18/60サンティアゴ巡礼で初パエリア、作り方を教わる

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503パエリアうかうか
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スペイン巡礼の道は子どもと一緒に歩くことが出来ます。英語もスペイン語もダメな母は、二人の子どもの知恵と勘を頼りに歩いた2か月、930km。毎日が驚き、感激、悩み、ケンカの連続。記事を読んで笑えたり、旅気分を味わってもらえたら嬉しい!と思いながら作るサイトです。Kumi3の絵本作品、他の子連れ旅も掲載していきます。
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5/3(月)→トサントス / 肩が痛くなければ歩ける! 17.4㎞ / €14 歌とミサの宿 寄付€3

 

朝から小雨が降っています。うわーん、ガッカリ。でも、昨日はたっぷり寝ることが出来たので、今日は気合充分です。 

 

503茶後ろ建物

合羽を着て出発しました。

私はズボンを3枚はきました。重いバナナ1房も、朝食に全部食べました。ChaiとDenは2本ずつ、私は3本です。それだけでバックパックはだいぶ軽くなりました。肩が痛くならなければ、どこまでも歩けることがわかったのです。

 

503おかん洗濯バサミ

小雨が降ったり止んだり。風吹いてきました。カッパのフードが外れないように洗濯バサミで留めました。

 

 

503街をぬける伝茶

通りがかりの街でパン屋さんを発見しました。焼き菓子もあります。シュークリームを1つずつ食べてハッピーになりました。

さらに焼きたてのバケットパンがありました。夕食と明日の朝食にするため、欲張って3本買うことにしました。ビニールの手提げに入れて持って歩きました。かさ張るけれど、軽いから大丈夫!

 

503道工事中

工事中の道路を通ります。

 

503アスファルト道

時々、アスファルトの道路も歩きます。

 

503板の橋

道路に並行して巡礼者用の道がありました。

 

 

503コウノトリ教会

教会はコウノトリパラダイスとなっていました。

 

 

コラカオとの出会い

 

今まで暑い日が続いていたので、飲みものは水かコーラを買っていました。今日は寒く、身体が冷えきってしまいました。

 

503旗のバル

旗がいっぱい立ったBar(バル)を発見しました。

私はカフェレチェを頼みました。

ChaiとDenはホットホットチョコレートを頼みました。すると温かいミルクと袋入りココアの粉が出てきてビックリしました。

 

503コラカオ

どうやら自分で袋をやぶり、ホットミルクに入れてかき混ぜてね、と言う事のようです。

これがスペインのスタンダードなホットチョコレート、通称コラカオです。バルでは子どもの飲みものとして、ごく当たり前になっていました。

私が「ウノ  カフェレチェ  (ミルク入りコーヒー1つ)」と注文し

子どもたちに「どうする?」と聞いている間に

バルの店員さんが子どもと見るや「ドス  コラカオね!」(ホットチョコレート2つね)と

勝手に決めてしまうぐらいポピュラーでした。

カミーノでどの街のバルでも、ホットチョコレートを頼むと、ホットミルクとコラカオの袋が出てきました。

 

503コラカオ大

こんな大きな容器のコラカオもあります。大人もよく飲んでいました。

 

雨の草原一本道、トイレ困る〜

 

雨は小雨からシャーシャーと強く降ってきました。降ったり止んだりを繰り返し、足元は泥んこです。

 

503泥の一本で道

見渡す限り草原の一本道です。

あー、止まるのも、しゃがむのもいやだな〜。どこかバルまで我慢しよう。あーでも、もう限界だわ…

Kumi3

こんな時のトイレは、勇気と決断が必要です。

 「おかん、トイレね〜!」と前を行く2人に叫び、呼び止めました。他の巡礼者が通らないことを祈ります。

ChaiもDenも「もおー、ロスタイム~…」という顔をしています。雨に濡れながら立ち止まり、うなだれて無言で待っています。

お待たせ。ごめんね~

Kumi3

いいよ〜…

Chai

 

 泥道ですっ転ぶ

 

再び歩き出しました。足元をかなり気をつけて歩いていたのですが

 

503曲がり泥道

水溜りをよけようとして、泥の段差にズリっと滑って転んでしまいました。

うわあっ!

