サンティアゴ巡礼が教えてくれた学校では教わらないこと

58/60サンティアゴ巡礼終了の儀式とは?大西洋がくれたメッセージ

Kumi3
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612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋ビーチジャンプ1
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Kumi3
「学校に行けないなら、旅に出てみようよ!」と不登校をきっかけに15歳次女と弟10歳を連れ、サンティアゴ巡礼・カミーノへ行くことにしました。930kmを60日間かけて歩きました。もちろんカミーノは初めてです。英語もろくに出来ない私は、一体どんな旅になるのか見当もつきませんでした。そんな体で子どもたちを、異国のスペインに連れ出してしまうのですから、本当にチャレンジャーでした(-_-;)。けれど、何かを変えてみたかったのでした。
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6/12(土)ファロー岬 フィステラ海水浴・夕焼け 6km/€52 民間貸し切り状態 @10€×2

 

ピノたちと海水浴をするために、フィステラ(フィニステラ)の滞在を一日延ばしました。

今日は、朝寝坊をしようと9時ごろ起きました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 アルベルゲ朝食

朝ごはんを食べました。いつもと変わりませんが、オリーブの瓶詰がありました。もう道を歩いていないので、瓶のものが買えたのでした。

この民間アルベルゲは、私たちのほかに宿泊者はいませんでした。貸し切り状態でした。

食べ終わった私は、便利だった小物を床に並べ出しました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 アルベルゲ3

写真を撮っておけば、もし、また次にカミーノに来ることがあった時、わかりやすいと思ったのでした。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 モチもの

いろいろ、置いて来たり、手に入れたりで最終的に残ったモノたちでした。

拡大すると…

サンティアゴ巡礼、カミーノ持ち物、節約編

①ナイフ(サンジュアンピエドポーで購入)②スプーンフォーク:軽くて丈夫(日本で)③ミントケースに塩:料理に味がない時。必需品!④100均一のライト:真っ暗な夜中トイレに行くとき足元を照らす(日本)⑤靴づれ用パッチ(巡礼仲間にもらう)⑥フィステラ海で拾った貝(スペイン)⑦鏡(日本)⑧日焼け止め(スペイン)⑨手、足に塗るクリーム(スペイン)⑩髪ゴム、袋を束ねたり(日本)⑪3色ボールペン(日本)⑫糸と針一本(日本)⑬爪切り:3人なので出番多し。でも重い…(パリ)⑭化膿止め軟膏(日本)⑮かゆみ止めムヒ(日本)⑯バンドエイド(日本)⑰頭痛薬(日本)⑱布テープ(日本)⑲ライター(日本)⑳ナプキン(日本)㉑デジタルカメラ電池とデジタルカメラ:写真を撮っているのでカメラは写っていないけれど(日本)㉒カメラメモリー(日本、スペイン)㉓アイフォン:しまってほとんど使わなかったけれど(日本)㉔クレデンシャル(子どもたちはスペイン、サンジュアンピエドポー巡礼事務所)㉕クレデンシャル(私は日本で日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会にて)㉖パスポート:最初はウエストバッグに入れていたが、アルベルゲで出すのでショルダーバッグに入れていた(日本)㉗近眼用メガネ(日本)㉘財布:途中から使わなくなる。防犯のためお金はポケットに分散して持った(日本)㉙海外旅行保険証書・ウエストバッグ持ち(日本)㉚トラベラーズチェック:2010年はまだ多く使われていた。ウエストバッグ持ち(日本)㉛エコバッグ:主に食料入れ(日本)㉜ショルダーバッグ:軽くて丈夫なもの(日本)㉝防水ビニール袋(日本)㉞歩きながら拾った石(スペイン)

※歯ブラシと歯磨き粉は洗面に置いてしまったのでここにはありません。

さて、みんな食べ終わりました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 アルベルゲキッチン

お皿洗いは子どもたちの仕事でした。

 

海沿い通り散歩、気持ちのアップダウン

 

それから、海沿い通りを散歩しました。

道から小さな砂浜に下りると、きれいな小石を発見しました。

しばし、石集めに熱中しました。

これ、透き通ってるよ!

