31/60 カミーノで「君が代」を歌いながら歩く!

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516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン ジーザスステンドグラス
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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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5/16(日)→レオン:一緒に歩いちゃだめ 20.3km/€18.4 公営の古い修道院 寄付€3 

 

マンシージャのアルベルゲのキッチンは、居心地が良すぎて、朝ごはんをのんびりし過ぎてしまいました。もう、8時半です。すっかり出遅れました。慌てて支度をしていると、ベイサンがまだ、玄関にいました。

ベイサン一緒に歩いていいかな?

と私たちに声を掛けてくれました。あら、嬉しいお言葉。

 

ダメ!

Den

えっ?Denなにっ??

Kumi3

Denはまさかの断りの返事を返しました。

オシッコ近いから!

Den

それ、私のこといってる?? するとベイサンは言いました。

 

ベイサン僕もしょっちゅうピーピー(オシッコ)だよ。

あはは!それなら一緒に歩けるね。

Kumi3

ベイサンという名前はフランス語読みで、英語読みだとビンセントと言うのだそうです。

 

515カミーノ マンリー 田舎道 べいさん12 サンティアゴ巡礼

ベイサンと一緒に歩き出しました。

 

宗教はなに? 

 

ベイサンKumi3はカトリック?

ううん、ちがうよ。

Kumi3

ベイサン僕もだよ。巡礼に来てるけれど、カトリックじゃないんだ。じゃ、Kumi3は仏教徒なの?

う~ん、ていうかまあ、そうね~。時々、母さんのお墓参りは仏教徒になって祈り、お正月は神道になって祈り、時々クリスチャンのようにクリスマスを祝うみたいな。日本はそんな感じの人、多いのよ。

Kumi3

お寺にも神社にも行くよ。

Chai

時々、Chaiが言い換えたり、訳したり、補足したりして、おしゃべりは続きました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 橋 べいさん12

 

 

前世ってあると思う?

 

ベイサン:Kumi3は輪廻転生の考えってどう思う?

私は、犬やカエルに生まれ変わるってイメージは考えつかないなー。ひとの魂が、生まれて死んで、その魂がどこかの時代に、再び生まれて来る、その繰り返しっていうのは、ありだと思う。

Kumi3

ベイサン:つまり、前世があるってこと?

カミーノに来る前、そういう本を読んだんだ。『ソウルメイト』(ブライアン.L.ワイス著)アメリカの心理療法家のワイズ医師が前世らしき記憶を語り出すクライアントの症例をあげているの。それを読むと、その言葉は作り話には思えないんだよ。

Kumi3

ベイサンへえー、面白いね。

過去の記憶の中で起きた良くない出来事を突き止めると、現在の恐怖症が治るのだって。例えば、前世で洪水で溺れ死んだとすると、いまの人生で何故か水恐怖症になっていたりするんだって。それを癒すセラピーを前世療法というんだって。

Kumi3

 

すべてのものに魂があると思う?

 

ベイサン全てのものに魂があると思う?

そこの石や木にってこと?

Kumi3

ベイサンうん、僕はそう思うんだよ。

日本は、自然の全てに神が宿るって考えだよ(八百万の神・やおよろずのかみ)ベイサンは前世のどこかで日本の心を持った人なのかもね。

Kumi3

 

カミーノに来た理由

 

べいさん:僕が、このカミーノに来たのはね、60歳の友だちが5回も歩いていてね、是非行ったほうがいい!って勧められたんだ。それで来たんだよ。

5回も歩いた人いるのッ!すげっ

Den

ベイサン:ね、故郷の石持ってきた?

えっ?なんのこと?

Kumi3

ベイサン:あれっ?知らないの? 自分の国の石を持ってきて、それを クロス・ザ・フェローの丘 から投げて、古い自分を捨てて新しい自分になるっていう、それをやりに、この巡礼に来たんじゃないの?

それ、知らない、、、。

Kumi3

ベイサン:えっ、マジ?・・・(^^;)

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 田舎道 べいさん12 横並び背後 坂道

オシッコしたーい!

