サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

16/60カミーノで見たタトゥー、名前を漢字で頼まれたら責任重大!

Kumi3
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501うでタトゥー3
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「学校に行けないなら、旅に出てみようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と弟10歳を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノへ行くことにしました。930kmを60日間かけて歩きました。もちろんカミーノは初めてです。英語もろくに出来ない私は、一体どんな旅になるのか見当もつきませんでした。そんな体で子どもたちを、異国のスペインに連れ出してしまうのですから、本当にチャレンジャーでした(-_-;)。はじめは、歩き慣れず、背中の荷物も重く、泣きが入った子どもたちでしたが、五感をフルに働かせ、次第にたくましくなっていくのでした。
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5/1(土)→サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ   メーデー 22km/€25 ニワトリがいる 公営宿 寄付 €5(3人分)

 

朝食は、昨日スーパーマーケットで買っておいた2ユーロの甘いパンセットでした。

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 ナヘラ 甘いパン サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 

これ、前に見て食べたかったんだよね!

Den

ドーナッツ、チョコクロワッサン、チョコペストリーが入った甘くて揚げてあって、ハイカロリーなセットでした。

今日は22㎞を歩く予定だよね。エネルギー充電しなくちゃ!

Chai

オスピタレロのおじさんが

「今日は土曜日だけれど、お店はみんな閉まっているよ。メーデーだからね!」と教えてくれました。

メーデー: 労働者が団結して権利を要求する日、スペイン各地でデモや祭典が行われます。

おじさんは

「買い物ができないだろうから、持っていきなさい!」とキッチンに残っていたパスタ、マカロニビン詰トマトピューレツナ、ソーセージの缶詰め、オリーブ漬け袋おせん別にくれました。

わあ!嬉しいです!!!

しかし、待てよ…。

あ~重い!、重過ぎるわ…。でも有難い!でも、でもーっ!

Kumi3

結局わたしは、全部もらってしまいました…。

多分…2㎏ぐらい、重さが増えていました。

 

 

銀ピカのバッジ

 

一方、出発する直前まで、Denはオロオロしていました。

Teppiから貰ったホタテのブレスレットがない、ない、な〜い!

Den

ベッドの上、ベッドの下、食堂まわりを立ったりしゃがんだり、這いずり回って探していました。それは一昨日、ログローニョで出会った巡礼仲間のTeppiからプレゼントされたものでした。

隣の人が「どうしたの?」と聞いてきました。Chaiが手首の同じブレスレットを見せ

これが無くなっちゃったの。

Chai

と答えていました。

ブレスレットは見つからず、Denは半べそでリュックを背負い、うなだれて食堂を横切り、靴を履きました。

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 ナヘラ アルベルゲ 12サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 町1すると、オスピタレロのおじさんが、見送りをしながら

「ほら!これあげるからな。元気だせ!」と銀ピカのバッジをくれました。

ムーチョ・グラシアス!

Den

 

誰かが気にしてくれている!

 

7時半にアルベルゲを出発しました。

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 ナヘラ サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 町1

今日は肌寒いのでした。

Denは銀ピカのバッジが気に入って

501伝バッチ

帽子につけました。もう嬉しくてたまりません。元気が湧いてくるようでした。

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 途中田舎道 1 2正面しばらく田舎道を行きました。

嬉しいことに他の巡礼者たちが、Denを追い越すたびに

「あなたのブレスレット、探したけど無かったわ。」

「ヘイ、チビすけ、俺も見たけど無かったよ。」

「探したけど、無かったわ。残念ね〜。」などと

声を掛け、励ましてくれました。

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 途中町12

サンキュ~!グラシアス~!

Den

皆、荷造りをしながら、少しでも早く出発しようとしているさなかに、ブレスレットを無くしオロオロしていたDenの様子を、さりげなく見ていたのでした。

気に掛けてくれていたなんて、嬉しいね〜‼︎

Kumi3

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 途中 水道

えへへへ。

Den

 

ありがとうオスピタレロ!でも重い〜‼︎

 

あ~、肩が痛~い、疲れた~…。

Kumi3

有り難いよ〜!オスピタレロおじさん!

