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カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた日々・旅ブログ

子連れバルセロナ・バス旅(カミーノその後)大事な日誌紛失事件!

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615 Santiago town サンチャゴ街 大道芸ヤコブ12
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「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちはまるで中世の巡礼者のように道にある黄色い矢印だけを頼りに歩きました。かかった日数は60日、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。
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カミーノその後・ムシアからサンティアゴへバス旅

 

ムシアのホステルで、6時45分、朝食をとりました。

615 ムシア Muxia 朝食 12

もう、巡礼は終わってしまい、今日はカミーノ を出る日です。

もう歩かないけれど、ChaiとDenの足にクリームを塗ってあげました。

 

7時半、ムシア発→サンティアゴ行きのバスに乗る予定です。そのあと、サンティアゴからバスでバルセロナへ行き、さらに船で巡礼仲間ホセのいるメノルカ島へ行く予定でした。

ムシアのバスステーションに、私たちの乗るバスが来ました。大型バスの運転手さんは、私と同年代の女性でした。

オラー!

Den

オラー!

お互いに挨拶をして、乗り込みました。

一番後ろの席に、3人は並んで座りました。乗り物に弱いChaiとDenは、直ぐ寝る体制に入りました。

私は窓の外を見ながら

5日間掛けて歩いた道だけど、バスでたった2時間半で行けるのね、、、。

Kumi3

と、妙な気持ちになりました。

 

 

サンティアゴの街ふたたび

 

615 Santiago town バスステーション 12

10時、サンティアゴのバスステーションに着きました。

そこで出会った、日本人の女性とおしゃべりをしました。旦那さんがスペイン人でサンティアゴ在住の方でした。

「まあ!子連れでカミーノ を歩いたのね⁈ お疲れ様‼︎

そのあと、カテドラルでヤコブ像にハグ出来ましたか?」

と聞かれました。

何だかわからないけど、すごい行列があって、並んでみたら、それでした。

Chai

605スペイン巡礼 サンティアゴ広場 探索 Santiago 街 

と答えると

「それはラッキーだったわね。今年はホーリーイヤーなので門が開いたのよ。11年に一度の聖なる年しか出来ないことなのですよ!」

と教えてくれました。

わあ!そうだったんだ。やった~!

Den

 

今日はこの後、14時のバルセロナ行きのバスに乗る予定でした。3時間ほど、自由時間がありました。

615 Santiago town サンチャゴ街 後ろ姿12

それまで、もう一度サンティアゴ大聖堂を見に行こう!

と、歩き出しました。

 

607サンティアゴ巡礼 サンティアゴ大聖堂横 カミーノ

建物の隙間から、カテドラルの屋根が見えました。

 

616 Santiago カテドラル カトリック聖地

わあ!サンティアゴ大聖堂。

何回見ても、素晴らしいね~‼

ねえ、パラドールに11時までに並べば、巡礼者にランチをご馳走してくれるって、サンティアゴのアルベルゲで会った人が言っていたよ。先着10名だって。

Chai

それいいわ~!

Kumi3

行こう行こう‼︎ ヤッホー、パラドール‼

Den

 

 

国営ホテル・パラドールランチ未遂事件

 

パラドールに着いた時間は10時45分でした。私たちは一番乗りでした。

レセプションの素敵なスーツの男性スタッフに聞くと

 

606Camino サンティアゴ巡礼 パラドール入り口

「ようこそ!巡礼者のランチやっています。坂下の駐車場の入り口に並んでください。ただし、バックパックは無しでお願いします。」と言うことでした。

あらら、バックパックか〜。

どうしよう?ランチの間、駐車場の角に置いておく??

Chai

う~ん、でも日本やカミーノの前半の田舎町なら平気かもしれないけれど、サンティアゴはスペインのめちゃくちゃ観光地よね。そんなの、盗ってくださいって言っているようなものよね。

Kumi3

このあと、13時に神学校のアルベルゲでピノと待ち合わせの約束をしていました。

神学校アルベルゲにロッカーがあったね!

Den

そこしかないか〜。ちょっと遠いけれど。よし、急いで置きにいこう!