Den

 

海沿いの通りに戻り、再び歩き出しました。

すると…

612フィステラ 大西洋 鳥 カミーノ

今度は、死んだ鳥を発見しました。

なんで死んじゃったんだろうね?

Chai

612 fisterra サンティアゴ巡礼 海柵12

私たちの弾んだ気持ちは急降下、なんだか沈んでしまいました。

再び歩き出すと、スーパーマーケットを発見しました。

Denは、棚にインスタントラーメンを見つけ、いっきに気持ちが急上昇、スキップをする勢いでした。

おまけに、店内で巡礼仲間のピノとバッタリ会いました。

わあ!ピノ。これ、うまいんだよ!買ったら?

Den

とスペインで食べるインスタントラーメンが、いかに美味しいかを力説していました。

それからピノと

昼間は、大西洋のビーチで海水浴

晩の7に、フェロー岬へ行き夕焼けを見る

という約束をしました。

 

 

フィステラ街の老犬

 

アルベルゲへと歩き出しました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 街中犬3

♬タッタッタッタ~

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 街中犬2

ヤッホ!、おじいちゃん犬!おばあちゃん犬かな?

Den

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 街中犬3

パン、ちぎってあげたら?

Chai

おっけ~!

Den

612 fisterra サンティアゴ巡礼 街中犬

「わしゃ要らんて。お前さんたち、いっぱい食べなさい。」と動じないおじいちゃん?、いや、おばあちゃん犬?でした。

フィステラの丘の上の階段から、静かに世の中を眺めているのでした。この街のことは、何でも知っている、というような風格がありました。

 

大西洋ビーチへピクニック

 

アルベルゲに戻ると、海水浴の支度、お弁当作りを始めました。

スーパーマーケットで買った食材を並べました。

白いご飯を鍋で炊き、カニかまぼこ、ツナ缶、きゅうりを乗せ、お醤油をかけました。

それは、ここで出来る精いっぱいの日本食でした。

 

海へ向かい、歩き出しました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 12道

リュックの中には、お弁当と水が入っていました。水着はありませんでした。

そのままでそれなりに…。

すぐ、乾くでしょ!

Kumi3

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 歩く12

フィステラの大西洋ビーチへ着きました。

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 ビーチ貝 2

こんな貝があったよ。

Den

タニシのような円錐形の巻貝や、小さな貝がチラホラと落ちていました。

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼砂浜ビーチ 大西洋 赤屋根向こういえ空海砂浜景612 fisterra サンティアゴ巡礼砂浜ビーチ 大西洋 向こういえ空海砂浜景色大西洋 空海砂浜景色612 fisterra サンティアゴ巡礼砂浜ビーチ 大西洋 空海砂浜景色

砂浜から海までぐるりと写真を撮りました。

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼砂浜ビーチ 大西洋 空海砂浜景色

天気がいいね! 昨日は曇っていたから、今日、海に来れてよかった~!

Chai

612 fisterra サンティアゴ巡礼ビーチ 大西洋 空海景色

波は「そうでしょ~!」と応えるように押し寄せては還しました。

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼ビーチ 大西洋 景色

わっ!水が冷たい!!

Kumi3

天気が良く、日差しも強くなってきたのですが、海の水はびっくりするほど冷たいのでした。

砂浜に場所を決め、首巻の布を敷き座ると

おなかへっちゃった~!

Den

と、声が上がりました。

早速、お弁当を広げました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 ツナご飯

うまっ!和食!!

Den

醤油かけ白飯、カニかまぼこ、ツナ缶…、たった、これだけで気分はお寿司でした。

 

ピノの巡礼仲間たち5,6人もビーチに到着しました。すると、

ピラルとカービとDen

海に向かって猛ダッシュをしました。

冷たさや波の高さなんて、まったくチェックせず、

いきなり海にダ~イブッ!