でも、やっぱり重~い!!

と、私はアルベルゲからもらってきた食材の重さに、苦しむことになりました。バックパックが重いと本当に歩きがしんどくなるのでした。

 

501おかん道

仕方がないわ~。おじさんの厚い人情とお財布のために!

Kumi3

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 途中風景 木一本曇り空のままでお願~い。雨降らないでね!

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 田舎道123おばちゃん

途中ですれ違った地元のおばさんが

「あら、日本から来たの⁈ 嬉しいわ!頑張って!」と励ましてくれました。

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 一本道田舎道2

でも、今日は道が長いよ~。

Den

 

曇り空でも美しい景色!

 

途中、ついに雨がパラつきました。

501伝茶カッパそれでも両側にお花の景色が続きました。もし晴れていたら、もっと素敵だろうね〜!

 

501足と犬犬がひょっこり。「なんかおやつ無いの?」って言っているみたい。

 

501一本道茶まだまだ、道は続きます。

 

501伝茶はまつ

寄り道しないでっ!早く行こうよ~!

Chai

 

501道木が一本伝茶

随分と差がついちゃったなぁ。

Den

 

カタツムリ料理、美味しいの?

 

菜の花が満開でした。

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 菜の花 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 町1

菜の花畑、きれいだね~!

Chai

途中、バケツを持ち、右に左に動き回っているおじさんがいました。その人はカタツムリハンターでした。バケツの中に、カタツムリが30匹ぐらい入っていました。

カタツムリ料理はスペインで珍しくないのでした。

こんな雨降りの湿っぽい日は、たくさん捕まえることが出来るんだね。

501カタツムリ

あら!ふっくらほっこり、太っています。

カタツムリ料理、美味しいのかな。チャレンジしてみようか?

Kumi3

いい〜、遠慮する!

Chai

 

501伝茶町がみえた

あー、やっと街が見えたよ〜!

Den

 

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダのアルベルゲ、設備も居心地もグー!

 

2時過ぎ、サント・ミンゴ・デ・ラ・カルサーダに着きました。

アルベルゲのレセプションで並んでいる間、素敵な衣装の人が出入りしていました。

メーデーで式典とかパレードがあるって、ナヘラのオスピタレロのおじさんが言っていたね。

Chai

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ アルベルゲ12男女

素敵な衣装を身に着けた、ご婦人と紳士が通りました。

この公営のアルベルゲは、新しく大きな建物でした。定員は72名まで宿泊可能でした。設備も素晴らしい上に、宿泊費は寄付でした。

有り難~い!

シャワーも温かいお湯がジャンジャン出たよ!もう最高〜!

Den

今日は22㎞歩きました。一日中寒く、雨が降り、重くなった荷物を背負ってのこの距離は、なかなか骨が折れました。そんな日のご褒美は、温かいシャワーが一番でした。

食堂へ行くと、昨日のアルベルゲで見かけた人が何人もいました。同じ今日を、頑張って歩いてきた仲間たちは、話さなくとも何となくお互いに親しみを感じました。

テーブルは相席で、ワイワイ賑やかで和やかな雰囲気に包まれていました。

「ヘイ!大人でも大変なのに、子どもたち、やるじゃないか!」とDenとChaiはみんなから高評価を得て、ウハウハしていました。

一見、怖そうなパンクロックな格好のお兄ちゃんたちも、自動販売機やパソコンコーナーで、フレンドリーに話しかけてくれました。

 

スペイン語を勉強!

 

パンクなお兄ちゃんも、イケてるお姉さんも、ChaiとDenがスペイン語を片言でも話すと、ものすごくウケてくれました

彼らは、挨拶、お天気お菓子の名前などのスペイン語を教えてくれました。

もう少し、何か言えるかも!