Kumi3

身体の右半分とバックパックが泥んこですが、怪我はなさそうです。

前にいたChaiとDenは私の転倒に気が付かず、どんどん先に行ってしまいました。

私は叫びました。

待って~!転んだぁぁ~

Kumi3

ええっ?

Chai

2人はすぐに駆け戻って来ました。私は、背中のバックパックをこれ以上汚したくないので、四つん這いになり、起き上る助けを待っている状態でした。

しかし、2人の目線は私からはずれて

アーッ!パンが…すっ飛んでる

Den

草の上でよかった、泥ついてないよっ!

Chai

途中の街で手に入れた焼きたてのバケットパンが3本、草むらにすっ飛んで転がっていました。2人は真っ先にパンを拾い集めたのでした。

それからおもむろに「大丈夫〜?」と聞いてきました。私は自力で立ち上がり、ティッシュであちこちの泥を振り落としながら

ダイジョーブだけどッ!なんか、さみしいっ!

Kumi3

と声を上げました。

 

寄付のアルベルゲ、トサントス

 

アルベルゲ、トサントスにたどり着きました。8時から歩きだし、今2時半です。距離は18キロ弱です。バルで休んだので、だいたい1時間で3㎞歩いた計算になります。

 

503トサントス赤ドア

トサントスは、古い、ボロい、ベッドが無い、寝室は床のみのアルベルゲでした。

けれど、雨と寒さから開放されたのだから、ありがたい、ありがたい!

さらに寄付なのです。お財布に優しい〜!。そしてオスピタレロのおじさんは、陽気ないい感じです。シャワーも、まずまずでした。

各部屋はとても寒くて居られないのですが、ダイニングルームだけは、ストーブをガンガン焚いて暖かくしてありました。皆んな、そこに集まり過ごしていました。

Chaiは英語、社会、理科などの勉強を自分なりにやり、Denは算数ドリルと漢字ドリルです。

 

503ダイニングルーム漢字ドリル

苦行、、。

 

 みんなでパエリアを作る

 

しばらくすると「みんなキッチンへ集合!」と号令が掛かりました。夕飯は全員で作るようです。

 今日のディナーはパエリアです。手分けして、具を刻みました。

 

503パエリア作り伝

 

パエリアの作り方

 

  骨付き鳥肉、パプリカ、ニンニク、タマネギを20分ぐらい念入りにオリーブオイルで炒めます。

503パエリア炒め中

水、ブイヨン、米、インゲン、トマト缶、グリーンピース、サフラン、塩を入れて煮込みます。

 

503パエリアうかうか

けっこう水分が多く、米や具がウカウカしています。

 

503パエリア完成

米が膨らみ、具と馴染んだら出来上がりです。お皿に盛って、レモンかけていただきます。パエリヤ大皿の四角にレモンを引っ掛けるのが本場、スペイン流!

 

 

フレッシュサラダ

 

レタスをちぎります。トマト、りんご、にんじんを切って混ぜます。

ドレッシングはオリーブオイル、レモン、はちみつ、乾燥ペパーミントのみです。塩、コショウは使いません。

 

ソニアは4か国語を通訳!

 

ソニアはスイスから来た女性です。なんとドイツ語、英語、スペイン語、フランス語を自由に話すことが出来ました。オスピタレロがスペイン語で何か言うと、各国の言葉で、みんなにアナウンスをしてくれました。

 パエリアをお兄さんオスピタレロがお皿に盛りました。

 

503パエリア配り

みんなの席にお皿を配るのはDenとChaiの仕事です。

おじさんオスピタレロが「食べる時の言葉や祈りを自分の国の言葉で、順番に言うようにしてください。」と言いました。それをソニアが各国の言葉に通訳をしてくれました。

一人づつ、順番が回ってきました。私たちはもちろん

いただきま~す!

Den

いただきます!

Chai

と、それぞれに言いました。

今日の宿泊者は16人です。いろんな人いろんな家庭いろんな国「いただきます」「食前の祈り」を聞くのはとても楽しく、食卓が和やか雰囲気に包まれました。

居合わせた人々の国はドイツ、スイス、イギリス、フランス、カナダ、日本でした。

 

それぞれの国の「ありがとう」

 

パエリアは なんて美味しい‼ 

サラダもオリーブオイルとレモンとハチミツとペパーミントの味付けで、とてもフレッシュ!でした。

DenもChaiもバクバク食べて、おかわりをしました。

デザートはDenが配るように!とおじさんオスピタレロからご指名がありました。コロンと1つ、青りんご丸かじりのデザートです。 

Denは嬉しそうに立ち上がり、テケテケと椅子の間を縫ってカゴの中の青りんごを1人ひとりに手渡しました。

メルシー!