バッシャ~ン!

ぎゃああ~!

Den

3人は絶叫しながらも、ものすごく楽しそうでした。

すご〜い、信じらんない!

Chai

Chaiも私も、驚愕と尊敬の眼差しでした。

私は、どのみち海には入れないのでした。

薄着にしていても、ズボンの前下腹に貴重品入りの腹巻きをしていました。現金5万円とカードと3人のパスポートが入っていました。

アルベルゲには、貴重品を入れる金庫というものは無く、オスピタレラの姿も見つかりませんでした。

バックパックの底に隠して来ても大丈夫かな??と一瞬思ったものの、絶対に失くせないものは腹巻に持っているのが安心でした。

Denたちは、水の冷たさに慣れたのか、犬かきをして泳いでいました。

天気が良くても、海の水と同様に、海風も冷たく、とてもじゃないけれど、寒がりで冷え症の私には、ドボンっ!と海に入るのは さらに無理!に思えました。

 

フィステラの海は、南の島の海とは光の映り方が違いました。

日本の海に近い感じで、何となく親しみを覚えました。

青や黄色の魚がいるというよりも、アジやイワシが近くを泳いでいるようでした。

 

 

大西洋でジャ~ンプ!

 

Denは砂に埋められていました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 ビーチ砂埋め21612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 ビーチ砂埋め2

うひゃひゃ~!

Den

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 ビーチ仲間

海で泳いだ面々は、ビーチで寝っ転がり休んでいました。

しばらくしてマリアーノ兄さんが、みんなに号令をかけました。

「ハイ、みんな起きて~。写真を撮るよ!!」

みんな、ぞろぞろとマリアーノに付いて行きました。

マリアーノは足を引きずって、砂に一本の線を引きました。

それからカメラを持ち、みんなに指示を出しました。

「海をバックに走ってきて、この線に来たら、ジャンプするんだ、いいね!」

オッケー!

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋ビーチジャンプ前 仲間待ち

「みんな、5mぐらい下がって~。」

ハーイ!

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋ビーチジャンプ前 仲間

「用意はいいかい?」

うん!

「スタート!」 

みんなでダダダダ〜っ!と走りました。

砂のラインの上に来た時、

それっ!

ジャ~ンプッ! 

カシャカシャカシャ!とカメラは連写しました。

 

612 大西洋 ビーチ 巡礼仲間2 800c

イヤッホー!!

カミーノを歩き終わった気持ちが

パチリ!

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋海 雲ビーチわっはははは~!

雲が笑って見ていました。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 大西洋ビーチ 仲間それぞれ、思いおもいにのんびりと過ごしました。

 

私は、裸足で砂浜を端から端まで歩きました。海へ来ると、必ずそうするのでした。

波打ち際を歩くと、波と対話をするようで面白いのでした。

歩きながら、嬉しくて胸がフルフルしてきました。

今、大西洋の海とおしゃべりしているのだわ~!

Kumi3

歩く足の裏が、ワクワクしているのが分かりました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼砂浜ビーチ 大西洋2 空海砂浜景色 ろ

今日はいい天気!

空の青。

雲の白。

海の銀青。

風の透明。

裸足の感触。

すべて美しい、すべて心地良い、すべて完璧!

 

恐怖のトイレ

 

ふと、トイレに行きたくなりました。

公共トイレなどは、見当たりませんでした。砂浜の奥地まで来ていて、近くのバルへ行くには遠すぎました。

波打ち際から離れ、背の高い草地を探しました。周りから隠れたナイスな場所を見つけました。

しゃがみこむと

ん…? えっっ!! 何??

しゃがんだ両足の間から

ビっ⁈

ニョロニョロ〜と前に抜けて出て来ました。

ヒイィッッ〜!

Kumi3

一瞬で身体が固まってしまいました。

なんと!

ヘビをまたいで、しゃがんでしまったのでした。

お、お尻を噛まれたらどうする~!

あわあわわ〜!!!!!!