Den

と割り込んできました。

ベイサン:ぼくもだよ!

家並みが途切れた先で、仲良く二人並んでのうしろ姿でした。私とChaiは

男子はいいやねー

Chai

ぼやきながらスタスタと先を行きました。

 

 

 

カミーノで君が代を歌う

 

べいさん:日本の国歌を教えて。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン田舎道 べいさん12

歌ってみてよ。

 あ、オッケー。

Chai

そいいえば普段の生活で国歌なんて歌ったことがありませんでした。学校や何かの式典で「国歌斉唱〜!」と号令がかかったので歌う、そんなぐらいでした。

親子だけで歌ったことなんてないわ。というか、Chaiはもちろんのこと、Denは歌えるのかな、、とにかく

せーの!

Kumi3

♪きーみーがーあーよーおーわあー

Den

 歩くリズムに合わせづらいけれど、最後の

♪コケの むぅすぅう まああで〜

Chai

3人、なかなか声が合った歌いっぷりでした。

 カミーノで「君が代」を歌うなんて! 思い掛けないことでした。

「君が代」っていいなあ。綺麗なメロディ、厳かな雰囲気があるね。日本の国家なんだよ!と胸張って言えるね。今まで気にしたことがなかったわ~!

Kumi3

 

 

カナダの国歌、歌を教わる

 

ベイサン:カナダの国歌はこうだよ。

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン べいさん12.田舎道 右寄り

♪ オ~ カナダ~

 

ベイサン:この歌知ってる?歌おうよ。

♪ オー、フリーダム オー、フリーダム〜

ChaiとDenは繰り返しを覚え、一緒に口ずさみながら歩きました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 家の前 べいさん1

♪  オ~フリーダム オ~フリーダム   オ~フリーダム~

 

 

ハーモニカを吹きながら歩く

 

ベイサンは、ポケットから何かを取り出ました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン田舎道 ハモニカべいさん12

あ、ハーモニカだ!

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 舗装道 べいさん12横から

歩きながら、音楽が一緒っていいね!

貸して貸してー

Kumi3

ハーモニカで ♪きしゃきしゃしゅっぽしゅっぽ~ を吹いてみました。

なんだか、田舎道にハーモニカの音が溶けていくようでした。

 

 

映画『イントゥ・ザ・ワイルド 』

 

映画の話になりました。ベイサンはロビン・ウイリアムスが好きなんだって。

『ジャック』『パッチアダムス』の話をしてくれました。

『イントウ・ザ・ワイルド』という映画は観た?、旅の映画だよ。

Chai

ベイサン:うん!みたみた。

うちは3人とも観たよ。アラスカを目指して旅する青年の話だよね。文明や富を捨てて、どんどん北の山の奥へ奥へと行ってしまって。

Kumi3

おなかぺこぺこで、せっかくトナカイを仕留めたのに、食べようと思ったら、もう、うじ虫が沸いて食べられなくなっちゃたんだよね、悲しいよね。

Den

ベイサン:うん。川を渡れないんだよね。

毒草たべちゃったんだよね。

Chai


ベイサン本当にあった話なんだよね。

うん。最後に本人の写真出てくるよね。

Chai


うん。ちょっとベイサンに似てる。

Den

ベイサン:アハハハ!

みんな、思い付いたことを口々に言い合いました。

 ベイサンは、私たちのつたない英語やゼスチャーに、辛抱強く付き合ってくれました。ベイサン自身、カナダでもケベック州なのでフランス語が公用語だそうです。英語は、あまり得意ではないそうです。

 

 

ボール投げボーリング大会観戦

 

天気がよく、景色が鮮やかです。橋を渡りました。

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 橋渡るべいさん1

 途中、橋から見下ろした原っぱで、スペインのおじさん、おばさんたちが大勢集まっていました。

何だろう、球を投げていました。原始的ボーリングとでもいうのかしら。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 橋から 棒倒し

木の柱を9本+2本立てて、10mぐらい離れたところから球を投げ、倒した数を競っていました。かなりの熱気が感じられました。大会?試合なのかしら。

こんな天気のいい日、外に出て、このシンプルなスポーツに、みんなで真剣にワイワイガヤガヤ取り組んで…。このあと、きっと、バルで一杯飲むんだろうなぁ。また、ワイワイガヤガヤするのだろうな~!