Kumi3

他にバックパックを預けるあてもないので、前に泊まったメノールベルビス神学校アルベルゲまで、片道15分の道のりを、バックパックを背負い早歩きで向かいました。

神学校アルベルゲの地下の入り口に、木の大きなロッカーがありました。バックパックを三つ詰め込み、持ってきた南京錠を掛けました。

 

606サンティアゴ Santiago Camino アルベルゲ前広場

貴重品のショルダーバックと、いつも必ず持って歩く食料袋を持ちました。

さて!急ごう〜。

 

605スペイン巡礼 サンティアゴ商店街 12探索 Santiago 街 

サンティアゴの街に戻りました。

身軽になった私たちは、小走りにパラドールへと向かいました。

急げ急げ急げ~!

着いた~!

ハアハアハア〜...。

巡礼者ランチに並ぶ場所、地下の駐車場に着きました。

あれ~!

Chai

3人は、息を切らして立ち尽くしました。

荷物を置いて戻って来る間に、もう先着10人が並んでしまっていました。

並んでいるひと達は、私たちを見るなり

「ノー、ノー!」と口々に言いました。

ああ…、ダメだったか〜!

Kumi3

さっき、一番乗りだったのに~。あ~ん。

Den

たまらなく残念で悔しくて、立ち尽くすDenでした。

仕方ないやね…。

その場を去ろうとした時、並んでいたお兄ちゃんが、鳥の羽の付いた杖を、ほうきで掃き出すように振り回し、Denに向かって

「ヘイ!シッシッ!」

と追い払う、おふざけジェスチャーをしました。

すると、周りの人がゲラゲラと笑いました。その男はウケたので、調子に乗って腕を振り上げ、ご機嫌でした。

うわ〜ん!

Den

Chaiも気が付いて、眉をしかめました。

私は、このふざけた態度に腹が立ちました。

シッシッってなによ!猫じゃないんだから!私たちはズル込みなんかしないし、きちんと並ぶ国民なんだからっ‼︎

Kumi3

と日本語で言ってみたのでした。

並んでいた一人の年配の女性は、笑うことなく失礼な態度に気が付いていました。

「残念ね、いっぱいなのよ、、(英語)」と言ってくれました。

 

さ、みんな行こう!

ふんっだ。あんなイヤな奴と食べるのなんかイヤだ‼︎

Den

私たちは、その場を離れました。

Chaiも息を切らしたまま、ガッカリしていました。

私たちは、トボトボと広場のベンチに座り、やっぱり持って来てよかった~!と、食料バッグからパンとリンゴを取り出しました。

サンティアゴ大聖堂を観ながら、ラストランチもいいじゃない!

Kumi3

 

615 Santiago town カテドラル広場ベンチ 12

パラドールの前のベンチに座り、広場を眺めながら、持ってきたパンをかじりました。

 

615 Santiago town カテドラル広場 12

Denは、気持ちがドーンと下がったままでした。

Chaiは黄色いリンゴを、上手にかじっていました。もしリンゴかじりコンテストがあったなら、優勝しそうなほど!芯が糸のように残りました。

そのあと、広場の周りを散歩しました。大道芸を見て、気分転換をすることにしました。

615 Santiago town カテドラル ディジュリドゥ

ディジュリドゥを吹くお兄さんがいました。

 

 

私たちのがっかりなシーンを見ていたわけでもないのですが…

615 Santiago town サンチャゴ街 大道芸ヤコブ12

動かないはずのヤコブ像が、Chaiの頭をポンポン!と叩きました。

あはは!

Chai

動かないはずのジーザス像も、Denと手をギュッ!と握ってくれました。

うひひひ!

Den

こんな大道芸人さんたちのお助けで、すっかり愉快な気持ちになりました。

途中のスーパーメルカドで、バルセロナ行のバスの中で食べる食料と水とお菓子を買い込みました。

 

バスでバルセロナへ移動

 

神学校アルベルゲへ戻りました。13時にピノと待ち合わせをしていました。

サンティアゴ14時発、バルセロナ行きのバスに乗る予定でした。

13時10分過ぎました。

まだ、ピノは来ません。

13時15分、まだ来ないのでした。

どうしよう、バスステーションまで歩いて20分は掛かるわ。もう行かないと!