Kumi3

ヘビが通り抜ける間、冷や汗をかき歯の根が合わなくなりました。

長さ450センチあるヘビでした。ヘビも怖かったのでしょう。慌てて逃げて行きました。

あんなにトイレがしたかったのに、なんだか引っこんでしまいました。

安全な砂地へ出て、熱い砂にうつ伏せになり、しばらくへたり込んでしまいました。

危機一髪!ああ…、自分はなんて強運なのだろう…。カミサマ、ありがとう!

Kumi3

などと思ったのでした。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 われもこう

「大変だったね~。」と、雑草がなぐさめてくれました。

 

大西洋で見つけたメッセージ

 

恐ろしい目に遭った私は、ヨロヨロとみんなのところへ戻りました。するとChaiが近づいて来ました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼ビーチ 1

ママ、見て!こんなの見つけたよ!!

Chai

うへーん、今怖かったのよ!! そっちは何、なにがあったの⁉

Kumi3

Chaiに付いて行くと、そこにはこんなものがありました。

 

612 fisterra サンティアゴ巡礼 I love you 12 縦

大西洋からのシンプルで力強いメッセージ!

それは…

612 fisterra サンティアゴ巡礼 I love you横 青空

I LOVE YOU!

 

アルベルゲに戻ろう

 

夕方4になりました。

少し疲れたので、私たちはアルベルゲに戻ることにしました。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 大西洋ビーチ 12

久しぶりの海、楽しかった~!

Chai

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 海岸通123

ね!もう一日フィステラに居て良かったでしょ!

Den

昨日、Denがピノピノピノ〜と、ピノたちと海で遊びたいと騒いだので、ムシアへ行く予定を一日遅らせたのでした。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 大西洋 港

歩きながら、途中で

Denはピノやお兄さんお姉さんたちの家に行きたい!

Den

と言い出しました。ここでDenは、ピノたちが借りている一軒家のほうへ付いて行きました。

はいな。じゃ、あとでね。

Kumi3

私とChaiはアルベルゲに戻り、拾った貝を洗い、夕食のボカディージョ(サンドイッチ)を作りました。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 街1

夕方5時ごろ、Chaiと街へ買い物に出掛けました。

ディスカウントショップや服、アクセサリー屋を見て回りました。

思う存分見れるね!

Chai

ほ~んと!まだ?まだ見るの~っ?って攻撃がないものね~。

Kumi3

いつもDenは、私とChaiが服を見始めると、100万回ぐらいまだ~?」と聞いてくるのでした。

 

フェロー岬へ向かう

 

夕方7時前、ピノたちが借りている一軒家へと向かいました。

ドアを開けると、玄関で誰かがシエスタをしていました。

612 fisterra サンティアゴ巡礼 アパート仲間

「オラ~おはよ~!すぐ出掛ける支度するね~。」

中で待たせてもらいました。

7人で借りているこの家は、洗濯物や服がごっちゃごちゃに散らかっていました。

けれど、みんな好きなようにくつろいで、めちゃくちゃ楽しそうでした。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 アパート フェロー岬仲間

海風が強いかも。夜になると冷えるから、防寒着を持って行かないとね。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 教会 フェロー岬仲間

フェロー灯台まで3、4㎞ありました。みんなで歩き始めました。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー道 クロス仲間

夕方8時、まだまだ外は明るいのでした。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 公園 フェロー岬仲間

一回、滑り台に行ってくるね!

Den

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 ヤコブ フェロー岬 2p

来たぜ!ヤッコブ~!

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー道2p

ねえピノ、イゴルってオスタピレロさん知ってる?リンゴを手で二つに割るんだよ!

Den

「知ってる知ってる!今着ているこのパーカー、お前に似合うよ!ってイゴルがくれたんだ!」

ええっホント⁉ 私もデッサン用の鉛筆セット、僕より君が持っていたほうがいい、ってイゴルがくれたの。不思議な人だよね~。

Chai

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー岬 123p

 大西洋をバックにハイポーズ、

カシャッ!