Den

501宿題終わりスペイン語

早速イラストスペイン語の本を広げ、眺めていました。

もっと遊んでほし〜い‼︎

 

タトゥーの漢字

 

少しすると、Denが私にコソコソ声で報告に来ました。

あのお姉さんも、ここに来てるよ!

Den

昨日のアルベルゲで一緒になったお姉さんでした。バルセロナのお勧めユースホステルを教えてくれたのでした。

今日もタンクトップ姿なので、肩にタトゥ-の文字が見えました。

それは漢字でひと文字

「死」と彫ってありました。

それが、ChaiもDenも気になって仕方がないのでした。

ねえ、意味…、知ってるのかな…。

Chai

多分ね…。

Kumi3

その文字を見るたびに、何だかゾワゾワしてしまいました。

 

名前を漢字で書いてと言われたら…

 

西洋の人は、気軽にタトゥーを入れているのを目にしました。それが、漢字であることもよくありました。

日本人に自分の名前を漢字で書いてもらい、それをそのままタトゥーに彫ってしまう人もいるのでした。

そう思うと「名前を漢字で書いて~!」と言われたら責任重大に思いました。今までも、何人かに頼まれ書いてきました。良い意味の字を使ってあげないと…と思うのですが、これがなかなか難しいのでした。

前に「泌羅留(ピラル)」というタトゥーを首の後ろに彫っている女の人を見掛けました。スペインでよく聞く名前です。日本の誰かが漢字を書いて教えたのでしょう。

私はピラルの「ピ」分泌の「泌」というのが、残念でなりませんでした。

せめて神秘的の「秘 (ピ)」とか、あるじゃないの〜、もうっ!

Kumi3

勝手に腹を立てていました。

私は、食堂で皆のヒマつぶしに「名前書いて〜」と言われ、こんな風に名前を漢字にして書きました。

ミゲル=美芸得

ホセ=歩世

ソニア=想仁愛

カミレ=神礼

ジョーン=自由音

リーナ=里菜

クリスチーナ=空理想智奈  などです。

クリスチーナ5文字は長いです。

「栗」を使えばいいのかもしれませんが、

本人は見た感じが栗っぽくないのでした。

(まあ、私のヘンなこだわりですが…。)

名前の文字を頼まれたら、

出来る限りポジティブでハッピーで、美しい意味で書いてあげないといけないわ!

Kumi3

と思うのでした。そうでないと

変な漢字をタトゥーで入れてしまう可能性が、多いにあるからです。

そう思うと、相手にとって、ほんの暇つぶしの気まぐれで頼まれたとしても

「できた〜?」と何回も催促されても

「ちょっと待っててっ!」頭を捻り、考えに考え、レシートの裏側や紙の切れっ端しに、名前の漢字を最大限の努力をして、書いてあげるのでした。

 

こんな傑作タトゥーみたよ!

 

日本語の文字で、時々傑作がありました。

「おいしい水」へぇー。透明感あるね。

「緑色」あら、いいかも!

「強く」あ~、ストロングって感じかな!

冷蔵庫へ?クールを保つって意味??どうしてこんな…、なんか残念。

そして、カミーノを歩くことは、人生の大事件でもあります。

501うでにタトゥー

思い出に「Bien Camino」入れる巡礼者も見られました。

 

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの街

 

街の探索に出かけました。

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 右12

お店、みんな閉まってるね。

Chai

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 正面12

あはは、バックパックが無いと身体が軽~い!

Den

 

501屋根アップ

サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダの教会は、大聖堂と呼ばれています。教会の中に司教座というものがあり、他の教会より格式があります。別称カテドラルといいました。

 

501ポスター

カテドラルの近くにあったポスター。

 

501町並木茶

街を気ままに歩いていくと...

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ 民族衣装

スペインの伝統的な衣装を身に着けたお姉さんたちがいました。

あら素敵!メーデーの式典か何かに出るのかしら?

