サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

19/60スペイン巡礼、天候注意 5月に雪、挨拶はメリークリスマス!

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504雪だるま茶
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「学校に行けないなら、旅に出てみようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と弟10歳を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノへ行くことにしました。930kmを60日間かけて歩きました。もちろんカミーノは初めてです。英語もろくに出来ない私は、一体どんな旅になるのか見当もつきませんでした。はじめは、歩き慣れず背中の荷物も重く、疲れと不安でいっぱいの子どもたちでしたが、次第に五感をフルに働かせ、たくましくなっていくのでした。
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5/4(火)→オルテガ / 今日は雪になるよ!19.2km / €26 古い教会 @€5×3

 

トサントスのアルベルゲは、

寄付でありながら朝食まで出るとは!

嬉しい〜!ありがた〜い!

Kumi3

パンとチーズ、ジャムとりんごを、お腹いっぱい食べました。

ChaiとDenはコラカオ、私はエスプレッソで身体が温まりました。

エネルギーフルチャージした~!

Den

その年(2010年)のスペインは異常気象でした。

「今日は雪になるよ~!」と、誰かが言っていました。

え~、5月なのに~‼︎

Chai

 

黒いズボン事件

 

朝、忘れてはいけないのが洗濯物の取り込みでした。乾いていれば夜のうちに取り込みますが、ちょっとした厚物は、朝まで干しておきました。

昨日から外は雨なので、皆んな洗濯物は、校長室みたいな書斎部屋に吊るし干していました。

さあ、取り込みに行かなくちゃ〜!と思って廊下に出たところ

一人のおじさんが、私の黒いズボンを

「これ、あんたのかい?」と持ち上げてみせました。

「ハイ、はいありがとうございます!」とお礼を言うと

「俺の黒いズボンが無いんだ。」とフランス語?で言い出しました。

「あなたが、持っていないですか?」と連れの女性が、英語で通訳をしてくれました。

私は、一体なんのこと?何のズボン?か全くわかりませんでした。

なので…

知りません。= I don’t know.

Kumi3

と言いました。しかし、彼らは納得がいかないようでした。再び

黒いズボン、あなたが、持っていませんか?」と聞いてきました。

I don’t know. 知りません。 Sorry I don’t have.

Kumi3

と引き続き答えると

そのあと4回も

「あなたが間違えて持っていませんか?」

「あなたが持っていませんか?」

「あなたが持っていませんか?」

「あなたが私の黒いズボンを持っていませんか?」

そして、終いには

「英語の意味わかる?」
ドゥー!ユー!アンダースタンド!
イーングリッシュ?!  
(Do you understand English?) 

 

語気を強め、顔を寄せて言うのでした。女性の口調にがあるのを感じました。横でおじさんが前のめりになって、私を注視していました。

なんだか、あやしい雰囲気でした

なんか、怖っ!本当に知らないって言ってるじゃない!

Kumi3

私はくるりと向きを変え、洗濯物を干していた書斎部屋に向かいました。

おじさんの黒いズボンなんか持って無いわ!何回も言ってるのに…。現場を確かめに行くしかないわ~。

Kumi3

おじさんと女性が付いてきました。

書斎の部屋は、皆んなが洗濯物を取り込んだようで、服は一つも目に付きませんでした。オイルヒーターと机と、大きなソファーしかありませんでした。

「ほら、無いんだよ~っ!」というおじさんの言葉と視線を背中に感じました。

私は大きなソファーの後ろの隙間を広げ、かがんで覗いてみました。

そこに 黒いズボンが落ちていました。

「これですか?」と持ち上げると

「あ、それだ!それ!」と言うと、黒いズボンを手に取り、2人はササッ~と行ってしまいました。私は書斎部屋にポツンと一人、残されました。

もおお~っ!なんか気分悪いわ~っ。疑っておいて‼︎ 

Kumi3

せっかくの朝食のハッピー気分が、どこかへ吹き飛んでしまいました。

 

レインウエア事件

 

一方で、Denは部屋から廊下から

無い、無い、無い、無い、無い〜‼︎

Den

と、オロオロと歩き回っていました。レインウエアの上下が無いのでした。

不思議だよ~。どこにも見つからないの。

Chai

Chaiも一緒になって探していました。

玄関から2階に上がった窓に、レインウエアや靴を置くスペースがありました。Denは皆と同じように、その窓の内側の柵にレインウエアの上下を干しておいたのでした。

同じフロアに『置いてきます貰いますコーナー』がありました。

そこに入ってしまったかな…、いやいや、それは無い。だってそこは何回もチェックしたもの。いいもの無いかな~ってね。Chaiも確認済みでした。

部屋やベッド回りを、もう一度みてごらん?