グラシアス!

サンキュー!

ダンケ!

みんな、それぞれの国の「ありがとう」強調して言ってくれました。

 

ベジタリアンのお姉さん

 

カナダから来たお姉さんは、ベジタリアンです。パエリアもミルクもコーヒーも摂りませんでした。サラダを食べ、他は自分で持ってきたパンやナッツを食べていました。

特にまわりの人も、余計な関心や干渉もなく、ごく自然に食べている事が「イイナ」と思いました。 

 

お礼に一曲、日本代表!

 

お皿の上がカラになっても、みんな席を離れ難い雰囲気でした。

寄付なのに、こんなパエリアまでご馳走してくれて…。

さっきはボロいなんて言ってごめんなさい。

トサントスのオスピタレロに、私はもう感謝&感激でした。何かお返しができないかしら…。

「よしっ、歌うよ!

ええっ‼

日本代表、お礼に歌います! 

私たち3人がトップを切りました。3人は立ち上がり

「シング  ア  ソング!」と言ってから

いちに~の~さん。ホイッ!

Kumi3

♫上を向いて歩こ~う

Chai

 

涙がこぼれないよ~おぉぉに〜♫

Den

3人でハモりました。これは時々、家で歌っていたナンバーでした。私が下のメロディを歌えるのでChaiとDenは主旋律です。

うまくいった?…みたい。拍手沸き起こりました。

えへへ!

Den

 

503りあギター

 私たちに続き、赤い服のお姉さんがギターを弾き始めました。とても上手 ‼︎  それに合わせ、おじさんオスピタレロが「♪ラ・バンバ」を歌いました。

 

503カナダギターお姉さん

カナダ人のお姉さん2人も、1人がギターを弾きハモりながら歌いました。美しいハーモニーに、うっとりと聞き惚れてしまいました。

次々とみんなが歌い出し、音楽でトサントスのダイニングルームがわんわんと揺れていました。

最後に、おじさんオスピタレロが「♪サンタルチア」を熱唱し、賑やかで楽しい晩餐が終わりました。

 

屋根裏部屋の細やかなミサ

 

みんなで夕食の片付けをした後、もう1つイベントがありました。

3Fの屋根裏部屋で、ミサ瞑想があるというのです。通訳ソニアから集合の声が掛かりました。

忍者屋敷のような狭い階段を登り、一例に連なって小さな屋根裏部屋に入りました。

プリントが1枚配られました。各国の言語で「祈りの言葉」が書かれていて、日本語のものもありました。

ろうそくの灯りの下、中央には木をくくって作った素朴な十字架がありました。それをコの字に囲むようにベンチに詰めて座りました。

まず始めにオスピタレロが祈りを捧げました。

それからプリントを見ながら各言語ごとに「祈りの言葉」を読み上げていきました。スペイン語の人、フランス語の人、英語の人、ドイツ語の人、そして私たち日本語の人が最後でした。

「主よ、父なるイエスよ…」3人でゆっくりと読みました。寒い夜、窓から入る月明りとろうそくの静寂の中、声が響き渡りました。

私たちはカトリックではないけれど、その文にカミーノを歩いている時に湧いてくる祈りの気持ちを込めました。

他はみんな西洋人です。日本語の響きに不思議な気持ちになったかもしれません。

私たちはハモるように「祈りの言葉」を読み終えました。

その後、みんなで目を閉じ、静かにその場で瞑想をしました。気持ちが安らいで心地よく、いつまでもそうしていたいと感じました。しかし、終わりの合図が来てしまいました。

屋根裏部屋の細やかなミサは、名残り惜しく終わりました。

 

床に雑魚寝は気楽~!

 

寝る部屋は、ベッドがありません。体育館の体操マットみたいなものがありました。

503トサントス床寝袋

床で寝袋を広げ雑魚寝です。

西洋人は「えー、ここしかないの?」といった印象を受けている人もいました。

一方で私たちは、とても気楽になっていました。寝相が悪くても、ベッドから落ちる心配が無いのです。久しぶりに、床でストレスなく安眠することができました。

 

 

 

 

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