Kumi3

チケットを買う時間も必要なのと、道に迷ったらアウトでした。

でも…、あと5分待って来なかったら、もう一泊サンティアゴの街に泊まるか、バルセロナ行きは辞めて、モロッコに行くバスにしようかしら…。

Kumi3

1分、2分、、、、4分、、、

これからの旅は、風まかせででした。

予定を変える相談をChaiとDenにしてもいいかな…と思いました。

カミーノ を終えて今日は、6/15でした。

来月の7/10にパリのシャルル・ド・ゴール空港発で日本に帰るまでのあいだ、自由な旅は続くのでした。

と、そこにピノが現れました。13時半でした。

わあー、ピノ!会えたあ!

Den

Denはピノに飛びつき、みんなでバスステーションへ歩き出しました。

ピノは「バスステーションまで、いい近道あるんすよ!付いて来て下さ~い。」

その道は車道から外れ、藪の中に入っていくという驚きのけもの道でした。

615サンティアゴ バスステーション12p

私たちは、けもの道のおかげで、無事、14時発のバルセロナ行きバスに乗り込むことが出来ました。

明朝7時にバルセロナに着く予定でした。サンティアゴから、17時間ほど掛かるのでした。

バスは又しても、私たちがヒイヒイ言いながら歩いてきた道を、ビューン!と駆け抜けていきました。

わ〜!これ1日分。ああ~これ2日分、早~いっ‼︎

Chai

バスが走り出すと、Denは早々にバス酔いしてしまいました。休憩で買ったアイスも、食べたそばから吐いてしまいました。

私はエクアドルのおばちゃんから教わったマッサージ、オデコの真ん中を人差し指でくるくるしてみました。

515カミーノ マンリーアルベルゲ おばちゃん 頭痛直し2サンティアゴ巡礼 

手の平や、頭のマッサージもしてみました。

が、そのうちに私の手も止まり、いつの間にか、みんなバスでウトウトしていました。

 

615 バス バルセロナ移動 夕焼け1気がつくと、窓の外は夕焼けでした。

 

615 バス バルセロナ移動 夕焼け木々

時間は、夜の10時半でした。

そして、バスは真っ暗になりました。

 

615 Alsa バス バルセロナ移動 座席 朝焼け

窓の外が朝焼けになりました。バスは、予定通り朝7時にバルセロナ北ステーションへ着きました。

 

 

なんと最悪の失態!日誌が無い!!

 

みんな忘れものないね~?

Kumi3

と ChaiとDenに声を掛け、バスを降りました。

バスを降りると、Denはバス酔いでしばらく歩けませんでした。

616 バルセロナ北バスステーションの中

Denはバスステーションのベンチで、横になって休みました。

15分ぐらい休んでいると

ピノが「隣に芝生の公園があるっすよ、そこで休めそうです!」

と、耳より情報をゲットしてきました。

 

616 バルセロナ北バスステーション 12

私たちは、バックパックを背負いバスステーションから歩き出しました。

 

616 バルセロナ北バスステーション公園

バスステーションのすぐ横の公園に入りました。

 

616 バルセロナ北バスステーション公園 昼寝

17時間、ずっと座席に座ったまま寝ていたので、みんな寝たような寝ていないような感じでした。朝の肌寒さもあり、日当たりのよい場所で、横になって休むことにしました。

Denはバス酔いだけでなく、お腹の調子も今一つでした。

4人は、芝生にゴロンとしていました。

私は、1時間ほどウトウトした後、日誌を書くことにしました。巡礼が終わり、カミーノ日誌を書かなくては!という使命感に似た気持ちは無くなっていました。

けれど旅日誌は、何年何十年経ったとしても読み返せばすぐ、その時の情景や空気までもが鮮やかに蘇ってくるのでした。それは書き込めば書き込むほど、お宝になっていくのでした。

カミーノの後の旅も、日誌に出来るだけ書いておこうと思いました。

さて!とノートを探しました。

ところが…

あれれ?ない⁉ 日誌が無いないな~いっ!

Kumi3

慌てて、荷物をひっくり返しました。やはり、日誌はどこにも見つかりませんでした。

ノートを最後に見たのは...、

615 Alsa バス バルセロナ移動 座席

バスの席の網ポケットでした。

まさか…、置いてきちゃった???