Kumi3

何回も見たもん。もお〜、あれがないと、雨の中、歩けない!今日は外に出られない~‼︎

Den

と、地団駄を踏んで半泣きになってしまいました。

うーん、確かに…。

Denのレインウエアは雨避けで、防寒着でもあるから、あれがないとジャージの上下しか持っていませんでした。今日は冷たい雨。雪の予報まで出ていました。

これは本当にマズイね…。

仕方なく、私のウインドブレイカーとオーバパンツを着せることにしました。私は、なんとか他で雨支度ができそうでした。

玄関で袖と裾をまくっていると、小柄なブロンドヘアのお姉さんが、ダダダーッ!と階段を降りてきました。

Denが

「あ~っ!Denの~!!」と大声を上げました。

なぜか、彼女がDenのレインウエアの上下を着ているのでした。

「His rainwear! =彼のレインウェアです。」

と言うと、ブロンドの彼女は

「Oh!」と言うなり、素早くその場でレインウェア脱ぐと、す~っと行ってしまいました。

なんで?、なんであの人着てるの?Denのなのにっ!もおお~!!

Den

いままで駆けずりまわり、半狂乱で探し回っていたDenは、頭から湯気が出ていました。

Denは自分のレインウェアを着て、私たちは出発しました。

歩きながら、Denはしばらくブツブツ文句を言っていました。

まあ、あったんだからいいじゃない、気分を変えてさ!きっとさ、『置いてきます貰いますコーナー』に入っちゃったんだよ。

Kumi3

と言って、Denの気を紛らわせようとしました。

すると

あの人、怪しいよ。『置いてきます貰いますコーナー』には、絶対に入っていなかったもの。

Chai

と言うのでした。

実は、私もそう思っていました。

間違ったのなら「間違って、ごめんなさい。」と一瞬でも向かい合って話してくれたらいいのに…。

そして、さっきのおじさんも…。

あと味が非常に悪いのですが、今はDenもレインウエアを着て、いつも通りカミーノを続けています。私も、自分の黒いズボンをはいて、いつも通りに歩いているのでした。

ネガティブな感情はササッと吹き飛ばしてさ!せっかくのカミーノだもの。もう考えないで歩こうヨ!

Kumi3

それはDenだけでなく、自分にも言い聞かせているようでした。

 

雪、行くか止めるか….

 

出発は8時半でした。

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 田舎道 一本道12トサントス オルテガ

鉛色の空でした。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 12田舎道 後ろトサントス オルテガ

それにしても寒いっ!

風も吹いてきました。Chaiはカッパのフードを帽子に洗濯ばさみで留めました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 12右建物 オルテガ

右手に古い石造りの教会を、見ながら歩きました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 噴水トサントス オルテガ

これは、噴水なのか、水道なのか…、うーん迷う~。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 田舎道 古い家2トサントス オルテガ

今日は手袋をしていないと、寒くてストックが持てないよ!

Den

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 田舎道風景 矢印オルテガ

しばらく、建物や町を見ることは無さそうでした。

冷たい雨が降ってきました。

504茶泥道

が、横なぶりになってきました。

気をつけて~。滑らないようにね~!

Kumi3

 

504 伝茶寒い顔

ううう、寒いよ〜。

Den

DenもChaiも、だんだんとめげてきました。
 
504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 泥道1 オルテガ
足元がぬかるんでいました。
 
504足がグジャグジャ

 

靴に水が浸みてぐちゃぐちゃになってるよ~。

Chai

うひゃ~、ママも~。足が冷た~い…。

Kumi3

Denも~!

Den

 

バルで作戦会議

 

7kmちょっと歩いたところで、町に出ました。この町は小さいのですが、アルベルゲがあるようでした。

すぐ先にバルが見えてきました。

504バルオヤジ

カウンターで飲み物、チョコクロワッサン、マフィンをたのみました。

お腹ぺこぺこ~!