Kumi3

街中でパン屋さんとバルは開いていました。どちらもスペイン人の大動脈です。焼きたてのパン、焼き菓子を買いました。

 

501パイ茶

ベリーパイ、サクッと。

 

501チョコレートケーキ

わお!チョコレートケーキ!

ケーキをお皿に乗せる時

大きいの取ってくれますように!とお店のおばさんの手をガン見して心の中で祈りました。

ところが

ひと切れでいくらじゃなくて、グラムでの計り売りだったのね…。

Kumi3

スペインは、野菜、果物だけでなく、ケーキもそうだったのでした。

 

 

ニワトリが生き還った伝説の街

 

🐓ニワトリの伝説

この街には、死んだニワトリが生き返ったという伝説がありました。

昔、親子で巡礼した家族のうちの息子が、カルサーダの街で無実の罪を着せられてしまい、絞首刑になってしまいます。両親は落胆し、失意のまま、サンティアゴ大聖堂まで巡礼を続けました。

巡礼を果たし、カルサーダまで戻ると、なんと、見上げる高さの絞首台に吊り下がった息子は、まだ息をしていました。聖ドミンゴが支えてくれていたのでした。

両親は「息子を下ろして欲しい、まだ生きているのです!」と主張するのですが、役人は全く取り合いませんでした。

懇願する両親に、役人は「お皿の上のニワトリの丸焼きが歌いだすようなもんだ!」と言い捨てるのでした。

すると、テーブルの上のニワトリの丸焼きが、高らかに鳴き声をあげました。驚いた役人は、慌てて息子を台から下ろし、息子は命を取り留めることができました。

その奇蹟からカルサーダの街は、聖ドミンゴニワトリを讃えているのでした。

※引用書籍:聖地サンティアゴ巡礼・世界遺産を歩く旅

 

 

501ニワトリ

アルベルゲでもニワトリが飼われていました。

 

501 スペイン巡礼 カミーノ 子連れ海外 サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ ニワトリ3

街中でも、しばしばニワトリの飾りやモニュメントを見ることができました。

 

カミーノの自炊の定番、ごちそうディナー

 

さて、今日の夕飯のメニューは決まっています。ラッキーなことにアルベルゲにはキッチンがありました。

501パスタどっさり

パスタを山ほど茹で、トマトピューレ瓶を開けて混ぜ、ソーセージ缶、ツナ缶とオリーブのサラダを食べました。

ナヘラのオスピタレロおじさんが贈呈してくれたおかげで、素敵なディナーになりました。

頑張った甲斐があったわ!

Kumi3

これらのメニューは、カミーノの自炊の定番でした。

そして、明日の荷物は軽くなりました

 

アルベルゲのパソコン

 

夕食後、アルベルゲのコインパソコンで、家にメールをしようとしました。

ここは1ユーロで60分もできるよ!

Den

と感激していました。

通常、他のアルベルゲでは1ユーロで20分が相場でした。

お父さんとお姉ちゃんからメールが来てるかもね。

Kumi3

1ユーロのコインを入れて、パソコンを開いてみると、

なんと!

日本語を見ることが出来ないのでした

あらら?どうやっても日本語にならないわ!!

Kumi3

ChaiとDenがあれこれいじってみましたが、ダメでした。

うーん、ダメだね。誰か詳しそうな人呼んでくる!

Chai

Chaiはお姉さん、お兄さん、3人ほど声をかけ、彼らが懸命にパソコンを動かしてくれたのですが、どうしても日本語対応になりませんでした。(2010年のことです)

ムーチョ・グラシアス!

使える時間は60分しかありません。

仕方ないわ、ローマ字でメールを打とうか~。

Kumi3

Minna genki desu! Kyou wa 22km aruitayo.

Mainiti pan to pasuta wo tabete iruyo. Aruite itumo onaka pekopeko dakara zenzen akinaiyo.

Inu no Pu-chan ha genki?  Aitaina…

 

 

 

 

  

 

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