みんなで橋にもたれ、しばらく観戦しました。

 

ベイサンは人気者

 

暑さでバテ気味のDenですが、ベイサンとおしゃべりしたくて、頑張ってついてきました。Chaiは、さらに映画や音楽の話をしながら歩いていきました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 田舎道 べいさん12 木が一本 背後 坂道

ベイサンはChaiともDenとも、それぞれにわかりやすい話を、わかりやすい英語で話してくれました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 田舎道 べいさん12 横並び背後 人多い

他の巡礼者が追い越しざまに「おー!ベイサン!!」と声を掛けていきました。おじちゃん、おばちゃんの巡礼者でした。

子どもとも楽しく話せるし、年配者とも気さくに話せる、ベイサンは人気者だね。

 

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 水道

サンティアゴまであと307㎞だね。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 鳥金網

自由な鳥小屋。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 歩道橋 後ろ姿 べいさん12

鉄橋を渡れば、もうすぐレオンの街。

 

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 明るい街 べいさん12後ろ姿 

きょうは早いこと、20kmをいつのまにか超えて、ついにレオンの街に着きました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 街 べいさん12 後姿

アルベルゲはどこ?

 

しばらく歩くとアルベルゲはすぐに見つかりました。チェックインしないと、いっぱいになっちゃうかもね。

しかし、入り口のすぐ前に

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン 病気の犬

怪我をしている犬がいました。足のほうに包帯がみえました。呼吸が荒く、辛そうでした。ChaiとDenは犬が心配になり、アルベルゲに入るのをしばし、忘れました。

 

憧れのチョコレートクッキー

 

アルベルゲのRRMMは、大きな修道院で寄付のうえに朝食が付くそうです。ありがたい!

シスターがクレデンシャルにスタンプを押してくれました。

 

あ~、お腹ぺこぺこ~。

Den

私たちは、あり合わせのものでランチの食卓を作りました。

いつものように、バケット、サラミ、チーズ、オレンジです。

ベイサンは何か買ってくると言い、行ってしまいました。

 

戻ってくると、途中のパン屋さんのショーウインドウで見た、憧れの大きなチョコクッキーを人数分買ってきてくれました。

あ、あれだっ、わあい!

Chai

それはDenとChaiが、歩きながら道を外れ、パン屋さんのウィンドウに貼り付きおいしそう〜!と叫んだものでした。

ChaiとDenは 大はしゃぎ。嬉しい〜!!

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン アルベルゲらんち

これ、食べたかったんだよねっ!

Den

ありがとうベイサン!わかっていたんだね。

Kumi3

 

 

アルベルゲRRMMの中庭

 

一階の屋根あり駐車場のようなテーブルとイスのある中庭スペースは、居心地が良くランチが終わってもしばらくそこで休んでいました。

 

カミーノ サンティアゴ巡礼 手遊び2

ChaiとDenは『CCレモン』『ビームフラッシュ』という手遊びをベイサンに教えてあげました。

 

中庭から駐車場を見ると家族がおしゃれして集まっていました。なんだろう?

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 集合写真

親戚一同が集まって記念撮影のようです。

 

漢字の勉強会

 

 中庭のテーブルは、漢字の勉強会になりました。

「木」 =「 t ree」、いくつかあると「林」=「bush」、もっといっぱいあると「森」=「forest」だよ。わかるかなぁ?

Chai

ベイサン:へー、面白いね!もっといっぱいは?