Chai

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ コラカオオルテガ

やっぱり子どもはコラカオ、私はカフェレチェを頼みました。

バックパックを置いて椅子に座り、温かい飲み物とマフィンを食べると、心も身体もリラックス!落ち着いてきました。

どうする、今11時少し前…。外は雪になってきたね。この町に泊まる?それとも、次の町のアルベルゲへ行く?行くならあと12kmだよ。

Kumi3

この頃はChaiもDen距離を聞けば、あとどのくらいの時間がかかるか、感覚で掴むことができるようになっていました。

 

先に行こうかな…。

Chai

Chaiと Denが心を決めました。

よしっ!レッツゴー!

504チャーチ横伝茶

と言ったものの

何て寒いのっ!ChaiもDenも強気ね~。雪がちらついて、道もぬかるんで靴も浸みていて、しかもあと12㎞もあるというのに…。

Kumi3

 

挨拶はメリークリスマス!

 

504塀雪道伝茶

バルの先に続く道は、どんどん山に入っていくようでした。道はさらにドロドロのグチャグチャで、油断するとツルっと滑るのでした。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 後ろ姿 雪道21オルテガ

あいかわらず、雨と雪が交互に降ってきました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪景色 道23オルテガ504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 泥道3 オルテガ

3人とも、靴に水が浸みていましたが、それはもう考えないことにしました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪景色オルテガ

山道に入ると、雪が積もっていました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪道 矢印 オルテガ

誰かが作った矢印がありました。

 

504雪道伝茶2

そして、雪が驚くほど降ってきました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪道123オルテガ

すれ違った巡礼者が、私たち3人の写真を撮ってくれました。

そして、挨拶は「ビエン カミーノ!」から

メリークリスマスへと変わっていきました。

そして「参ったね~!」という苦笑いと共に、私たちを追い越していきました。 

ほんと、参った~…。体中冷えた~!

Kumi3

寒がりの私は、早くアルベルゲに着きたい一心で、歩きました。

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪道12 景色オルテガ

私とは対照的に、DenとChaiは、はしゃいでいました。

♪雪やこんこん~を歌い、雪合戦をしながら歩き、雪を食べていました…。

 

504雪だるま茶

さらに、雪だるまを作ったり…。

 

504伝頭に雪

雪を頭に載せたり、、、。

 

504伝雪顔

顔型を作ったり…。

ママもやろうよ!

Den

と、お誘いがあったのですが

いや~、遠慮しておくってば~。

Kumi3

雪と思う存分、楽しそうにたわむれる姿を見て、

子どもって夢中になると、寒さなんて全く気にならないんだなぁ。すごいなあ〜!

Kumi3

と感心しました。

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ 雪道12まっすぐ オルテガまだまだ、家も建物も見える気配はありませんでした。

 

504雪の坂

雪は止んできましたが、この坂~ッ!!

 

カミーノは、まるで四季を見せてくれる

 

私たちのカミーノは、まるで

四季をいっぺんに見せてくれるようでした。

先週は真夏の猛暑だったというのに

今日は真冬の雪景色でした。

雪道のピークを越えたところで、遅いランチタイムにしました。2時近くになっていました。

504ふたり座る

さすがに疲れてきました。3人は無口になりました。

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼 子連れ パン オルテガ

とにかくパンとチーズ、チョコレートをかじりました。

さあ、はやくアルベルゲに着いて温まろうよ!

Kumi3

504倒れた木雪

疲れていましたが

大丈夫?こっちのほうが歩きやすいよ! 

Chai

などとお互いに声を掛け合いながら歩きました。

ChaiとDenは雪遊びを堪能した満足感で、

気持ちがとてもポジティブになっていました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 田舎道13オルテガ

雪にコーラかけて食べたいナ。

Den

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 泥道12オルテガ

こんな歩きにくい道…。

私はつらいけれど…、ChaiとDenは楽しんでいました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 泥道 風景オルテガ

ちらほら、家が見えてきたね!