Kumi3

私は真っ青になりました。

ええっ、また?もうママ~…。

Chai

そう、私はカミーノ初日、パリの空港のトイレにサンティアゴ巡礼のガイドブック一式を置いて来てしまったという前科があるのでした…。

 

ごめん待ってて。探してくるね!

ChaiとDenをピノに任せ、慌ててバスステーションに走りました。

いくつもある発着所から、次々とバスが発着していました。

とにかく!インフォメーション窓口!!

窓口のお姉さんに聞くと、二階の忘れものカウンターに行くように、と言われました。

二階の忘れ物カウンターで聞くと、ノートは届いていない、と言われました。

一階に降りました。

捨てられているかもしれないと思い、一階のゴミ箱を全て調べて回りました。屋外のゴミ箱、建物内のゴミ箱、蓋を開け、中を混ぜ返し、確認して回りました。

無いっ、ないない〜‼︎

Kumi3

あんなに毎日、睡眠時間を削ってまで書き込んだノート‼

しかも3冊‼︎

出会った人のアドレスも、もらった言葉も、全てそのノートに書いてありました。

あのノートには、カミーノの全てが詰まっているんだああ~!

Kumi3

 

521 カミーノ サンタ・カタリナ・デ・スモザ 3日誌書く サンティアゴ巡礼502クミ日誌522 カミーノ マンヘリン 沢の水浴び後 日誌3

ノートの山

おばあちゃんになったら、ノートを開いて旅を思い出す…。

老後の最高の楽しみになるものだなんだ!!

うう、うわーん‼︎

Kumi3

もう私は、泣きべそ顔になっていました。

待てよ…、

落ち着いて考えるのだ、わたし。

多分、長距離を走ってきたバスなのだから、ガソリンの補給や掃除が必要なはず!

ゴミ箱探しから顔を上げ、辺りを見回しました。

バスの発着所から少し離れたところに、体育館のような広い整備工場が目に入りました。

あれだ!

ダメもとで、そこに向かいました。

整備工場の扉を押すと、開いていました。私はズンズンと中へ入って行きました。

中には、バスが10台ぐらい停められていました。

オッラー!

返事はありません。近くには誰も居ないようでした。

...もう、怒られたらそれはそれで!

どのバスも車内の掃除のためか、ドアが空いていました。

手前のバスから乗り込みました。

私が座っていた真ん中の右の席、真ん中の右の席右の席…。

無〜い…。はい次っ!

Kumi3

次の一台に、入りました。

真ん中の右の席〜…。

うわーん、無い!ああ、ダメか…。

Kumi3

日誌に掛けた全ての労力が、無駄になったことが現実化してきました。

しかも、勝手に入って怒られるかも…。気持ちがひるんできました。

でも、でも、あと一台だけ見ていこう...。

辺りをキョロキョロ見て、3台目のバスに乗り込みました。

もう、これで無かったらあきらめよう…。

真ん中の右、真ん中の右、、、。

ん?

あった!あったよ~‼

ビニール袋に入った3冊のノートが見えました。

アワアワした手でノートを取り出すと、その場でガックリ膝を落とし、嬉し泣きの声が漏れました。

くくうっはあ~、神様っている〜。ありがとう‼︎

Kumi3

絶望の寸前、もう一台バスを探して本当に良かったのでした。

このノートは、私にとってきっと必要なんだわ!出てきてくれたもの!

Kumi3

と、いったん離れてしまった日誌ノートの価値を、強烈に感じました。

そしてその後、こんなことを聞きました。

「カミーノを終えた人は、必ずその旅を何らかの形で表現するだろう。」

その表現方法は、絵なり、歌なり、文章なり、写真なり...。

(それが私の場合、ブログになったというわけです。)

 

日誌ノートを巡る大立ち回りのあと、フラフラと皆の待つ公園まで歩きながらう

嬉しさ満点の反面...

自分の不注意を呪いました…。

ああ、ダメだな、わたし…。

Kumi3

公園に戻ると、どっと疲れが出て、再び芝生に寝転びました。

 

ピノ職務質問にあう

 

ピノが入れ替わりで

「朝メシ買って来るっす。バックパック見ててください。」

と、どこかへ買い出しに行きました。

私たちは、しばらく公園で待ちながら、近くを歩いたり、ゴロゴロして過ごしました。

朝食を買いに行ったピノは、なかなか戻って来ませんでした。

ピノ、どうしたんだろう?

