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カミーノを母子3人・60日間・930㎞を歩いた日々・旅ブログ

サンティアゴ巡礼・カミーノの持ち物リスト(節約派)

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カミーノ持ち物、サンティアゴ巡礼持ち物、靴下、帽子、猫
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「中学校に行けないなら、スペインをひたすら歩く旅に出てみない?」と15歳の次女と10歳の弟を連れ、スペインのサンティアゴ巡礼(カミーノ)へ行くことにしました。初日にガイドブックを失くし、スマートフォンも使えなくなるという状況に陥り、私たちはまるで中世の巡礼者のように道にある黄色い矢印だけを頼りに歩きました。かかった日数は60日、歩いた距離は930kmでした。その後長女と夫と2回ほどカミーノの一部を歩きました。
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カミーノは厳選された家財道具一式を背負って歩く

 

2、3ヶ月、リュックの中のものだけが、生活する全ての家財道具です。

カミーノに行く前に、持ち物を厳選して持って来たつもりでした。

しかし、ふたを開けてみると、かなりアルベルゲの『置いていきます貰いますコーナー』へ、置いていくことになりました。

そして、途中の街で必要にかられ手に入れたものも、かなりありました。

終わってみて思えば、未開の土地に行くわけではないので、あれこれ要る要らないの心配をして損した~、と感じたぐらいでした。

カミーノ 荷物 ショルダーバッグ、バックパック

私は大きなバックパックを背負い、ショルダーバックを斜め掛けにして歩くスタイルでした。

さらに服の下のお腹に、薄いウエストバックを付け、現金、カードなどの貴重品を入れていました。

歩き出したのが4月、途中から連日の猛烈な暑さとなり、持ってきた防寒タイツや長ズボンなど、宿(アルベルゲ)に置いてきました。ところが、5月のはじめ、スペインでも異常気象と驚かれるような大雪を経験し、持っている全部の服を重ね着するようでした。

仕方なく、ズボンを買い足す人も居ました。

最終的に残った荷物を紹介します。

 

カミーノのショルダーバッグの中

 

サンティアゴ巡礼、カミーノ持ち物、節約編

①ナイフ:バックパックを預けず、機内持ち込みの手荷物にしたので、日本から持ってこれず。(フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーで購入)

②スプーンフォーク:プラスチック製、軽くて丈夫で便利!(日本で入手)

③ミントケースに塩:料理に味がない時。きゅうりやレタスを道で食べる時。野菜不足対策の必需品!(スペインで入手)

④100円均一のライト:真っ暗な夜中、トイレに行くとき足元を照らす用。小さく軽くて良い。(日本)

⑤靴づれ用パッチ巡礼仲間にもらう。(スペイン)

⑥フィステラの海岸で拾った貝:沢山拾ったが結局持っていくのは一枚だった。(スペイン)

⑦鏡:ほとんど見る間がなかったけれど…。(日本)

⑧日焼け止め:雑貨屋、スーパーで手に入る。(スペイン)

⑨手、足に塗るクリーム:毎朝、靴下をはく前に足をクリームでマッサージしていたため、随時買っていた。(スペイン)

⑩黒髪ゴム:髪を束ねたり、袋を閉じたり。(日本)

⑪3色ボールペン:ペンを一本失くすと、手に入れるのがちょっと面倒なので、失くさないように心掛けていた。(日本)

⑫糸と針一本:ズボンの縫い目がほどけたのを縫った、足のマメの水ぶくれを潰した。(日本)

⑬爪切り:私たちは3人なので出番多し、でも重い…。パリのTGV電車待ちの時、モンパルナス駅の売店で子どもの爪がすごく伸びていたので購入。(パリ)

⑭化膿止め軟膏:藪の道など歩いて擦れた傷、足のマメを潰した後などに。(日本)

⑮かゆみ止め軟膏:日暮れ時は涼しくて気持ちよいが、蚊も出てくる。(日本)

⑯ばんそうこう:一箱持って行ったが、そんなには要らないと途中で3分の2ぐらい置いてきた。(日本)

⑰頭痛薬:最初のころ、娘が頭痛で使う。(日本)

⑱布テープ:膝の痛みが出た時、膝関節周りに貼った。(日本)

⑲ライター:アルベルゲにろうそくがあった時に火を点けた。(日本)

⑳ナプキン:女子!(日本)

㉑デジタルカメラ電池とデジタルカメラ:写真を撮っているのでデジタルカメラは写っていないけれど、防水で落としても頑丈なタイプ。(日本)

㉒カメラメモリー:XDカード、日本で持って行ったが足りず、スペインの自動販売機でゲット!(日本、スペイン)

㉓スマートフォン:巡礼に行く一週間前にガラケーからスマホに変えたので、ネットのつなぎ方など使い方がわからず、真夜中にアラームが鳴るなどして動揺し、ほとんど使わなかった。(日本)

㉔クレデンシャル:子どもはフランス、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー巡礼事務所で手にする。(フランス)