Chai

 

504馬「もう少しだよ~!」白い馬が教えてくれたような…。

 

504町の教会伝茶

ちょっと待って、手がかじかんで、アメの袋が開けられないの~。

Den

 

オルテガのアルベルゲ

 

やっと、オルテガのアルベルゲに着きました。

504アルベルゲ教会アルベルゲは大きな教会に隣接していました。

一人一泊5ユーロでした。

 

504くつ杖

靴と杖の置き場です。

しめった靴たちは、ちょっとプーンとニオイました。

2段ベッドの下の段は、すでに全て埋まっていました。3人とも上の段しか取れませんでした。

ここのベッドは柵がありませんでした。柵無しベッドの上の段は、私でも恐ろしく落ちる恐怖で眠りが浅くなってしまうのでした。増して寝相の悪いDenには、厳しいものがありました。

どうしようかしら…。

Kumi3

着いてすぐに感じた、今日の悩みの種でした。子連れ旅は、アルベルゲのベッドの場所が非常に重要なのでした。

とりあえず、ベッドに寝袋を広げ、シャワーを浴びることにしました。
 
 
 

心の支えは温かいシャワー!

 

雨と雪の中、凍えて歩いた20km弱、

その心の支えは温かいシャワーでした。

とにかく、アルベルゲに着けば、お湯で手足が温まるのよね。やっと、この瞬間が来た~!

Kumi3


凍えた手でレバーをひねりました。

うわあっ!、冷たいっ…。

Kumi3

ザーザザーザザ…。

温水プールのような水温で、いくら浴びても身体が温まりませんでした。

こういう時のがっくり感、気持ちのやり場の無さと言ったら半端ないのでした。あまりに残念すぎてみじめな気持ちになりました。さらに全身が冷え凍えてしまいました。

他の巡礼者たちも「オーッ・ノーッ‼︎」と叫び声をあげていました。

ひ・え・た、、うう~っ!

Chai

Chaiは唇が紫色になっていました。私たちは、ガタガタ震えながら仕方なく服を着ました。

Denの男子シャワー室はどうだったのかしら?

そっちはどう?」と聞くと

うう~、ぶるぶるっ、全然ダメ…。

Den

 

買って良かった高い寝袋!

 

私たちは、髪も濡れ冷えた身体でストーブを探しました。

このアルベルゲの暖房器具は、オイルヒーターのみでした。じわじわと温まるものでした。部屋は広く、巡礼者が行き来していてドアが開いており、暖かい場所がどこにもありませんでした。

仕方なく3人は、ベッドの上に広げた寝袋に潜り込みました。いつの間にか寝てしまうまで、手と足をこすり合わせ続けました。

そういえば…

巡礼の準備の時、寝袋だけは良いものを買ったほうがいいよと言われ山道具ショップへ見に行きました。

羽毛の軽くて小さくなるやつ。ひとつ2万4千円かぁ~。そして3人分…。予算オーバーだわ。

Kumi3

6800円でそこそこいいものがありました。

これなら3人分を一つの寝袋代で買えるじゃない!

さんざん悩んでいたところに、山のベテラン店員さんが現れました。

そして、寝袋の大切さを、こんこんと説くのでした。

決め手は畳んだ時の大きさが小さいのと抜群の軽さでした。

カミーノは宿代が安いのだから、寝袋にお金をかけてもいいのよね。

Kumi3

と思ったのでした。

普段ママはケチだから…。と言われているのに、

あの時の私はよく買ったわ…。エラかったっ!

Kumi3

今、自分を褒めるのでした。

 

ニンニク粥が配られる

 

食堂で皆が集まっていました。夕食にパン粥が配られるそうです。列に並びました。

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ アルベルゲ 食堂オルテガ

席に着きました。

504ニンニク粥

ニンニク効いたトロみのあるトマトスープでした。

わあ!美味しい〜、温まる〜。

Chai

しかし、これだけでは物足りない~!と巡礼者たち皆が、思っていました。食堂から出ないで

これは前菜かな〜?他に何が出るんだろ〜?」ワクワクして待っていました。

しかし…

「これでおしまーい!」と言われてしまいました。

巡礼者たちは、食堂をぞろぞろと出て行きました。

504ニンニクかゆ注ぐ

そんな中、オスピタレロが

「ペケーニョおいでー!」とDenとChaiに声を掛けてくれました。

「残りは、ペケーニョたちにあげよう。」とお皿に注いでくれました。

いつも「ペケーニョ! = チビ助!」と言われプンスカしているDenでしたが

やった~!ラッキ~!!