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー岬山 灯台

向こうに見えるのは、フェロー灯台でした。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー道 灯台仲間

時半、フェロー岬へ到着しました。

 

スペインの果ての岩壁

 

岩場でトカゲが歓迎してくれました。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 フェロー岬 トカゲ

「ようこそ~!フェロー岬へ。夕焼けショーが始まるよ~。ケッケッケ~!」

 

岩場に出ると、靴のモニュメントがありました。

その下で火が焚かれていました。

(2010年当時は、巡礼で使った持ち物を燃やすという儀式をしていました。現在は禁止されているようです。)

炎は、いくら眺めていても飽きないのでした。しばらく、目を凝らして見ていました。

 

612 fisterra sunset 1 サンティアゴ巡礼

岸壁に座り、海を見下ろしました。

おお~っ崖っぷち、見てるほうが怖いわ。気を付けてよ!!

Kumi3

繰り返す波がダイナミックに砕けては消え、また生まれ盛り上がり、体当たりしては砕けるのでした。

大西洋のこの岩の上は「スペインの果て」なんだね!

Den

そして、あの水平線の向こうはアメリカ大陸、ニューヨークだよね!

Chai

 

大西洋に沈む夕焼けを見る巡礼終わりの儀式

 

岩場に、人々が集まってきました。カミーノの締めくくりは、大西洋の海に沈む夕焼けを見届けるということでした。それは、巡礼の終わりの儀式でした。

私たちは、夕焼けが見やすい岩場に座りました。

夕焼けショーが始まりました。

612 fisterra sunset 2 サンティアゴ巡礼

金色に光る海と太陽~。

 

612 fisterra sunset 3 サンティアゴ巡礼

Denはマンゴーの種をしゃぶりながら見ていました。

 

612 fisterra sunset 4 サンティアゴ巡礼

まぶしい~!

DenChaiは、すっかりお兄さんお姉さんの中に入りこみ、リラックスしていました。

 

612 fisterra sunset 5 サンティアゴ巡礼

一度、太陽は黒い雲に隠れました。

 

612 fisterra sunset 6 サンティアゴ巡礼

太陽は再び、海と雲のすき間に姿を現すでしょう。

待ってるよ~!

Den

612 fisterra sunset 仲間夕焼け待ち1 サンティアゴ巡礼 

私たちは1つのリンゴを投げ回してはかじり、ピーナツを分け、ワインを回し飲みしました。

612 fisterra sunset 7 サンティアゴ巡礼 3

見逃さないからね!

Kumi3

見張るように、太陽の出待ちをしていました。

612 fisterra sunset 8 サンティアゴ巡礼 1mp

太陽が隠れた今は休憩タイムでした。

このチョコビスケット、美味しいよ!

Chai

「知ってる!! 私も好きよ。 Dia スーパーのでしょ!」

しばし、おやつタイムになりました。

 さあ、夕焼けショーが再び始まるよ!

612 fisterra sunset 10 サンティアゴ巡礼 

ピカ〜 ッ!

太陽が顔を出しました。

 

612 fisterra sunset 11 サンティアゴ巡礼 

わあ!

 

612 fisterra sunset 12 サンティアゴ巡礼 

わあああ!

 

612 fisterra sunset 13 サンティアゴ巡礼 

あああ、神々しい!!

私たちは、うっとりと夕焼けに見惚れてしまいました。

すると…

「なんだ~、これぇ!」

612 fisterra sunset 14 サンティアゴ巡礼 2m

突然、マリアーノが変な声を上げました。

どうやらヤギのフンの上に座ってしまったようでした。

 

612 fisterra sunset ヤギ夕焼け待ち サンティアゴ巡礼 

「そんなの知らんメェ~!ヤギたちは、どこ吹く風でした。岩場を自由にうろついていました。

そして…

612 fisterra sunset 18 サンティアゴ巡礼 

夕焼けショーはクライマックス‼

 

612 fisterra sunset 17 サンティアゴ巡礼 

空と雲と海と太陽~!