㉕クレデンシャル:母は日本で日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会 で手にする。(日本)

㉖パスポート:最初はウエストバッグに入れていたのが、アルベルゲのチェックインの時に出すので、終いにはショルダーバッグに入れていた、本当はお腹の腹巻バッグに入れて持つのが正解…。(もちろん日本)

㉗近眼用メガネ:街に入った時、アルベルゲの看板を見落とさないようにかけた。(日本)

㉘財布:途中から、防犯チェックをしてもらってから、使わなくなる、お金はポケットに分散して持った。(日本)

㉙海外旅行保険証書:ウエストバッグ持ち。(日本)

㉚トラベラーズチェック2010年ごろは、まだ使われていた・ウエストバッグ持ち。(日本)

㉛エコバッグ:主に食料を入れて歩くのに便利。(日本)

㉜ショルダーバッグ:軽くて丈夫なもの。(日本)

㉝防水ビニール袋:書類や電化製品などを入れていた。(日本)

㉞歩きながら拾った石:道、川、大西洋で。(スペイン)

 

 

カミーノのバックパックの中

 

カミーノ持ち物 バックパック ホタテ貝 ひょうたん

①バックパック:これは大きさは40リットルぐらい。長時間、背負うことに適していないのですが、紐がたくさんついた普通のバックパックがイヤだったので…。防水性とシンプルな袋みたいなデザインが良くて買ってしまった。まあ、特に巡礼に不都合はなかったのと、帰国後タウンユースに使えた。(日本)

②ホタテ貝:サン・ジャン・ピエ・ド・ポー巡礼事務所でもらう。(フランス)

③ひょうたん:途中の雑貨屋で購入、自動販売機でも売っていた!(スペイン)

 

 

①下着はブラトップとショーツ3組:ショーツは黒がナイス!仕方なくベッドのパイプに干す事もあり、汚れが目立たないように(日本)

②Tシャツ:速乾性、自転車用のものは丈夫でナイス、背中にポケットあり。(日本)

③長そで:速乾性が便利(日本)

④速乾性Tシャツ:速乾性が便利(日本)

⑤長そでシャツ:重ね着したり、羽織ったりして活用(日本)

 

 

カミーノ持ち物 下着、Tシャツ、上着、ズボン

①コール天のジャケット:なぜかカミーノ2日目のロンセスバージェスの『置いて行きます・貰いますコーナー』で拾ってきてしまった。途中、重さに何度も置いて行こうかと悩んだが、最後まで持つことに。現在、日本で着ている…。(スペイン)

②ナイロンパーカー:ポケットがチャックで使いやすい。パンプローナのZARAで購入(スペイン)

③室内用ズボン:必ずポケットがチャックのもの。財布代わりに現金を入れるため。歩き終えシャワーを浴びたあと街の探索の時にはいた。そのまま寝るなど室内用普段着ズボン(日本)

④短パン:アルベルゲ猛暑の時や川遊びに。(日本)

⑤フェイスタオル:日本手ぬぐい一枚のみでもOK(日本)

⑥ハンドタオル:手を拭いたり、泥を払ったり、あれこれ便利(日本)

⑦外歩き用ズボン:カミーノを歩くためのズボン。バトルスーツと呼んでいた。ポケットはチャックが付いているもの。小銭やお札を入れて財布代わりにするため。(日本)

⑧薄手のオーバーパンツ:雨や雪で寒い時は、全部のズボンをはく。また、ここにはないが置いてきてしまった防寒タイツもあった(日本)

⑨寝袋:羽毛で軽くてコンパクトで大正解。2万4千円!! しかしアルベルゲの費用が掛からないのでお金かけて良いところ(日本)

⑩首巻き:途中の街のトルコ人雑貨屋で購入、寒い時に肩に巻くなどできて便利(スペイン)

 

 

カミーノ持ち物、サンティアゴ巡礼持ち物、靴下、帽子、猫

①ヘアバンド:ブルゴスの街で耳が寒いので購入。(スペイン)

②帽子:陽射しが強いので、つばがある帽子はナイス。(スペイン)

③毛糸キャップ:アルベルゲで朝の寝起きボサボサの頭隠しに重宝。(日本)

④手袋:暑くていらないと思ったが、雪が降るなど予想外の寒い日があるので。(日本)

⑤短いレッグウォーマー:寒い日は、ズボンと靴下の隙間が冷え、これがあってよかった。シャワーを浴びたあと、ゴム草履がはけて便利(日本)

⑥靴下:黒い靴下、汚れが目立たない。(日本)

⑦靴下:穴が開いたものは捨てて、スーパーマーケットで購入。(スペイン)

⑧靴下:本当は全部で5足持って来たが、途中で2足置いてきた。(日本)

⑨猫メノルカ島、ホセ家のねこ(スペイン)

 

 

カミーノ持ち物 スマホ、カメラ充電コード 歯ブラシ

①お腹のウエストバッグ:現金、カード2枚、トラベラーズチェック、海外旅行保険証書。これらはリュックでなくウエストバッグに入れて、下腹のズボンの中に着け、シャワーの時も水に濡れないようにビニール袋に入れて持ち、寝るときは寝袋の中に持って入れていた(日本)