「earth」かなぁ~、わかんない。

Chai

うふふ、Chai、いい授業をしているわ…。

 

これみて!こうなるんだよ。

Den

Denは山と火のイラストを描いて「山」「火」という文字になっていく変化を描きました。ベイサンもイラストを書いて、漢字でどうなるかを聞いては、楽しんでいました。

 へえー、Denもいい授業をしているわ…。

 

私もノートと鉛筆を出し、漢字でベイサンの名前を考えてみました。

「ベイサン」・・・→「米山」

いや、違う!ヨネヤマになってしまう…。

Kumi3

ビンセントの読み方で考えてみることにしました。

「美賛斗」と書いてみました。

うん、こっちのがイイ!

Kumi3

ベイサンは、とても喜んでくれました。

 

 

レオンの街探索

 

アルベルゲRRMMのシャワーは、ボタンを押すと1分ほどで止まるものでした。しかし、温かいお湯が潤沢に出ました。あー、ハッピー!

シャワーを浴びた後、荷物を整えると

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街探索1

レオンの街探索に出ることにしました。

 

レオン、レオン、どんなところだろう。

まえに会ったドイツ人のリアが、足のトラブルでブルゴスの後、巡礼を止め、途中の町をバスでスルーしてレオンへ行ってしまいました。

限られた休暇の日々を、なるべく長くレオンで過ごしたいからだと言っていました。美しい大聖堂をスケッチしたいから、と。

それが、このレオンの街。ワクワク!

あら、今日は日曜日!お店お休み。

Kumi3

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 歩き 1.2

お店、みんな閉まってるね。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 右建物

裏道も歩いてみました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 街探索 3516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 アイスクリーム

けれど、なんとか日曜日でもお店が開いている、賑やかな通りに出ました。アイスクリームにありつけました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 街探索 エンパナーダ焼き菓子

あ、エンパナーダ売ってる!

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 エンパナーダ1

Chaiとエンパナーダのハム入りを買いました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 チュッパチャプス2

Denはお菓子屋キコスを発見し、グミ、チュッパチャプスを買いました。

私はバケットを買うことができ、ちょっと安心しました。パンはいつでも必ず一本は持っていることにしていましたから。

 

ガウディ作のカサ・デ・ロス・ボディーネス

 

背中にリュックのない街歩きは

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 探索 2歩道歩き

楽しいね~。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 城壁

こんな城壁がありました。

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 足組みベンチ 12

街のベンチの銅像がユニークでした。マネしちゃおう!

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオン街 街探索 市庁舎 おばちゃんたちと

うろうろしていると、ガウディの作ったカサ・デ・ロス・ボディーネスの建物の前に出ました。

わー!スッテキー!

Chai

素晴らしいね!ガウディの建物って物語を感じるね。

Kumi3


デザインの隅々までが素敵でした。

おとといのアルベルゲで一緒だった四人組のおばちゃんたちと再会し一緒に写真を撮りました。

ずっと見て居たい気持ちになりました。皆そうなのかもしれません。人が集まり、見とれている姿が絶えませんでした。

 

卓球ラケットを買ってしまう…

 

町はずれに、€0.7ショップがありました。店主は中国人でした。

どこの町にも、一軒は中国人、またはトルコ人の安売り屋さんがあるのだな〜と、スペインの商店街のしくみが、何となくわかった気がしました。

その店になんと、卓球セットが売っていました。ラケット2つにピンポン玉2つ。

あー!卓球のラケットだ!欲しい‼︎

Den

値段は€2でした。買えない金額ではありません。がしかし!

これから先リュックに入れて持って歩かなければいけません。

けっこう重いよ。自分で持つんだよ?

Kumi3

大丈夫‼︎ と思う…。

Den

Denは迷いに迷ったあげく、ついに買ってしまいました。

絶対に、ぜったーいに自分で背負って歩くから、という約束で。

私たち巡礼者は、靴下一足でも重たく感じます。今までもアルベルゲに、ちょいちょい服や物を置いてきました。ほんとに大丈夫かな??

心配をよそに、DenはスキップギャロップでアルベルゲRRMMに戻っていきました。

中庭のテーブルをくっつけて卓球台を作りました。

 

卓球大会再び、驚きの飛び入り!