秒刻みに表情を変えて行きました。

 

612 fisterra sunset 19 サンティアゴ巡礼 

ああ~、太陽がまた雲に隠れたよ~!

Den

612 fisterra sunset 21 サンティアゴ巡礼 

もう終わり?また会えるかな…?

Chai

612 fisterra sunset 22 サンティアゴ巡礼 

あ~太陽、行ってしまった…。ついに終わったんだね…。

Kumi3

 

612 fisterra sunset 仲間夕焼け待ち2 サンティアゴ巡礼 

何言ってるの、これからが本番よ!

 

612 fisterra sunset 24 サンティアゴ巡礼 

海の向こうへ行ってしまったと思った太陽は、再び雲の間から光を射し込んで来ました。

カービが「今、これを飲まなきゃ!」

612 fisterra sunset カンパイ 夕焼け待ち サンティアゴ巡礼 

「クレマ・デ・オルホ」というカフェオレみたいな洋酒を、紙コップに注いでくれました。

 

612 fisterra sunset 26 サンティアゴ巡礼 

また会えた!綺麗だぁ~!!

 

612 fisterra sunset 25 サンティアゴ巡礼 

あああ~、海に沈むぞ!

今だ!

612 fisterra sunset 27 サンティアゴ巡礼 

「サル~!」

「カンパ~イ!」

みんな、大声で叫びました。

クレマ・デ・オルホ酒をゴクリ、喉に流し込みました。

巡礼の終わりの儀式は無事終了しました。

Denこんな風に夕焼け、ちゃんと見たの初めて!

Den

私たち、巡礼のやること、きちんとやってるね!ああ、楽しかった~!!

Chai

 

612 fisterra sunset 38 サンティアゴ巡礼 仲間

仲間の国籍は、スペイン、日本、ドイツ、オーストラリア、カナダでした。身を寄せ夕焼けを見ながら乾杯し、ここまで歩いて来たカミーノの日々をかみしめ、讃え、歓び合いました。

 

612 fisterra sunset 28 サンティアゴ巡礼 

ぐっすん。素晴らしい夕焼けショーをありがとう。一生忘れないよ~!

Kumi3

612 fisterra sunset 30 サンティアゴ巡礼 

そして太陽は、スコン!と海に沈んでいきました。

時間は10時半になっていました。

 

疲れていることに気付く

 

みんなで岩場を離れました。

612 fisterra sunset37 サンティアゴ巡礼 灯台

少し歩いたところにある、フェロー灯台に向かいました。

いつの間にか、円窓が灯りを放っていました。みるみる辺りは暗くなっていきました。

 

612 fisterra sunset 39 サンティアゴ巡礼 灯台

フェロー灯台の光は、眩しく際立って見えました。夜の大西洋を照らしているのでした。

 

612 fisterra sunset 40 サンティアゴ巡礼 灯台帰る

帰り道、ChaiもDenも、仲間たちと一緒に嬉しい歩き方になっていました。

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 夜景夜のフィステラの街が、灯りに浮き上がって見えました。

わあ~、きれいだね~!

Chai

 

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 夜景街灯

Denもピノたちの家に泊まりたい!

Den

あしたは、ムシアまで歩くんじゃないの?アルベルゲに戻って支度して寝ないとね!

Kumi3

それもそうだ…とDenは納得しました。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 夜景アパート

ピノたち巡礼仲間と、ハグをして別れました。

私たち3人だけになり、アルベルゲに向かい歩きだすと、急に疲れていることに気付きました。

今日は大西洋のビーチで海水浴をしたあと、夕焼けショーを観にフェロー灯台まで往復7、8㎞を歩いたのでした。

アルベルゲに着くと、時間は午前0時を過ぎていました。

612 fisterra sunset サンティアゴ巡礼 民間アルベルゲ

その晩も、アルベルゲは他の宿泊者が居ませんでした。

私たちは、自分の家のようにリラックスして眠ることができました。

 

 

 

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