②スマートフォン充電コード:週に一回家に数分電話するのみだったので、ほとんど使わず(日本)

③単3電池充電器:Chaiのデジタルカメラが電池だったため(日本)

④デジタルカメラ電池充電器:アルベルゲに着くとまずはコンセントを探した。(日本)

⑤コード入れ袋:(日本)

⑥細々したものを入れる袋:(日本)

⑦地球の歩き方:これはリュックの奥に入れていた。巡礼の後、バルセロナ、メノルカ島に行くときに役立ったが本は重い…。(日本)

⑧サンティアゴ巡礼ガイドブック:初日、パリの空港で失くしたが、途中、著者にバッタリ会い直接アドバイスをもらい、最終日、同じものを巡礼仲間に貰って手元に戻った。(日本)

⑨漢字ドリル:小5男子(日本)

⑩計算ドリル:小5男子(日本)

⑪旅日誌1:母。何があっても毎日書きました。(日本)

⑫旅日誌2:母。一冊目が書くところが無くなったので『置いて行きます・貰いますコーナー』でゲットした。(日本)

⑬タッパー:サラミやチーズの持ち歩きに便利。(日本)

⑭日焼け止め:必需品!2回出てますね(-_-;)(スペイン)

⑮シャンプー:シャンプー1つで洗髪、身体洗い、洗濯までも済ませていた万能で便利。(スペイン)

⑯歯ブラシ:歯磨きチューブは重いので、ビニール袋の角に必要量絞って持って歩いた。(日本)

⑰マジックペン:共同の冷蔵庫など、名前を書いて入れておくことにした。食べられてしまったので…。(スペイン)

⑱雨具ポンチョ・カッパ:アウトドアの良いものを使いたかったがけっこう重いので、そんなに雨も降らないだろうと見くびっていた。まさか雪が降るとは…。しかし100円均一のポンチョの軽さは助かった。(日本)

⑲カッパ袋:厚めのビニール袋。(日本)

⑳洗濯ひもと洗濯ばさみ:どこにも干す場所が無い時、(日本)

㉑コップ:すぐ凹む薄いアルミ製、軽いからオッケー。(スペイン)

㉒リュックの外に付けるバッグ:おやつなど食料入れ(日本)

 

カミーノ、猫、クロックス サンティアゴ巡礼持ち物

クロックス:シャワーの時や外歩きに必要(スペイン)

 

 

カミーノの靴選び

 

子どもたちは、迷わずいつも履いている靴にしました。スペインで靴ずれや、マメで歩けなくなることが心配でした。

 

三人の靴

右がDen (弟)、真ん中がChai(お姉ちゃん)、左が私 Kumi3の靴です。

私も子どもたち同様で良いかな…と思いました。家にあった山用の靴は、履き慣れておらず、皮が硬く靴ずれしそうでした。

しかし、子どもはいいとして、私はすれ違う何人もの巡礼者に

「なんで、アンタそんな靴?」と聞かれるようでした。

いつも履いていたので、歩きやすいということは良かったのですが、私の背中のバックパックは3人分の食料と水などを持っていたので、ことさら重いのでした。靴底が土や石に擦れて摩耗し、底にぽっかり穴が開いてしまいました。(しかし、このアディダスのスニーカーのおかげで、おばあちゃんの家に招かれるハプニングあり)

 

カミーノに適した靴、靴選び サンティアゴ巡礼の靴

結果、奇跡的に別の靴を手に入れることになりました。

他の巡礼者たちは、がっちりした山靴の人もいれば、かかと付きの皮サンダルの人もいました。これといった決まりはありませんがカミーノでは、街も山も歩ける丈夫な靴が正解だと思います。

 

 おまけの品々: カミーノで拾った森のエビフライ

 

カミーノ持ち物 缶、松ぼっくり、森のエビフライ 

おまけです。右は缶の絵が素敵で『置いてきます貰いますコーナー』から持ってきてしまいました。ニワトリの生き返った伝説の街のあたりです。

真ん中は、バルセロナで買ったグラスです。

左端の2つは、カミーノの途中で子どもたちが

「森のエビフライだ!」と巡礼を中断し、10本どころか20本ぐらいかき集めていました。これは、松ぼっくりの芯です。リスが周りのカサを全て食べ尽くした後の食べカスなのでした。

私は「森のエビフライ」という言葉が面白くて

うまいこと言うね!

と感激し、なんだか捨てがたく、荷物が重いという中、2本だけ持っていくことにしました。

 

 

カミーノでもらったホタテリュック サンティアゴ巡礼持ち物

ハンモックと犬と芝生と音楽のアルベルゲ、ビラメンテ・デ・カンポスのバルのマスターにもらったホタテリュックです。卓球を8時間もやった宿でした。

オマケのこれらは、バックパックが重くなったとしても、

置いてくることのできない思い出の品々でした。

 

 

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