Den

Denが心配で仕方ないようでした。バックパックはここにあるわけだし、ここで待っているしかないのでした。

1時間以上して、ピノが両手にケバブを持ち、頭から湯気を出しながら戻って来ました。

「いきなりポリスに職務質問されたっすよ。それでパスポート出したんすよ。そしたら、スペイン来る前にモロッコへ行ったのが、どういうわけかモロッコの出国スタンプが、押されて無かったんですよ。そんなのオレも知らなくて。それで、あれこれ質問されて余計に時間かかったんすよ。も~、腹立つ〜!」

そんなこと、あるんだね。パスポートのスタンプがちゃんと押されているなんて、いちいち見ないよね~。

Chai

でもピノ、ちょっとホームレスっていうか、不法滞在っぽいわよね。ウヒヒヒ!

Kumi3

そう、ピノは日に焼け、髪が伸び、服もヨレヨレでした。しかしそれは、ピノが以前、世界一周した時に会得した、スリや強盗に遭わない、日本人と思われないための、防犯対策スタイルだったのでした。

ハッ!笑っちゃいけない。

私たちも、日に焼け、ボサボサの髪、すすけた顔にヨレヨレの服、靴や裾に泥が付いていました。

ここバルセロナのようなお洒落な大都会では、変に目立ってしまうのでした。

急にペットボトルの水で髪をなで、靴の泥をティッシュで拭きました。

616 バルセロナ北バスステーション公園 2

ピノが買ってきてくれたケバブを分け合って食べると、元気が出てきました。

 

616 バルセロナ北バスステーション 2p

そうして、バスステーションを横切って、いざバルセロナの街へと歩き出しました。

 

616 バルセロナ 凱旋門 

バルセロナ凱旋門の横を通りました。

 

616 バルセロナ 凱旋門 123

バルセロナは、大都会。洗練された街~!

バルセロナに来たなら、サグラダファミリアに行かないとね!

Kumi3

なにそれ?

Den

ガウディが作ったんだよね。カミーノでも、レオンとアストルガに、ガウディの作った建物あったよね。素敵だった~。

Chai

517 カサデロスボディーネス ガウディ カミーノ 通る12

ガウディが作ったレオンの市庁舎。

 

アストルガガウディ教会

ガウディが作ったアストルガの教会。

などを思い出しました。

ピノは、サグラダファミリアはすでに観たので、バルセロナを自由にぶらぶら探索するということで、いったん別れることにしました。

 

エチオピアンクロスを買う

 

途中、ピノは以前に見つけたという一軒の骨董屋さんに寄りました。

 

616 バルセロナ エチオピアンクロス

「これ、エチオピアンクロスと言って

エチオピアの古代キリスト教のクロスなんすよ。レゲエ音楽の人とか、よく身に付けてるんすよ。ここの、みんな手作りの本物っす。」

わあー、ほんとだ。素朴〜でいい感じ。

Kumi3

わあ、素敵!欲しいな~!

Chai

一つ12ユーロ、日本円で1560円でした。家族や親しい友だちの分を計算しました。

ねえ、ピノ。7個買ったらいくらになるか聞いてみてくれる?

Kumi3

「オッケー!聞いてみますね。」

スペイン語の心得のあるピノが、値段交渉をしてくれました。

店主のおじさんは、ウーンと腕組みをして

「70ユーロ!」と言いました。

私もChaiもニコニコしながら

え〜、おじさん、もう一声!

と、身振り手振りで声を上げました。

おじさんは、両手を広げワハハ、参ったなというゼスチャーで

「よし、負けたよ!と言い

7個で60ユーロにしてくれました。

やった~!おじさん、ムーチョ・グラシアス‼

Chai

エチオピアンクロスは、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、お天道様、心の声…、あらゆるものが混ざったような、いわばなんでも有りのような自由なデザインと素朴な彫りが、なんだか気持ちに会う気がして、とても素敵に思いました。

この後の旅の無事を祈るため、ChaiとDenの首にヒモを付けて掛けてあげました。

私たちのカミーノ後の自由な旅は、始まったばかりなのでした。

 

 

 

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