 

コン、コン、コン、カッコン!

 

516 カミーノ サンティアゴ巡礼 レオンアルベルゲ 卓球12

こないだの8時間練習で、かなり上達していました。なんとか打ち合いが続きます。もう、楽しくてたまらないDen、付き合うChaiでした。私は少し離れたテーブルで日誌を書いていました。

しばらくして、スペイン人のお掃除のおばさんがやってきました。

あ、まずい。「やめてくださいね~!」って言われるかも…。

Kumi3

挨拶がわりに、恐るおそる「卓球できますか?」と聞いてみました。

すると…

「あらっ、もちろんよ!」という意外な返事が返ってきました。

さらに「家には卓球台だってあるのよ!」と言うと、おばさんはバケツを置きました。

Den を相手にサーブをし、3,4 回打ち合いをしたあと、スマッシュ!

カッコーン‼︎

打ち勝ちました。そしてバケツに戻り「ワッハッハ〜!」と笑って行ってしまいました。

へえ!またまたびっくり‼︎、スペインの卓球熱!

 そこに今度はベイサンが加わり、寝る直前まで、カッコンカッコンカッコンカッコン!

9時半過ぎに日が暮れました。さすがにもう、寝る支度だよ~」と声を掛けました。

 

 

家族の写真

 

ラケットとテーブルを片付けると、ベイサンは家族の写真を見せてくれました。

ベイサン:12歳年下の妹がかわいいいんだよ~。

優しいお兄さんだナ。

お父さんの写真を見せてくれました。後ろに、カトリック色たっぷりの大きなキリスト十字架像が飾ってありました。

あれ、ベイサンの家、カトリックなの?

Kumi3

ベイサン父だけだよ。僕は違うよ。

きっぱりと否定しました。

そう言えば、パンプローナの教会のミサに入った時、だだっ広い教会の椅子に、お年寄りの信者が7人、それに教えを説く祭壇側は、年配の神父様が9人だけでした。

また、ピレネー山脈で一緒に歩いたカナダ人の家族も、おばあちゃんが78歳でカトリック。あとに続く娘さん夫婦、8歳と10歳の孫の女の子二人連れだったのですが、娘さんが私に言いました。

おばあちゃんがカトリックでね。どうしてもこの巡礼に来たいっていうから付いてきたのよ。私はプロテスタントの大学に行ったのよね、と。

そこには、なんとなく、カトリックというものが、いまの若い人にとっては時代遅れといった雰囲気を感じました。

 

真夜中の勘違いにブーイングの嵐!

 

ベイサンの明日の予定は?

Chai

ベイサン:明日は、30km以上は歩きたいんだ。

それは、ものすごく速いペースで歩かないといけません。私たちは、のんびり歩きだから付いていけないでしょう。

ベイサン:朝食は6時だからね。6時半には出るよ。

じゃあ、ここでお別れだね。

Kumi3

ベイサン:でも、朝ごはんは一緒に食べようよ。

うんっ、早起きするよ!

Den

ベイサン:オッケー!おやすみなさい。

私たちは寝ぼすけだから、寝過ごさないかな~。

Kumi3

私はとても心配しながらベッドに入りました。

 

案の定、夜中、不意に目覚め、腕時計をみました。

わあー。6時を5分過ぎてるっ!Chai、Den、起きて、起きてよ~、ベイサンと会えないよ〜!

Kumi3

寝袋を揺さぶり、2人を起こしました。

「はやく、はやく!」と急かしベッドから出てもらいました。

しかし、アルベルゲの大きな時計をよく見ると、夜中の1時半でした。時計の長い針と短い針を見間違えていました。1時30分と6時5分の勘違いでした。

もおおお〜!おかん〜‼︎

Chai

もお〜!ねむい〜‼︎

Den

真夜中、慌ただしく寝袋から追い出された2人は、サンダルを履いたまま立ちつくし、激しいブーイングの嵐でした。

ごめんねっ。おやすみっ!

Kumi3

私は寝袋に隠れるように潜り込みました。

 

 

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