Den

ムーチョ・グラシアス!

Chai

2人だけは、お腹いっぱい食べることができました。

504皿洗い

空いたお皿とスプーンは、各自で運び流しで洗いました。

 

 

教会のミサ

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会オルテガ教会でミサがありました。

 

504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ 教会504 camino Spain pilgrim サンティアゴ巡礼子連れ アルベルゲ前 オルテガ風景風景

私たちも参加することにしました。

 

教会ミサでの秘密

 

ちょうど、ミサの始まる時間に間に合いました。

教会の中は広く、古い木の机、椅子が連なっていました。ここも暖房が無く、底冷えしました。

隣りには、昨日の宿のトサントスで一緒だった、ギターの上手なお姉さんが座っていました。彼女はドイツからきたリアと言いました。

自分の持ってきた毛布を、私たちの膝まで広げ掛けてくれました。

あまりに寒く、4人は出来るだけギューギューにくっついて座りながら、ミサに参加しました。

アーメン~。

リアはカトリックなので、ミサの途中、聖なるお煎餅を貰う列に参加しました。大きさが500円玉ぐらいの白くて薄いお煎餅でした。(聖体拝領

私たちは、以前にミサで大失敗をしているので、お煎餅は貰わず座って待っていました。カトリックで無い人は、絶対にもらってはいけないのでした。

戻ってきたリアは

「ほら、こういうのよ。」

と、お煎餅を持ってきて、見せてくれました。

えび満月せんべいのエビと青のりが、付いてないものみたいでした。

 

トランプに燃える

 
 
 
このアルベルゲは、教会と一軒のバル、あとは何もありませんでした。そして外は寒く、とても散歩どころではありませんでした。
 
今日の分の宿題も日誌も、もう書いてしまいました。
 
私たちはヒマすぎてアルベルゲにあったトランプでカードゲームをしました。
 
504カード
子どもたちとこんなに真剣にトランプをするなんて、久しぶりでした。
スピード、大貧民、ババ抜き…。
 

本気でやると、楽しいね~。

Kumi3

 
日本の生活の中で、忘れていた時間再発見したのでした。
 
 
 

いきなりDenの評価

 
 
このアルベルゲには、大きな部屋が二つありました。気が付くと、私たちのいる部屋から数人が、もう一つの部屋へ荷物を抱え移動している姿が見られました。
 
どうしたんだろう...。
 

あ~、わかった、

なぜなら…

この部屋はうるさい!のでした。

スペイン人の5〜6人の男女が、音楽を流しながら、飲んで騒いでいました。

10時半になっても、それは収まらず、

こっちの部屋の人はババ引いた…。

という空気が漂っていました。

私も、Chaiも、見回した周りの人も寝袋を被ったり、ため息をついていました。

ハア~...

すると、突如!

寝付けず何度も寝返りをうっていたDenが、

むっくりとベッドの上に座り、

彼らのほうに向かい、日本語で

うるさ~い!

Den

怒鳴りました。

ゲゲっ!Den !!!!!

Kumi3

小心者の私はうろたえました。

しかし、そんな心配はご無用でした。

Denの叫びはむなしく、彼らの笑い声にかき消されてしまいました…。

けれどDenは、

この部屋の誰もが思っている気持ちを代弁してくれたのでした。

隣のお兄さんや、向こうのベッドのお姉さんが、

Denに向かって親指を立て

「ヘイ、グッジョブ!」

と、コソコソ声を掛けてくれました。

いきなりDenの評価★★★★★5 でした。

地元スペイン人の巡礼者に対し、私たち外国人の巡礼者はちょっぴりアウェイでした。何事も勝手が分からず、何事も弱気の構えなのでした。
 

さて、とにかく、とにかく寝なくては!

私は二段ベッドの上段の4本の柱に、持っている全ての紐、マフラー、シャツやタイツを駆使し、ベッド柵として横に縛りつけておきました。とりあえずDenとChaiの落下防止になるだろう…。

私自身もベッドから落ちるのが心配で、とても疲れているのに、眠りが浅く少しも寝た気がしませんでした。

 

 

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