の探索、3つ鐘の教会

 

さて、シャワーと洗濯が終わったら町に買い出しです。小さな町に二つ、食料品店がありました。どちらも店番のおばちゃんが親切でした。

オリーブとパンとトマト、レタス、ハム、ハンドクリームなどを仕入れました。

 

町で見た教会は、古くて質素なものでした。3つ付いている鐘に、3つ、コウノトリが大きな巣を作っていました。

その下で子どもと犬がサッカーボールを追いかけていました。

 

サンミゲルビールとコーラで乾杯

 

晩御飯はキッチンがあるので、Denがリュックの底に大事に持ってきたインスタントラーメンを作ることにしました。

518カミーノ マザリフェ インスタントラーメン

もう、ぴょんぴょん跳ねて嬉しがっています。ほんとにラーメン好きだね~。

 

私はスペインのサンミゲルビール、ChaiとDenはコーラで乾杯をしました。

今日の暑さ、昼間のおじさんと迷子事件、アフリカもどきの荒野を思い出しては、ゴクリ!喉が鳴りました。うまーい!

歩いた距離は22kmでした。8:30に出発して16:30にアルベルゲへと着きました。8時間かかりました。

でも、3キロぐらい行って戻ったから、30km近く歩いたかもしれません。生活費は、宿代を含め3人で€14足らずしか使いませんでした。

 

ラーメンの味見

 

夕飯の宴の最中、髪の長い素敵なお姉さんが、私たちのラーメンを覗き込んで

「なに、それ?」とニコニコしていました。麵がチリチリしているのが珍しかったのでしょう。

これはヌードルスープ、ラーメンです、食べますか?

Chai

麺を一本、味見にあげました。フォークでツルンと吸い込み

「おいしいね!ありがとう!」とウインクをして行ってしまいました。

Denが何より嬉しそうでした。

ほらね、ラーメンって最高でしょ!

Den

ピカピカの笑顔、さらに鼻がふくらんでいました。

 

 

髪の長いお姉さんに薬をもらう

 

しかし、そんなハッピータイムもつかの間。夕食後しばらくすると

お腹が痛い〜!

Den

大好物のラーメンを食べたというのに…。

今日の炎天下の下、脱水気味だったからかしら。いきなり爆食いしてお腹がびっくりしたのかしら…?

Kumi3

お腹を抱えたDenの背中をさすっていると、さっきの髪の長いお姉さんが、その様子に気が付き、大きなバックパックから薬を取り出し、Denに渡してくれました。

「これを飲めば大丈夫よ。」彼女は、ドイツからきたクリスティーナでした。

Denは薬を飲むと、安心感と疲れがドッと出たのか、直ぐにぐっすりと眠ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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